万年赤字の主婦が年116万円貯められるようになった方法11、全部見せます!

2019/10/20

ポイントを貯めたり、家計簿をつけたり、お金を貯めるために頑張っているのに、なぜかなかなか貯まらない……。その原因は何なのでしょうか。一生懸命やりくりしても貯まらない「ざんねんな家計」から脱出し、「貯まる家計」へと生まれ変わったママの“脱ざんねん家計物語”から、貯まる人になるためのヒントを探ります。

<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Sさん(新潟県 40歳)
中3、中1の男子、小4の女子と夫の5人+猫2匹で暮らす。結婚15年目。住まいは4LDKの持ち家一戸建て。週2回、保育園でパート。自由な時間ができたら行きたい場所はスーパー銭湯か夫とデートかママ友と飲み会

=MONEY DATA=
夫月収(手取り) 30万円
妻月収(手取り) 3万5000円
夫ボーナス(年間・手取り) 124万円
世帯年収(手取り) 約527万円
先取り貯蓄 月2万円
児童手当を全額貯蓄 月3万5000円
ボーナス時貯蓄 50万円
年貯蓄額 116万円

お金に向き合ったら、自分のざんねんが見えてきた

3人目の子が小学校に上がるころ、「家族との時間をもっと増やしたい」と退職。「収入は減るけど、保育料もないし、パートとやりくりを頑張ろうと。が、長男が事故に遭い、リハビリやつき添いで手いっぱいに。家のローンや、児童手当しか貯めていない教育費が気がかりでした」。気持ちは焦るも、赤字を見るのが怖くてカードに頼ってばかり。

「なんだかんだ、出費をちゃんと見ていなかったのがムダの元凶。覚悟を決めて家計簿をつけたら、使いすぎだらけで……。痛かったけれどそこで本当に必要な出費を考えられ、直す部分も見えました」。すぐに行動を変え、現金管理に徹するなどして、家計を改善。長男の塾代が増えても先取りでき、貯蓄はなんと年116万円になりました。

▼お金のヒストリー

04年 結婚。幼稚園教諭として週5日、フルタイムで働く。貯蓄額は不明……
05年 長男出産。産休・育休を取り復帰。貯蓄は児童手当18万円のみ
07年 二男出産。産休・育休を取り復帰。貯蓄は児童手当36万円のみ
10年 長女出産。産休・育休を取り復帰。貯蓄は児童手当48万円のみ
14年 家建て替え・妻、退職し年収(手取り)240万円ダウン・長男が交通事故に遭う・赤字になる
17年 夫に赤字を打ち明ける・お金の使い方を直視する・ライフプランを書く・家計を見直す
18年 保険を見直す・パート開始
19年 ムダな使いすぎがなくなり、貯蓄が年116万円に

最初にしたこと

現状を把握すべく、今月使ったお金を書き出すことを決意。「途中で赤字になると、もうヤダ!と投げ出したくなりましたが、気持ちを奮い起こして記入。想像以上に食費と日用品費に使っていて、〝生きていくだけでこんなにかかる〞とがく然……。お金の使い方をいちから見直すきっかけに」

次にしたこと

1人で考えることに限界を感じ、夫に相談。「赤字を告白するのは勇気がいりましたが、夫は何も言わず、一緒にライフプランを書いてくれて。教育費を貯める時間がない現実を共有でき、新車の購入は見送ることに。夫の協力が心強く、優先順位もハッキリ。打ち明けてよかった!」

私はここが“ざんねん” だった……

現実逃避

・何にいくら使っているのかわからない
・カード払いに追われ、先取り貯蓄をくずしている
・電子マネーのオートチャージで、お金はあると錯覚

予算を決めていても、実際に使うお金はカードやオートチャージで底なし沼。「節約を頑張っても、〝あといくら使えるか〞を見なければ赤字になるのも当然。やりくりは残金が見えるようにしなくてはダメだとわかりました」

損したくない

・送料無料になるまで買い物する
・ポイントや「値下げシール」、
・「まとめて買うと割安」に弱い

安い=買わなきゃ損!と錯覚。「ポイント5倍デーにむりに買い物したり、さして必要のないお茶を割安だからと定期購入したり。お得に負けるとムダな出費になると気づき、安さより本当に必要かどうかを考えるようにしました」

主婦はこうあるべき

・子ども服や学用品をムダにストック
・鶏胸肉ともやし中心の節約ごはんの連続に自分も家族もしょぼーん……
・無理な金額設定の先取り貯蓄を結局使ってしまっている

仕事を辞め、主婦業をちゃんとしようと思う気持ちがから回り。「やりくりを焦って無理な節約に走ったり、子どものためならと何でも買ったり。イメージだけで、実際は何も出費を管理できていなかった自分を猛省しました……」

⇒その結果、脱ざんねん家計に成功!

