ひじき

驚きの組み合わせ!?一度食べたら普通に戻れない煮物に入れるとやみつきになるまさかの調味料とは

2024/10/02

カルシウムや鉄分、ビタミンなど豊富すぎる栄養素を含むひじきですが、ひじきの煮物ってなんだか地味なイメージで、せっかく作っても家族が食べてくれない…なんて経験をした人もいるのでは。でも、ある意外な調味料を入れることで、一気にやみつきな味わいになるのです。

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、ひじきの煮物に入れてほしい調味料とおすすめレシピを教えてもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

>>>植松愛実の記事をもっと見る

【レシピ】まさかのカレー粉入り!大人も子どもも食べやすいひじきの煮物

ひじき

[材料](3~4人分)
・乾燥ひじき…12~15g程度
・油揚げ…1/2枚
・にんじん…1/4本程度
・お好みで追加の具材…例:いんげん、大豆の水煮、枝豆、ちくわなど
・油…サラダ油など適量
・市販のカレー粉…小さじ1.5
・水…250ml
・顆粒和風だしの素…小さじ1/2 または 白だし…大さじ1/2
・醤油…大さじ1.5
・酒…大さじ1
・みりん…大さじ1/2
・砂糖…小さじ1

[作りかた]
1.ひじきはパッケージの表示どおりに水で戻し、ザルに上げて水を切っておく。油揚げはキッチンペーパーで余分な油をふき、1cm幅の短冊切りにする。にんじんは太めの千切りにする。そのほか追加の具材を使う場合は、食べやすい大きさに切っておく。
2.鍋に油を熱し、具材とカレー粉を入れて炒める。全体に油が回ったら(完全に火がとおってなくてOK)、残りの調味料(水・だし・醤油・酒・みりん・砂糖)を加える。
3.再び沸騰したら、弱火にして煮汁が少なくなるまで10分程度煮る。
4.煮汁が少なくなったら、味見をして塩(分量外)で味をととのえて完成。

煮物にカレー粉がなぜ合う?じつは相乗効果があった!

ひじき

ひじきの煮物という、ザ・和食とも言えるおかずにカレー粉を入れて、なぜそんなに相性がいいのか不思議に思うかもしれません。でもじつは、必然的に合う理由があるのです。

通常のスーパーで売っているカレー粉は、単一のスパイスで作られるわけではなく、20~30種類ものスパイスをブレンドして作られています。そのため、さまざまな旨味成分(アミノ酸)が含まれていて、これが「だし」の旨味を主とする和食との相性を抜群にするというわけです。

いつもの煮物を「やみつき」にしよう!

今回は筆者が自宅で作っているレシピを掲載していますが、ひじきの煮物はそれぞれの家庭で作りかたが異なると思いますので、ふだん作っているレシピにそのままカレー粉を加えるだけでもOKです。ふだん入れる醤油の量やカレー粉のメーカーにもよりますが、おおむね3~4人前に対してカレー粉小さじ1.5でほんのりカレー風味、小さじ2でしっかりカレー風味になります。

栄養満点なのになぜか食卓で人気がない、ひじきの煮物。しかしいつもと違う調味料を加えることで、一気に雰囲気が変わるので、ぜひ試してみてください。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND