「ヨーグルトの汁」はそのまま捨てないで！驚くほどおいしい「ドレッシング」の作り方

ヨーグルトを食べるとき、表面に染み出ている液体は「なんだろう」と気になったことがある人は多いハズ。もったいないと思いつつ、どうしようもないから破棄してしまう…なんてことも。

今回は、そんな捨ててしまいがちな「ヨーグルトの汁」を、驚くほど簡単でおいしいドレッシングにアレンジ！レストラン歴10年で調理師免許をもつおおつかはじめさんに、「ホエイドレッシング」の作り方を教えてもらいました。

そもそも「ヨーグルトの汁」の正体は？

捨ててしまいがちなヨーグルトの汁の正体は、「乳清」。ホエイやホエーともいわれますね。

この乳清は、牛乳から乳脂肪とカゼインとよばれるたんぱく質を取り除いたもの。捨ててしまいがちですが、この乳清には水溶性タンパク質やビタミン、乳糖などが含まれていて、プロテインやお菓子、パン作りなどにも使われるそう。

使う材料は5つ！「ホエイドレッシング」の作り方

〜用意するもの〜

ホエイ　大さじ2
オリーブオイル　大さじ1
レモン果汁　小さじ1/2
ミックススパイス　5振り
しょうゆ　小さじ1/2

1．ホエイとオリーブオイル、レモン果汁を混ぜる

ボウルにホエイとオリーブオイル、レモン果汁をいれて、よく混ぜます。分離した状態なので、完全に混ぜ合わせるのは難しいですが、泡だて器などでしっかりと撹拌します。

2．1にミックススパイスを加えてさらに混ぜる

混ぜ合わせたらミックススパイスをいれて、さらに混ぜます。

3．しょうゆをいれて味を調えて完成

最後に、しょうゆを加えれば完成。しょうゆをいれることで、酸味がまろやかになりますよ。別の器にうつし、食べる時にかけましょう。その際にはまたよく混ぜながらかけるのがベター。

さっぱりした野菜やサラダに最適！

酸味があるタイプなので、さっぱりした料理に合います。今回は、鶏むね肉とズッキーニのグリルに、ホエイドレッシングを合わせました。ズッキーニと鶏むね肉を一口大サイズにカットして、オーブンを200℃に設定し、約15分グリルします。焼く前に軽くオリーブオイルをかけると焦げにくくなりますよ。でき上がったら、ドレッシングをたっぷりかけて召し上がれ！

爽やかな味わいなので、水分の多い夏野菜にもぴったり！イタリアンテイストなのでカッペリーニや、そうめんの味つけにもおすすめです。

捨てずに使えるものは試してみて！

いつもは捨ててしまうものも、こんな風に利用することができます。栄養がたっぷりつまった部分なので、ぜひ捨てずに採り入れてみてください。

◼︎執筆／おおつかはじめさん…2018年にアウトドアに魅了され、年間5回以上家族でキャンプに行くアクティブママ。10年のレストラン勤務経験のある調理師でもあり、その経験を生かしたアウトドア飯も発信。インスタグラムは＠hazime1106。
編集／サンキュ！編集部