買ってきたままはNG!意外とやりがちな野菜の非常識「かぼちゃの正しい保存方法」って?
2023/11/18
カット済みのかぼちゃは、野菜室で保存するようにしていると思いますが、買ってきたままではNGなのだそう。
かぼちゃの正しい保存方法を、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。
意外とやりがちなNG保存方法
スーパーでよく見るカット売りのかぼちゃ。ラップに巻かれているからと、買ってきてそのまま野菜室に入れていませんか?
丸ごとのかぼちゃはかたい皮に覆われていて保存性が高いのですが、カットするとあまり日持ちはしません。
特に水分の多いところから傷んでくるので、ワタと種の部分にカビが生えやすく、保存中にカビが生えた経験があるかたもいるはず。
カットかぼちゃは、ワタと種を取り除いてから保存するのがポイントです。
かぼちゃの正しい保存方法
(1)スプーンなどを使って、ワタと種を取り除く。
(2)実についているワタも、しっかりこそげ取る。
(3)ラップを密着させて、野菜室で保存する。
水洗いはしなくてOK
ワタと種を取り除いたかぼちゃは、水で洗わずにそのままラップをしてOKです。
調理前に水洗いしましょう。
ラップをする前に水洗いしたい時には、キッチンペーパーなどで水分を必ず拭き取るようにしてください。
せっかくワタと種を取り除いても、水分が残っていると傷みやすくなってしまいます。
切り口についている白いものは?
実の切り口のところが、白っぽくなっていることもありますね。
カビなのかな?と心配になるかもしれませんが、これはかぼちゃのでんぷんが乾いて白くなっているものなので、カビではありません。
乾燥が進むと広がってくるため、ラップをしっかり密着させ、なるべく早く調理するのが大切です。
でんぷんなので食べても問題はありませんが、気になる場合は、うすく切るようにしましょう。
正しい保存方法でおいしく保存しよう
カット売りのかぼちゃを、ちゃんと野菜室に保存していてもカビが生えてしまうのは、水分の多いワタと種が原因。
買ってきたら一度ラップをはがし、ワタと種を取り除いておくのがポイントです。
水分がついていると傷みやすいため、水洗いはせず、新しいラップをぴっちり巻いて、野菜室で保存します。
わずかな手間ですが、おいしく保存するために忘れずにやっておきましょうね。
正しいな保存方法を知って、もっとかぼちゃを楽しめるようにしましょう。
■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する野菜ソムリエプロ。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。インスタグラムは@kasumiii.mm。
編集/サンキュ!編集部