【管理栄養士監修】気になる「コーンスープ」のカロリーや炭水化物量とは?飲む際に押さえるべきポイントを紹介
2022/07/20
この記事では「コーンスープ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい飲み方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
コーンスープを飲むと太りやすい?
コーンスープは高カロリーというわけではないため、太りやすいとは言えません。ただ、作り方によってカロリーや栄養素が大きく異なるため、どのような場合にカロリーがアップするのかを知っておくと良いでしょう。
また、飲む時間や他の料理との組み合わせによって、より太りにくい食事になります。
今回はコーンスープの具体的なカロリーや炭水化物量に加え、作り方や飲み方のポイントも解説します。カロリーが気になる方はぜひ参考にしてください。
コーンスープのカロリー
ここではコーンスープの具体的なカロリーを解説していきます。
コーンスープには、主に粉末タイプとレトルトタイプがあります。作り方によってカロリーが異なるため、数値を参考にして理想の食事に合わせて選ぶといいでしょう。
粉末コーンスープのカロリー
粉末コーンスープのカロリーは1杯あたり19gで81kcal、100gあたりのカロリーは425kcal です。
お湯で希釈するとカロリーは増えませんが、牛乳や豆乳を加えたり中華風に卵でアレンジする場合、この数値よりもカロリーはアップします。
レトルトコーンスープのカロリー
レトルトコーンスープ1食分(180g)のカロリーは155kcalで、100gあたりのカロリーは86kcalです。これは、茹でて潰したとうもろこしと乳製品で作られたコーンスープのカロリーとなっています。
100gで比べると粉末タイプの方が高カロリーに見えますが、粉末タイプの100gは粉だけのカロリーです。そのため、カロリーを比較する場合は1食分で比べてみましょう。
レトルトタイプは乳製品が加えられているため、1食分は粉末コーンスープよりも高カロリーです。ただ、1食分の食塩の量を比べると、レトルトタイプは1.26gに対し、粉末タイプは1.35gとなっています。
したがって、カロリーをコントロールしたい場合は粉末タイプをおすすめしますが、食塩の量を少しでも抑えたい場合はレトルトタイプがおすすめです。
コーンスープの炭水化物量は?
粉末コーンスープの1食分の炭水化物量は1杯あたり19gで12.81g、、レトルトコーンスープの1食分の炭水化物量は15.48gです。
1食分で比べるとレトルトコーンスープの炭水化物量のほうがやや多めとなっています。また、1食分を三大栄養素で比べると、粉末タイプのタンパク質は1.54g、脂質は2.6g、レトルトタイプのタンパク質は3.6g、脂質は8.64gです。
1食分のタンパク質も脂質もレトルトタイプのほうが多めですので、献立に合わせる場合はバランスを考えて選択するといいでしょう。
コーンスープを飲むときのポイント
ここからは、コーンスープを飲むときに気をつけるべきポイントについて解説していきます。
コーンスープは高カロリーな飲み物とは言えませんが、飲む時間や作り方次第でよりヘルシーに楽しむことができます。健康的な食事を心がけたい方は、ぜひ参考にしてください。
朝食時に温めて飲む
コーンスープを朝食時に温めて飲むようにすると、体温やエネルギー代謝の効率の面でメリットがあります。
コーンスープは昼食や夕食の献立の汁物にもなりますが、とくに1日のうちで体温が下がっている朝に温めて飲むと、その日の体温を上げやすくなると言われています。さらに、身体が温まることで腸の働きがスムーズになり、免疫力がアップしたりエネルギー代謝の効率が上がることが期待できるでしょう。
単に飲むだけでなく、噛むことも加えるとより効果的で、満足感も高めることに繋がります。
コーンスープを手作りする
コーンスープを飲むときのポイントとして、手作りすることも挙げられます。
コーンスープを手作りするときには濃厚な味わいにするために牛乳を使用することが多いですが、無調整豆乳や低脂肪乳に置き換えるとカロリーオフが期待できるでしょう。
牛乳、無調整豆乳、低脂肪乳のカロリーを比較すると、牛乳は206g (200ml)で138kcal、無調整豆乳は1杯あたり206g (200ml)で95kcal、低脂肪乳は1杯あたり208g (200ml)で96kcalです。使う量はレシピで異なりますが、同じ量で比較すると牛乳とそれ以外で大きな差があることが分かります。
そのため、カロリーが気になる方はお湯を使うか、牛乳を無調整豆乳や低脂肪乳に置き換えて作ると良いでしょう。
ダイエット用のコーンスープを選ぶ
カロリーや炭水化物量が気になる方は、ダイエット用のコーンスープを活用しましょう。
手作りのコーンスープは材料を変更してカロリーをコントロールできるメリットがあります。ただ、時間がない場合はカロリー計算して調理するのは難しいでしょう。
そういった場合は、市販のダイエット用のコーンスープがおすすめです。カロリーがコントロールされており、ダイエット中に積極的に摂り入れたいタンパク質やビタミンなどの栄養素も添加されている場合が多くなっています。
コーンスープのおすすめアレンジレシピ
ここからはコーンスープのおすすめアレンジレシピを紹介していきます。
今回は数多くのレシピの中から、料理初心者の方でも手軽に作れるものを集めました。アレンジレシピにチャレンジしたい方は、ぜひ試してみてください。
おすすめレシピ1:つぶつぶコーンスープ
手軽においしいコーンスープを作りたい方には、「つぶつぶコーンスープ」のレシピがおすすめです。
粉末コーンスープをアレンジするレシピのため、時間がない場合でも手軽に作ることができます。コーン以外に野菜などの具がたくさん入ることで食べごたえがあるため、おかず兼用として取り入れたり、よく噛んで食べると食事全体の食べ過ぎを防いでくれるでしょう。
おすすめレシピ2:中華風コーンスープ
中華の献立に合わせるなら、中華風コーンスープのレシピがおすすめです。
こちらも市販の粉末コーンスープをアレンジしたレシピのため、手軽に作れるでしょう。牛乳を使わないためヘルシーな仕上がりとなっています。
コーンスープのカロリーや炭水化物量について知り、飲み方を工夫しよう!
コーンスープは、あまりカロリーが高くはありません。しかし、粉末やレトルトなどの種類や合わせる食材によってカロリーや栄養素の量が変わります。
ダイエット中の方は、手作りの際に使う牛乳を無調整豆乳などに変えたり、朝食に温めて飲むなど、この記事で紹介したことを参考にしてみてください。
コーンスープのカロリーや炭水化物量などの具体的な数値を知るだけでなく、作り方や飲み方にも気を配ることで、よりヘルシーに取り入られるようになるでしょう。