プロに聞いた!シンプルなのに着こなしが素敵な人になる9つのQ&A
2021/09/01
おしゃれな40代代表の林さんに、シンプルなクローゼットのつくり方と、自分に似合う大人の着こなしを実現するための方法を聞きました。40代になったらいらない服と新たに取り入れるべき服とは?
<教えてくれた人>
林智子さん(43歳)
クローゼットオーガナイザー、ライフオーガナイザー認定講師。SMART STORAGE!所属。中2の女の子のママ。「アパレル販売員時代は、1000着以上の服を持つ、片づけられない女でした」。
Q1 自分に似合う服を見つける方法は?
A 試着するとき、色違いやサイズ違いも試してみましょう。
今着ている服が、どうもしっくりこない人は、買い方にひと工夫を。ふだん手に取らない色やサイズ違いのバリエーションを試着してみることで、自分では気づいていなかった、似合う色や形が見つかる可能性が!
Q2 なんだか着こなしがあか抜けない。どうしたらおしゃれになれる?
A ド定番のアイテムこそ、毎年買い替えましょう。
Tシャツやデニムなどのド定番アイテムにも"賞味期限"はあるのです。ベーシックな服こそ、その時々のトレンドの色や形があるので、毎年更新していくべき。アイテムとしては去年と同じでも、着こなしはグッと新鮮に。
Q3 もったいなくて捨てられない。踏ん切りをつける方法は?
A 「着られる」ではなく「着たいか」を基準にしましょう。
まだ着られるから取ってあるけれど、何年もそでを通していない"たんすの肥やし"はスペースのムダづかい。今の自分が「本当に着たい物」以外は処分するべきです。クローゼットから一度出してみて、なくても困らないとわかれば、踏ん切りをつけやすいはず。
紙袋に入れてクローゼットの外に出してみて。
Q4 40代になったらいらない服と新たに取り入れるべき服は?
A ドカジュアルより少しキレイめが活躍します。
年を重ねると、似合う服は変わっていきます。40代になっても昔と同じ服を着ていると、イタい人に見えることも。カジュアルから、少しキレイめで体のラインを拾わない服にシフトしていくと◎。
林さんが40代になってスイッチした服
Tシャツ選びには特に慎重になりましょう
40代に似合うTシャツは、少しデザイン性の高い物。体操着風のシンプルなタイプではなく、そでがドルマンスリーブになっていたり、綿でも光沢のある素材が◎。首もとは、リブがないすっきりしたデザインや、ボートネックを選んで。
「スムースコットンドルマンスリーブTシャツ(7分袖)」(ホワイト)¥1,500/ユニクロ そのほか林さん私物
Q5 シンプルな服を着ると老けて見えるんです
A 髪の手入れをするだけで若い印象になります。
服がシンプルだと地味に見えたり手抜きに見えてしまう人は、髪の手入れに注力を。林さんは、白髪も気になるので1カ月半に一度は美容院に通っているそう。思い立ってすぐに行ける近所の美容院が行きつけ。
Q6 クローゼットを見直すタイミングはいつがベスト?
A シーズン終わりに着なかった服を手放しましょう。
例えばひと夏、一度も着ることがなかった夏物は、次の季節に変わるタイミングで処分を。クローゼットのスペースが空いた分、また来年新しい夏物を買うことにすれば、手放すことも楽しみになるはず。
Q7 毎朝コーディネートに悩んでしまいます
A 買うときに3コーデ以上組めるか考えておきましょう。
買ってしまったあとに、組み合わせられる手持ち服がないことに気づいては後の祭り。料理の献立を考えるのと同じように、「今ある物とどう組み合わせるか」をちゃんとイメージして買うことを習慣づけましょう。
Q8 同じ服を着ていても印象を変えるテクニックは?
A 小物の合わせ方でコーディネートはガラッと変わります。
コーデを料理に例えるなら、小物はスパイス。カレー粉やハーブなどをたすと料理の味が激変するように、小物はとても大事。キレイ系やカジュアル系など、いくつかテイストの違うグループをつくっておくと便利です。
キレイ系
きゃしゃなデザインのゴールド系やパールのアクセサリーは仕事にも◎。
カジュアル系
夏場おすすめなのがターコイズやビーズ、シルバー系のアイテム。
Q9 服はおしゃれなはずなのに私が着るとやぼったいのはなぜ?
A 全身を鏡に映して、襟、そで、すそを調整しましょう。
服はただ着るだけで終わりではありません。料理が盛りつけによっていっそうおいしく感じるのと同じように、着たあとの調整が肝心。襟を抜く、ボタンを開ける、そでをまくる、すそをインする……など、バランスを取ってみて。
商品の問い合わせ先/ユニクロTEL0120・170・296 ※商品価格はすべて税込みです。
参照:『サンキュ!』2021年9月号「クローゼットがシンプルな人ほど素敵に年を重ねられる」より。掲載している情報は2021年7月現在のものです。撮影/林ひろし 構成・文/杉澤美幸 編集/サンキュ!編集部