玉ねぎ

上手く保存できれば2カ月前後は大丈夫!あなたも間違えているかも…やってはいけない玉ねぎの保存方法

2024/08/29

玉ねぎはどこの家庭でも常にあると言っても過言ではないほど、身近な野菜ですよね。日持ちするので重宝する野菜でもありますが、せっかく買った玉ねぎが意外と早くいたんでしまった…なんて経験のある人もいるのでは。

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、やってしまいがちな玉ねぎのNG保存方法を教えてもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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【NG1】そのままネットやカゴに入れる

オニオンズネット
MayerKleinostheim/gettyimages

玉ねぎは湿気に弱いため、ネットに入れて吊るしたり、カゴに入れたりする人も多いのでは。しかし、このとき玉ねぎをそのまま(裸のまま)入れるのは、できるだけ避けたいところ。というのも、玉ねぎを長期保存させるには、玉ねぎどうしが直接ふれ合わないようにすることが大事なのです。そのため、できれば新聞紙やキッチンペーパー(コピー用紙などの紙でも可)で1つずつ包むのがおすすめ。

細長いタイプのネットを使う場合は、玉ねぎを1つ入れたら1回結び目を作って、また1つ入れたら結んで…というふうに、ネット内で玉ねぎ1つ分の「小部屋」を作ると、紙などを使わずに長期保存することができますよ。

【NG2】暑い時期に常温で保存

玉ねぎを持つ子どもの手
Hakase_/gettyimages

玉ねぎは常温保存をする人が多いと思いますが、これは涼しい季節限定の話。梅雨や真夏はもちろん、最近の気候では9月いっぱいまでは残暑が厳しいので、とても常温では玉ねぎを保存できません。そのため、残暑がやわらぐまでは冷蔵保存が最適。ただ湿気に弱い玉ねぎにとって冷蔵庫内は高湿度なので、新聞紙やキッチンペーパーなどで包んでから冷蔵庫に入れるのがおすすめです。

また、おもに春から初夏にかけて出回る新玉ねぎについては、通常の玉ねぎより水分量が多くいたみやすいため、暑さ関係なく冷蔵保存しましょう。

【NG3】使いかけを常温で保存

玉ねぎ

これは筆者が出張料理の仕事でさまざまな家庭をお伺いした際に目撃した例なのですが、半分に切って残った玉ねぎを、トレイやお皿に載せてキッチンに置いているパターンが、少なからずあります。しかし、これはNG。

使いかけの玉ねぎは、皮を完全にむいた状態で水気をふいてラップで包み、冷蔵庫へ入れましょう。季節関係なく、冷蔵庫です。できれば、乾燥から守るためにラップで包んだ状態で、さらにポリ袋に入れておくと、日持ちしやすくなります。

正しい方法で玉ねぎ本来の保存期間を活用!

玉ねぎは上手に保存すると2カ月前後は保存することができる、長期保存に適した野菜です。ただ、実際にはNGな保存方法によって数週間でいたんでしまうケースもしばしば…。

ぜひ保存のコツをおさえて、安いときに買った玉ねぎを長く持たせることで、玉ねぎの利点を最大限活用しながらおいしく食べたいですね。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。インスタグラムは@megumi_kitchen_and_atelier。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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