木の板に金色のタマネギ

【野菜のプロ監修】「玉ねぎ」の保存方法は?正しい方法を知りおいしく使い切ろう!

2022/06/04

この記事では、「玉ねぎ」が冷凍・冷蔵・常温それぞれの保存方法に向いているかなど、保存方法について解説しています。また、保存する際のポイントやレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、食材の状態や保存環境によって保存期間は変わります。保存方法にかかわらず、できるだけ早めに消費しましょう。

なお、ご紹介の保存方法は皮を乾燥させてある一般的な玉ねぎについてです。新玉ねぎは保存ポイントが異なりますので、ご注意ください。


■記事監修

野菜や果物の専門的な知識をもち発信する"野菜ソムリエプロ"。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおい...

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冷凍?冷蔵?常温?玉ねぎの適切な保存方法や期間を紹介

玉ねぎは、どの季節でも手に入れやすく、また様々な料理に使えることから、家庭料理に欠かせない食材です。

玉ねぎは湿気に弱く、湿気の多い場所に保存すると芽が出てしまったり、カビが発生してしまったりしやすくなります。また、カットされていると空気に触れる部分が多くなり、乾燥したり栄養素が損失したりしてしまいます。

玉ねぎを保存するときは、皮付きのまま丸ごと、風通しの良い日陰での保存がおすすめです。ここでは、玉ねぎの適切な保存方法と期間について、詳しく紹介していきます。

常温保存

玉ねぎは暑さや湿気に弱く、高温多湿の環境では鮮度が落ちやすくなってしまうため、玉ねぎの保存には直射日光に当たらない風通しの良い場所での常温保存が適しています。湿気に気を付けて常温保存することで、1~2カ月程度は鮮度を保つことができるでしょう。

玉ねぎを常温保存する際は、湿気を避けることが優先されるため、風が良く通り直射日光の当たらない場所に、ネットやストッキングなどで吊るして保存します。このようにすることで多湿になりにくく、鮮度を保つことができるでしょう。不織布の袋などを活用するのも良いでしょう。

また、玉ねぎを吊るす場所を確保できない場合は、個別に新聞紙で包み、少しでも風が通りやすいように隙間をあけて保存することで、鮮度を保つことができます。

夏場や梅雨の時期には、風通しが良く直射日光が当たらなくても、高温多湿になることがあるため、注意しましょう。

冷蔵保存

高温多湿になる夏場や梅雨の時期は、皮付きのまま冷蔵庫で保存することで、鮮度を保つこともできます。

その際は、湿気防止のために新聞紙で個別に包み、冷蔵室で保存することで1カ月程度は鮮度を保つことができるでしょう。数が少なければ、紙袋の中に重ならないように入れておく保存方法も有効です。

皮をむいてしまったり、カットしたりした玉ねぎは、玉ねぎの表面から鮮度が落ちやすくなっています。この場合は、空気に極力触れないように食品用ラップで包み、冷蔵庫で保存し、3~4日程度で使い切るようにしましょう。

冷凍保存

皮付きのままの玉ねぎは冷凍保存にはむいていませんが、下処理した玉ねぎを保存したい場合には冷凍保存がおすすめです。適切な保存方法で保存することで1カ月程度は鮮度を保つことができます。

生の玉ねぎを冷凍保存する際は、あらかじめカットし、ジッパー付きの保存袋で保存することで、料理の際にも使いやすくて便利です。生のシャキシャキの食感は損なわれますが、カレーなど加熱する料理には火の通りが早く便利です。

加熱後に保存する場合は、水分が飛ぶまでじっくり炒めた後、ジッパー付きの保存袋で保存しましょう。炒めた玉ねぎの冷凍保存は、あらかじめ調理してあるため、そのまま使うことができ、料理の時間を短縮できる点がメリットとなっています。

玉ねぎを使ったおすすめレシピ紹介

玉ねぎは適切な保存方法で保存すれば1カ月以上もの間、鮮度を保つことができます。さらに、玉ねぎは幅広いジャンルの料理に使えるため、食材があまりないときでも役に立つ食材です。

ここでは、玉ねぎを使ったおすすめレシピを紹介していきます。

おすすめレシピ1:鶏胸肉のおろし玉ねぎソース

出典:サンキュ!NEWS

「鶏胸肉のおろし玉ねぎソース」は、玉ねぎをすりおろして作ったソースを焼いた鶏胸肉にかけて、さっぱりと食べられる料理です。甘酸っぱいおろし玉ねぎのソースによって、ご飯のお供にもぴったりの一品です。

玉ねぎにはお肉を柔らかくする酵素が含まれており、パサつきがちな鶏胸肉を柔らかくして、おいしく食べることができます。また、鶏胸肉を使っているため、食費を少し抑えたいという方にもおすすめのレシピでしょう。

おすすめレシピ2:オニオングラタンスープ

出典:サンキュ!NEWS

「オニオングラタンスープ」は、溶けたチーズとオニオンスープの旨味がバゲットにしみこみ、玉ねぎの甘味や旨味を存分に味わえる料理です。

あめ色玉ねぎを事前に作って冷凍しておけば、片手間でも作ることができます。また、必要な食材も多くないため、食卓に一品追加したいときや、小腹がすいたときにおすすめのレシピでしょう。

おすすめレシピ3:牛肉とピーマン、玉ねぎの甘酢炒め

出典:サンキュ!NEWS

「牛肉とピーマン、玉ねぎの甘酢炒め」は、野菜や牛肉の旨味とたれの甘酸っぱさが特徴の一品です。ピーマンの色が鮮やかで、食卓に彩りを添えたいときにもおすすめです。

この料理は、牛肉に片栗粉をまぶしてあり、たれにとろみがついています。牛肉は片栗粉の保水効果によって冷めても固くなりにくく、汁気が出にくいため、弁当のおかずにもできるレシピです。

玉ねぎの正しい保存方法を知って食材をおいしく使い切ろう!

玉ねぎは、適切な保存方法で保存することで1~2カ月程度の長期保存が可能です。様々な料理に使うことができ、献立に悩んだ際にも味方になってくれます。

玉ねぎを保存する際は、高温多湿を避けるためにも、直射日光が当たらない風通しの良い場所に吊るす、もしくは個別に新聞紙で包んで、風が通るように隙間をあけて常温保存をしましょう。

事前に下処理して冷凍保存しておくと、料理が楽になるので用途に合わせて冷凍保存も活用すると良いですね。

夏場や梅雨の時期は、状況によって冷蔵庫で保存した方が良い場合もあるため、注意が必要です。玉ねぎの正しい保存方法を理解し、無駄にならないようにおいしく使い切りましょう。

参考サイト

 
 

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