焼き魚の

食欲の秋はカロリーが高そうなものばかり…でも食べたい、太りにくい食べ方をレクチャー!

2020/09/17

暑さがひと段落すると、今まで影を潜めていた“食欲”がムクムクと湧き上がってきます。

「気候もそうだけど、秋っておいしい食べ物が多いんだもん!」本当にそうですよね。つい食べすぎてしまうというのも分かります。ですが、この秋のおいしい食べ物は脂がのった魚やほっくりクリーミーで甘みのある野菜だったり、なかなかの強者ぞろい。好きなように食べていたらあっという間に太ってしまいそう……。

そこで今回は、ビューティーフードアドバイザーの高木沙織さんに秋の味覚の太りにくい食べ方を教えてもらいました。

ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを...

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脂ののり具合が最高なサンマ

秋刀魚塩焼き
taa22/gettyimages

9~11月とまさに今、旬を迎えているのがさんま。

薬膳の世界では、疲労回復や精力をつける、胃の働きを高めて食欲を増進させるなど夏バテで疲れた身体を回復させるのにピッタリな食材だと言われています。目や皮膚の粘膜を健康に保つビタミンAや貧血を予防するビタミンB12の豊富さも女性にはうれしいところでしょう。

そんなさんまなのですが、脂質を多く含みカロリーも低いとは言えません。ヘルシーに食べるのなら網焼きで脂を落とし、味つけは塩のみで整えるのがオススメです。醤油をおとして食べてもおいしいのですが、濃い味つけが食欲を増進させます。

あとは、大根おろしといっしょに食べるのもよいでしょう。消化酵素が豊富で消化を促進してくれるほか、胃もたれの改善にも〇。ただし、この酵素は加熱や酸化に弱いので食べる直前にすりおろして非加熱で摂ることがポイントになります。

甘くてほっくり、いも・栗・かぼちゃ

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いも(さつまいも)・栗・かぼちゃ。これらの食材も秋に旬を迎えます。

さつまいもはエネルギー源として優れているだけではなく、大腸の働きをよくすることでも知られていますし、栗は腎臓の活性化、胃腸を整える働き、かぼちゃは血行促進、免疫力強化などに期待される食材。

そしてどれも甘みが濃厚で食感がほっくりしていておいしいんですよね。さつまいもに関しては、芋類のなかでもトップクラスの糖度の高さ。なのですが、さつまいもに含まれるでんぷんの一部は冷めるとレジスタントスターチに変わり、血糖値上昇抑制に働くと言われているので、ダイエット中は加熱後冷ましてから食べるとよいでしょう。

栗もまた糖質を多く含みますので食べすぎ注意です。特に、甘露煮のような甘い味つけをしたものは糖分のとりすぎになる恐れも。食べるときは、茹でたものを5個くらいを目安にするとよいでしょう。

かぼちゃは煮物にすることが多いかと思いますが、砂糖やみりんを使わずに調理することでよりヘルシーに食べられます。ごま油で炒めたら、塩と醤油で味つけをしてみて。

ヘルシー食材・キノコも旬

栽培菌キットから新鮮な椎茸を栽培し、自家製
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しいたけや舞茸、しめじ、なめこといったキノコ類が旬を迎えるのも秋。

しいたけ、舞茸はβ-グルカンを豊富に含み免疫力アップに役立ってくれます。しめじもβ-グルカンを含むのですが、アミノ酸をバランスよく含むのも特徴。なめこは胃腸の働きを整えてくれます。

キノコ類はヘルシー食材としても知られていますが、水分や油分を吸収しやすいので調理法や使用する調味料を工夫してあげるとなおよいでしょう。濃いめの味つけで煮込んだり、油たっぷりで炒めたりするとせっかくのヘルシーさが損なわれてしまいます。

キノコにはもともと旨味成分が含まれているので、味つけは薄くし素材から出る味を楽しみましょう。

秋はおいしい食材が山ほどありますよね。
せっかくの恵みです。調理法や食べる量に気をつけて、無理な我慢はせずにいただきましょう。

教えてくれたのは・・・

高木沙織さん

ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを得意とし、体の内外から美しさをサポートする。「美」と「健康」には密接な関係があることから、野菜や果物、雑穀に関する資格を複数所有。スーパーフードにも造詣が深く“スーパーフードエキスパート”としてイベント講師も務める。

 
 

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