<今の家計表>
月収(手取り) 夫30万円/妻3万6000円
児童手当 3万5000円
先取り貯蓄 2万円
固定費 19万3000円
 住居費 10万円
 水道・光熱費 2万1000円
 通信費 1万2000円
 子ども費 5万7000円
(中3息子の塾代3万2000円、学校費1万7000円、習い事代8000円)
 保険料 0円※年払いで年20万円(生命保険)
 子ども保険料 3000円
やりくり費 12万3000円
 ガソリン・車費 1万円
 食費 6万3000円
 日用品費 5000円
 外食・レジャー費(ほぼ小遣い、またはボーナスから捻出)
 夫小遣い 3万5000円
 妻小遣い 5000円
予備費 5000円

ボーナス124万円の使いみちは、保険20万円、貯蓄50万円、夫小遣い10万円×2、旅費などお楽しみ20万円、残りは米代など家計費へ。

脱ざんねんのためにしたこと11

自分のざんねんに気づいたしほさんは、早速、行動開始!お金の使い方、やりくりの方法を1つずつ見直しました。

1:子ども服は予算を伝え、本人に選ばせる

セールで買っても、本人が着なければたんすの肥やしに。「中学生は制服があり、私服は少しでいい。予算内で好きな服を選ばせればヘビロテしてくれ、コスパよし」

2:習い事はいちばんやりたいものだけ本人に決めさせる

習いたいと言われるとついOKしちゃうから、新しく始めたいなら今の習い事はやめるルールに。「本人も真剣に考えて選ぶから身になる。月謝も増えず一石二鳥」

3:「食べ物」と 「たりなくなった物」 以外は、買わない

何でも「必要」と思えば出費してしまうから、自分なりにルールを設定。「基本、食べる物さえあればいい。余分なストックやほかで代用できる物は買いません」

4:ポイントと使わずに残るお金。本当に必要なのはお金

お得に弱いので、買い物は誘惑との戦い。「ポイントがいくらたまっても、買えばお金は減る。〝本当のお得は貯蓄の残高が殖えること〞と繰り返し念じます(笑)」

5:やりくりは財布にあるお金だけ

給料日に固定費と貯蓄を仕分けし残りを財布に。「あといくらあるかがパッと見てわかるので、ペースを守って使えます。必要な物を吟味して買うのが習慣に」

6:電子マネーのオートチャージをはずす

前は〝オートチャージ=無制限のお金〞と勘違いし、遠いスーパーに車で買い出し。「近所の店でたりない物だけ買うようにしたら買いすぎが減。ガソリン代も浮いた♪」

7:外食したい欲には「好物ガチ盛り」

食べ盛り3人としょっちゅう外食するのは自粛。「夕飯はから揚げや照り焼きなど好物を中心に大盛りに。家の食事を楽しみにすれば、子どもは満足しますよ」

8:高い塾代をムダにしないため「勉強する空気」を作る

反抗期の子に〝勉強しなさい〞は逆効果。「夜9時になったらテレビを消し、食卓で自分も何かしら作業。一緒にどう?と声をかけたら、机に向かうのが習慣に」

9:クーポンは、数日ねかす

外食は本当に行きたい店だけに厳選。「気になるお店のクーポンは数日キープしてワクワク度をチェック。楽しみな気持ちが消えたら、むりには行きません」

10:小さな幸せを書き留める

うれしかったひと言は、手帳にメモ。「落ち込んだときに読むと励まされ、心が潤う。また頑張ろう!と思えるから、何かを買って埋め合わせすることがなくなりました」

11:通販は1週間考えて買うルールに

ネット通販は、誘惑の宝庫。「どんなに欲しくても1週間はカートに入れ、今ある現金を減らしてでも欲しいかを検討。多くはその場の欲なので〝削除〞できます」

教育費は気になるけれど、あえて仕事は増やさず、今は子どもたちのサポートを優先。「ちょっとしたことで不登校になるなど、むずかしい年ころ。しっかり支えてここを乗り越えたほうが、結果的に私が安心して全力で働ける日が来るのも早くなると思っています」

参照:『サンキュ!』11月号「ざんねんな家計のなおしかた」より。掲載している情報は19年9月現在のものです。

撮影/林ひろし 取材・文/大上ミカ 編集/サンキュ!編集部

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