「トマト」の冷凍・冷蔵・常温それぞれ保存方法について解説しています。また、保存する際のポイントやレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、食材の状態や保存環境によって保存期間は変わります。保存方法にかかわらず、できるだけ早めに消費しましょう。
■記事監修

冷凍?冷蔵?常温?トマトの適切な保存方法や期間を紹介
夏が旬のトマトは、サラダはもちろん煮込み料理やトマトソースなど、さまざまな料理に活用できます。鮮やかな赤色は添えるだけで食卓が華やかになるため、旬をすぎても常備しておきたいかたは多いのではないでしょうか。
トマトを長持ちさせるには、基本的に冷蔵庫の野菜室での保存が適しています。ただし、熟していない青いトマトは常温で保存し追熟させましょう。真夏の気温が高い時期でなければ、窓際などのあたたかいところに置いておきます。
ここからは、冷凍・冷蔵・常温の3つに分けて、トマトの適切な保存方法や期間を紹介していきます。よりおいしく食べられるよう、ぜひ参考にしてみてください。
冷凍保存
トマトは、丸ごと冷凍保存が可能です。水洗いして水分をふきとったら、ヘタをとってジッパー付きの保存袋に入れ冷凍保存することで、2カ月ほど保存できます。
冷凍したトマトは、凍ったまま水にさらすと簡単に皮をむくことができます。冷凍のままスープや煮込み料理に使いましょう。ミニトマトであれば、皮をむいたものをマリネにするのもおすすめです。
冷蔵保存
トマトは冷蔵保存が基本とされています。夏野菜であるトマトは寒さに弱いため、キッチンペーパーに包むことで冷えすぎを防ぎ、おいしさを長持ちさせられます。
保存する際はヘタ側を下にして、キッチンペーパーで1つずつ包んでからポリ袋に入れましょう。
トマトからはエチレンガスが出ており、このエチレンガスはほかの野菜も早く熟れさせてしまいます。野菜の熟れすぎを防ぐためにポリ袋に入れ、しっかりと口を閉じることがおすすめです。野菜室で保存することで、7日から10日ほど保存できます。
常温保存
トマトの常温保存は、まだ青く追熟が必要なトマトに適しています。追熟とは、青く未熟なトマトを赤く熟れさせることを指します。この場合もヘタを下にして保存しましょう。青いトマトをこのように常温で保存することで、赤く完熟させられます。
常温で保存できる期間は青みの程度によって異なるものの、赤く熟すまで常温保存することがおすすめです。赤い状態になったら、同じくヘタを下にして、重ならないように冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
トマトを使ったおすすめレシピ
保存したトマトは、サラダやトマトソースなどのほかにもさまざまな料理に活用できます。アレンジレシピを知っておくことで、トマトを買いすぎてしまった場合でも、よりおいしく使いきれるでしょう。
ここからは、トマトを使ったおすすめレシピを5つ紹介していきます。最後までおいしく楽しめるよう、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめレシピ1:トマト入り麻婆なす
トマト入り麻婆なすは、トマトの酸味がアクセントとなりご飯が進む一品です。さわやかなトマトとまろやかな麻婆がマッチし、なすがうまみを吸ってジューシーに仕上がります。
手軽に作れるため、手間をかけずにふだんと違う料理に挑戦したいかたにもおすすめのレシピです。
おすすめレシピ2:ひき肉とかぼちゃのトマト炒め
ひき肉とかぼちゃのトマト炒めは、後味がすっきりとしたさわやかな一品です。味つけ自体は濃いものの、仕上げにトマトを加えることでさっぱりと軽やかに食べられます。
使用する調味料は少なくシンプルであるため、より素材のおいしさが楽しめるレシピです。
おすすめレシピ3:かぼちゃとミニトマトのマリネ
かぼちゃとミニトマトのマリネは、トマトとレモンの酸味が決め手となった一品です。甘みのあるかぼちゃに加わったトマトとレモンの酸味がアクセントとなり、さっぱりさわやかに食べられます。
使用する材料も少なくレンジで手軽に調理できるため、いそがしいかたや、あと一品ほしいときにもおすすめのレシピです。冷凍したミニトマトを使用することもできるため、ぜひ参考にしてください。
おすすめレシピ4:厚揚げとトマトのみそ汁
厚揚げとトマトのみそ汁は、和風のみそ汁とトマトの組み合わせが新感覚の一品です。ジューシーな厚揚げがトマトの旨味を吸い、食欲をそそります。
身近な食材かつ少ない材料で作れるため、手軽にアレンジ料理に挑戦したいかたにもおすすめのレシピです。また、こちらも冷凍したトマトを使ってつくることが可能です。
おすすめレシピ5:和風トマトマリネ
和風トマトマリネは、和風ベースのマリネ液とトマトのさわやかさがマッチし、やみつきになる一品です。箸休めやおつまみとしてはもちろん、メインとしてもおいしく食べられます。
買ってみたら甘さがたりずイマイチだったというトマトも、甘くておいしいトマトに早変わりするレシピです。
トマトの正しい保存方法を知って食材をおいしく使い切ろう!
本記事では、トマトの保存方法やトマトを使ったおすすめレシピなどを紹介しました。
トマトは基本的に冷蔵庫の野菜室での保存に適していますが、長持ちさせるには冷凍保存も効果的です。状態や用途によって保存方法を使い分けることで、買いすぎてしまったトマトや旬を過ぎたトマトも、おいしさを長持ちさせられるでしょう。
ぜひこの記事で紹介したトマトの保存方法やポイントを参考に、食材をおいしく使い切ってみてはいかがでしょうか。