ひげは少ない or 多いどっちが正解?旬の「ゴボウ」スーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツ
2023/11/14
食物繊維トップクラスの「ゴボウ」。特有の香りと食感で、日本では古くから馴染みのある野菜です。
今回は、おいしいゴボウの見分け方を、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。
ゴボウの旬は10月〜12月
スーパーで1年中売られているゴボウですが、旬は10月〜12月にかけて。
ほかにも、春に収穫される「新ゴボウ」。3月頃に収穫され葉から根まで食べられる若採りの「葉ゴボウ」などもあります。
香りや食感がよく、定番の和食はもちろん、サラダなどでも親しまれている野菜ですね。
おいしいゴボウを見分けるためには、3つのポイントをチェックしてみましょう。
おいしいゴボウの見分けかた
太さが均一、かつ太すぎない
まずチェックするのは、全体の太さ。
先の方は少し細くなっていきますが、太さがある程度均一なものを選びましょう。
太すぎるものは、成長しすぎで中に「す」が入っていることが多いです。
品種のよっては太いものもありますが、一般的なゴボウでは、太すぎないものを選ぶのがベターです。
先の方が乾燥してしおれているものは、鮮度が落ちていますので、避けましょう。
ヒゲ根が少なくて細い
ヒゲ根が少ないゴボウは、生育環境が良好だった証。
またヒゲ根が太いものは、収穫から時間が経っている可能性があります。
ヒゲ根が少ないと、香りが良いともされていて、さらに下処理の手間も少なく済みますので、いいことづくし。
ヒゲ根の状態も忘れずにチェックしましょう。
できれば土付きがおすすめ
最近では、洗いゴボウが多く売られていますが、できれば土付きで買うのがおすすめ。
土はゴボウの乾燥を防ぎ、保存性を高めてくれます。
ゴボウの香りや旨み成分は皮に近い部分に多く含まれるため、おいしさを保つ効果も。
手間の省ける洗いゴボウは便利なのですが、鮮度や旨みなどを考えると、土付きゴボウがおすすめです。
旬のゴボウをおいしく味わおう
水溶性食物繊維が豊富なことでも知られる、ゴボウ。腸内環境を整えるために、積極的に食べているかたも多いのでは?
特有の香り成分はポリフェノールで、抗酸化作用があり免疫力アップも期待ができます。
最近では、ゴボウの健康効果に海外からも注目が集まり、「GOBO」の愛称で食べられるようになっているんですよ。
旬のおいしさを、存分に味わってくださいね。
■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する野菜ソムリエプロ。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。Instagramは「@kasumiii.mm」。
編集/サンキュ!編集部