暑さが残る夏の終わり、いつまで夏物でいつから秋物を始めたらよいのか服選びにむずかしさを感じる人も多いですよね。今回は、まだ夏服?「季節感ズレてる人」に見られないための着回し術を、パーソナルスタイリストのemilyさんに教えてもらいました。

1.「季節の印象を変えるトップス選び」
1つ目は、「季節の印象を変えるトップス選び」。暦のうえでは秋が近づいていても、正直体感はまだまだ夏。できるだけ涼しさを優先したいと夏物のトップスに頼りたい。ところが、Tシャツはそろそろ見飽きてしまったなんてことも。
おすすめは、半袖や五分袖など、夏の暑さに耐えられるデザインのなかでも、ボリュームが出るアイテムを取り入れてみること。たとえば、同じ綿素材でもTシャツよりは張りのあるシャツを選ぶことで、上半身が立体的になるため、秋の季節への一歩となるスタイリングが完成します。
2.「機能だけでなくおしゃれも楽しむ」
2つ目は、「機能だけでなくおしゃれも楽しむ」。夏の間でも、場合によっては空調が効きすぎて肌寒さを感じたり、また日焼け防止にと、長袖の羽織ものを持ち歩いている人も多いのではないでしょうか。ところが、ただ羽織ることだけを目的に購入したため、おしゃれを楽しめていないという声も。
おすすめは、ちゃんとおしゃれを楽しめるアイテム選びをすること。たとえば、トレンドを取り入れたシアー素材や、クロップド丈のカーディガンを選ぶなど、防寒や日焼け対策ができればOKにしないこと。とくにカーディガンは、タイトすぎるデザインでは、羽織ったときにおば見えしてしまうこともあるため、スタイルアップを叶えられるものを探しましょう。
3.「秋色を意識する」
3つ目は、「秋色を意識する」。夏の終わりごろ、秋を意識したいけれど実際は快適にすごしたいため、さすがにまだ秋物には手が出ない、そんな季節の変わり目の服選びは悩みますよね。
おすすめは、色から秋を意識したアイテム選びをすること。たとえば、アイテム自体は夏に取り入れているものでも、ほんのり秋に向けた重みのある色の組み合わせでコーディネートをつくってみることで、暑さが残る季節の変わり目でも、夏に取り残された印象はなくなります。
季節の境を区切りすぎない
季節の変わり目は、いったい何を着たら正解なのか服選びに悩んでしまうと思いますが、一番大切なのは自分が心地よくすごせるかどうかです。無理に季節の服を先取りするよりも、少しずつ次の季節を意識したスタイリングを考えてみることで、心地よさも季節感もどちらも大切にできますよ。
■執筆/emily…1万5千人以上の接客経験を生かして「今の自分を好きになれる」着こなしや服選びの方法を発信するパーソナルスタイリスト。
編集/サンキュ!編集部