万年貯蓄ゼロ→年100万貯蓄達成【家計再生ヒストリー】
2022/04/22
貯蓄ゼロで万年赤字家計だったPさん(37歳)。貯蓄が倍々ゲームのように増えたきっかけは?方法は? やりくり上手に生まれ変わるまでの6年間を追いました! 家計管理の知識ゼロ時代からマイホーム購入の道のりをご紹介します。
<教えてくれた人>
Pさん(三重県 37歳)
夫(33歳)、長女(9歳)、二女(7歳)の4人家族。家計を整えた経験を生かし、やりくりテクをブログやSNSなどで発信中。
■愛読書
『週40時間の自由をつくる超時間術』(メンタリストDaiGo/実務教育出版)
「慌てない、焦らない、予定を立てる」が、家計管理には重要と気づかせてくれた本です。
年100万貯蓄達成●TOTAL MONEY DATA◎
夫月収(手取り) 23万円
妻月収(手取り) 12万円~
夫年収(手取り) 276万円
妻年収(手取り) 200万円
月貯蓄額 5万~10万円
年貯蓄額 100万円
総貯蓄額 210万円
※2019年当時
Pさんの貯蓄倍年表
貯蓄0円×家計管理の知識ゼロ時代から、長年の夢"マイホーム購入"までの歴史を公開!
■■危機管理ゼロ期
12年 結婚&長女出産
【総貯蓄額】0円
「万年貯蓄0円夫婦」爆誕 家計は赤字
買い物&外食大好き、給料は使い切るのが当たり前。でも「いつか、家を買うぞ」と超のんき。
■■お先真っ暗期
13年
【総貯蓄額】0円 1カ月の家計表BEFORE
ライフプランで現実を直視。「このままじゃ、一生家は買えない!?」
長女の学資保険の相談中、FPにライフプランを作成してもらったら、20年先まで貯蓄ができない恐怖の表が完成。雷に打たれたような感覚に。
14年 二女出産
【総貯蓄額】500円
貯まらない原因は"特別出費"と気づく→500円でも貯めると決意
本気で家計に向き合い、給料を使い切らないよう500円だけでも死守。これが、人生初の貯蓄となる。
15年 夫、失業
【総貯蓄額】6000円
妻、新聞配達とパートをかけ持ちして家計を支える→マイホーム計画、白紙
少しずつ貯められるようになったが、夫が給料を上げるために激務な部署に異動したことで体調をくずす。
■■家計管理大改革期
16年 夫、仕事再開
【総貯蓄額】10万円
多忙すぎて体も心も限界になり、家計管理を"超シンプル"にする。
妻は、家事、育児、仕事に追われて疲労困憊。家計管理や家の中の手間をとことん省こうと、一念発起。
17年
【総貯蓄額】70万円
妻、パート時間を増やすゆとりができる→マイホーム計画、再開
効率よく日々の仕事を回せるようになり、体と心が回復。パート時間を増やし、収入も安定。
■■希望の光期
18年 貯蓄2倍に!
【総貯蓄額】140万円
夫婦の"夢"が、日々のモチベーションに。二人三脚で貯蓄ペースが加速!
「どんな家に住みたいか」「どんな暮らしをしたいか」を語り合う時間が、前を向き続ける力の源になる。
■■夢、達成期
19年 マイホーム購入
【総貯蓄額】210万円
夫婦の長年の夢を達成。次の目標に向かって走りだす!
頭金120万円でマイホームを購入。妻が家に居ながら収入を増やせるよう、在宅ワークの勉強を始める。
【2013→2019】Pさんの1カ月の家計表を比較!
6年間でこう変わった!
収入を上げただけではなく、支出のムダを減らして貯蓄を倍(以上)にしました!
月貯蓄0期●2013年
<収入>
夫月収(手取り) 18万円
妻月収(手取り) 1万円
月貯蓄 0円
<支出>
たりない支出、税金の支払い、突発的な出費は児童手当で乗り切っていました……(涙)
住居費 5万2500円
水道・光熱費 3万5000円
当時、プロパンガスの料金が激高だったため
保険料 1万8500円
学資保険 1万円、夫の生命医療保険 8400円
通信費 2万5000円
スマホ 2台分2万円、インターネットのプロバイダー料金 5000円
車関連費 8000円
子ども関連費 1万円
食費 2万円
日用品費 1万円
外食費 3000円
医療費 3000円
夫小遣い 5000円
妻小遣い 0円
月貯蓄5~10万期●2019年
<収入>
夫月収(手取り) 23万円
妻月収(手取り) 12万円~
月貯蓄 5万~10万円
<支出>
住居費 8万5000円
水道・光熱費 2万3000円
保険料 3万7000円
学資保険 2万8600円、夫の生命医療保険8400円
通信費 1万7000円
格安スマホ2台分 7000円、インターネットのプロバイダー料金6400円、動画配信などのサブスク3600円
車関連費 1万円
子ども関連費 1万5000円
食費 3万5000円
日用品費 1万円
外食費 5000円
医療費 3000円
夫小遣い 1万5000円
妻小遣い 5000円
特別出費用積み立て 4万円
【やったこと】カレンダーに「今日使った額」を書き込み、「今月あといくら使えるか」をひと目で確認
やりくり費の予算管理は、「どこで何を買ったか」より「あといくら使えるか」の把握が大切。例えば食費は週予算で管理しているので、冷蔵庫に貼ったカレンダーに"今日使った合計額"を記入し、予算の残金がすぐにわかるようにしました。
参照:『サンキュ!』2022年5月号「こんな今こそ貯蓄倍増!大作戦」より。掲載している情報は2022年3月現在のものです。撮影/上原朋也 構成・文/出下真紀 編集/サンキュ!編集部