元住設メーカー勤務が指摘!意外と知らない「キッチン掃除」でやってはいけないNG掃除3選

元住宅設備メーカー勤務が指摘!意外と知らない「キッチン掃除」でやってはいけないNG掃除3選

2024/07/31

毎日使うキッチンは、こまめに掃除をしてキレイを維持したいところ。ところが、知らず知らずのうちにやってしまっているNG掃除法があるとか。

キッチンメーカーでの勤務経験もあるシンプリストうたさんに、「キッチン掃除」でやっていけないNG掃除について教えてもらいました。

ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68...

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1.取扱説明書に載っていない機器の分解掃除

1.機器の分解掃除
機器の分解は取扱説明書に載っている範囲で行う

キレイ好きな人がやりがちな分解掃除。「そんな細かい箇所まで掃除できるの!?すごい!」と思いがちですが、じつは誤った掃除方法です。

たとえば、換気扇の奥にある「シロッコファン」と呼ばれる部分は取り外して掃除ができますが、さらに奥にある部品などは取り外すことができません。電気やガス管とつながっているキッチン機器は、自己流で行うと思わぬ事故や故障につながる場合もあります。ガスコンロやIHヒーターも同様に、分解掃除はNGです。

2.水栓に水をかけること

2.水栓に水をかけること
やわらかい布でこまめに拭くだけでピカピカに

洗い物をしたついでに、水栓に洗剤や水をかけて掃除してしまいがちですが、水漏れトラブルの原因にもなるのでやってはいけません。基本はどの水栓でもやわらかい布でこまめに拭くだけで、キレイをキープできますよ。落ちにくい汚れの場合は、台所用の中性洗剤をぬるま湯でうすめ、やわらかい布に含ませて汚れを拭き取るだけでOK。研磨剤入りのスポンジやクレンザーなどは、変色や傷の原因にもなるので使用してはいけません。

3.「研磨剤入りのタワシ」でゴシゴシこすること

3.「研磨剤入りのタワシ」でゴシゴシこすること
シンク掃除にはクリームクレンザーを使って丸めたラップで軽くこする

ホーローなどの一部の素材をのぞいて、基本的にキッチン全般の掃除は「研磨剤入りのタワシ」でゴシゴシこすることはやってはいけません。シンクやワークトップなどに施されている防汚加工や撥水加工などで特殊なコーティングが剥がれてしまう可能性があるからです。コーティングが剥がれたりキズがついたりすると、そこに汚れが入り込み、ますます汚れが落としにくくなっています。

落ちにくい汚れには「クリームクレンザー」を使い、丸めた「食品用のフィルムラップ」を使って掃除をするのがおすすめです。

自己流の掃除はリスクあり!

よかれと思ってやったことでも、逆効果となることもあります。一度変色したりキズが入れば元に戻すのは不可能です。キッチン機器は取り替え工事も高額となりますので、最低でも「やってはいけないこと」を抑えておく必要があります。

自己流やSNSからの誤った掃除法マネして掃除することはリスクを伴うこともあるので、キッチンメーカーが公式で出している情報を元に、正しいお手入れ法を知ることが重要です。

■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションでの家族4人のリアルな暮らしぶりを紹介するインスタグラムが人気。インスタグラムは@utatanenet_home。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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