インゲン豆、白背景

【野菜のプロ監修】「いんげん」の保存方法は?正しい方法を知りおいしく使い切ろう!

2022/04/30

この記事では、「いんげん」が冷凍・冷蔵・常温それぞれの保存方法に向いているかなど、保存方法について解説しています。また、保存する際のポイントやレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、食材の状態や保存環境によって保存期間は変わります。保存方法にかかわらず、できるだけ早めに消費しましょう。


■記事監修

野菜や果物の専門的な知識をもち発信する"野菜ソムリエプロ"。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおい...

>>>小島香住の記事をもっと見る

冷凍?冷蔵?常温?いんげんの適切な保存方法や期間を紹介

ここでは、いんげんの適切な保存方法や保存期間、保存の際のポイントについて紹介していきます。ご興味があるかたは、参考にしてみてください。

野菜の保存方法には、冷凍、冷蔵、常温があります。このうち、傷みやすい傾向にあるいんげんを長期保存するのであれば、冷凍保存がおすすめです。

冷蔵保存

いんげんは、野菜室であれば冷蔵保存が可能です。夏に旬を迎えるいんげんは、低温と乾燥に弱い食材であるため、適切な温度と湿度を保てる野菜室で保存しましょう。

保存には、食品用ラップやジッパーつきの保存袋を使います。水洗い後にしっかりと水気を切ってから、食品用ラップまたはジッパーつきの保存袋に入れましょう。

保存方法のポイントとして、包み方はいんげんの向きを揃えてきっちりと包み、乾燥を防ぎます。次はいんげんの仕分けで、変色や傷があるいんげんを事前に取り除きます。傷んだいんげんが混ざっていると、ほかのいんげんの鮮度に影響してしまうため、注意しましょう。

冷蔵での保存期間の目安は、1〜2日程度です。いんげんは生のまま冷蔵保存していても、見た目のしおれや変色は少ないですが、栄養や味は半日で半減するといわれています。

冷凍保存

いんげんを長期で保存する場合は、冷凍がおすすめです。生のままでも冷凍できますが、下ゆでしてから冷凍すると、料理の際にそのまま使えて便利です。

下ゆで方法は、いんげんを水洗いしてへたや筋を取り除きます。沸騰させた湯にひとつまみの塩を入れ、30〜60秒ほど固めにゆでましょう。ざるで湯切りして冷水または氷水につけて冷まし、水気を拭き取ります。

冷凍による食感の変化を加味して固めにゆでることがポイントです。

ジッパーつきの保存袋に入れる際は、いんげんが重ならないように入れると冷凍したときに固まらずに使うときに取り出しやすくなります。しっかり空気を抜いて封をするようにしましょう。

調理の際は、炒めものなどには冷凍のまま使うことができます。和え物などでは、水っぽくならないよう冷蔵庫で解凍してから使用しましょう。

冷凍での保存期間の目安は、1カ月程度です。

常温保存

大量に手に入れて冷蔵庫に入らない場合は、ペーパータオルや新聞紙などで包んで冷暗所に保存する方法もあります。ただ、いんげんは傷みやすい野菜であることを考えると、常温保存するよりも早めに使い切ることをおすすめします。

いんげんの適切な保存温度は4~7℃で、基本的には常温保存に不向きです。冷蔵保存よりも鮮度が落ちやすく、腐る原因になります。新鮮なものを購入して早めに食べることをおすすめします。

なお、新鮮ないんげんを選ぶコツは、ハリと太さを見ることです。まっすぐでハリがあり、細身で中の豆が大きくなりすぎていないものを選びましょう。太すぎるものは、育ちすぎて固くなっている場合があります。

いんげんを使ったおすすめレシピ紹介

ここからは、いんげんを使ったおすすめレシピをご紹介します。数あるいんげんのレシピの中から、簡単に調理できていんげんのおいしさを堪能できるものを選びました。ぜひ、毎日の献立づくりに役立ててみてください。

おすすめレシピ1:いんげんのニンニク醤油炒め

出典:サンキュ!NEWS

献立にもう一品おかずを追加するなら、いんげんのニンニク醤油炒めがおすすめです。味つけに使う調味料はとてもシンプルですが、ニンニク醤油の香ばしさと旨みが食欲をそそります。少ない材料で簡単につくれるレシピで、忙しいときにも役立ちます。

このレシピでは、いんげんをたっぷりと使います。冷蔵庫や冷凍庫に入り切らないいんげんを消費したいときにもおすすめです。

おすすめレシピ2:いんげんの卵炒め

出典:サンキュ!NEWS

いつもと違ったいんげん料理を食べたいときは、いんげんの卵炒めをつくってみましょう。ふんわりと仕上げた卵が、香ばしく炒めたいんげんの引き立て役になり、2つの異なる食感を楽しめます。

こちらもシンプルな材料でつくれるレシピとなっているため、いそがしいときでも手軽につくれるでしょう。

おすすめレシピ3:インゲンとシソの豚巻き

出典元:つくおき

お弁当のおかずをつくるなら、インゲンとシソの豚巻きがおすすめです。ピンク色の豚肉と緑色のいんげんは綺麗な色の組み合わせで、カットしたものをお弁当に詰めると彩りがよくなります。

冷蔵庫で日持ちするおかずで、つくり置きしたものを家で温め直して食べるのもおすすめです。

いんげんの正しい保存方法を知って食材をおいしく使い切ろう!

いんげんは、傷みやすくて常温保存に不向きな野菜です。短期で使い切るなら、野菜室での冷蔵保存をおすすめします。乾燥と低温に注意し、適切な方法で包んで野菜室に入れて保存しましょう。

いんげんを長期保存する場合は、冷凍保存がおすすめです。ただし、生のままの状態で保存せず、加熱処理を加えてから冷凍保存します。加熱処理のひと手間で、いんげんの食感や風味が劣化するのを防ぎましょう。

この記事で紹介した内容を参考に、適切な保存方法でいんげんをおいしく使い切ってみてはいかがでしょうか。

いんげんが冷蔵庫や冷凍庫に入りきらない場合は、紹介したレシピを活用して消費することをおすすめします。

参考サイト

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND