ブロッコリーの茎を美味しく!用途別の切り方を野菜ソムリエが解説

2023/02/08

サンキュ!STYLEライターの植松愛実です。
ブロッコリーは花蕾(からい)と言って上端部の蕾(つぼみ)の部分を食べるタイプの野菜ですが、もちろん茎も食べられます。
ただ、茎をどう切って調理すればよいか、切り方に迷ったことのある方も多いのでは。
今回は、用途別の切り方とおすすめ簡単料理をご紹介します!

整理・収納、家事・料理などさまざまな暮らしのアイデアが集うサンキュ!STYLEから、注目の記事をピックアップ...

>>>サンキュ!STYLE編集部の記事をもっと見る

【乱切り】一緒に入れてボリュームアップ!

炒め物や煮物につぼみ部分と一緒に入れるなら、【乱切り】がおすすめ。
外側の固い皮は切り落とした上で乱切りにしていきます。
(皮の部分は、茎を回しながら側面を切り落としていって六角柱か八角柱を作るイメージでやると切りやすいです。)

食べやすいのはもちろん、表面積が大きく火が通りやすいので、つぼみの部分と同時に加熱すればOK。
簡単にボリュームが増えるので、メイン料理にブロッコリーを使うときもおすすめです。

つぼみ部分と茎が混ざっていても違和感なし!食べられる量が倍近くに増えるのが嬉しい。

■おすすめざっくりレシピ:ブロッコリーのマヨマスタードサラダ
切ったブロッコリー1株(つぼみ&茎)をフライパンに入れ、塩少々と大さじ3の水を入れてフタをして火をつけ、沸騰したら弱火で2分程度、柔らかくなるまで加熱する。(好みで、ついでに他の野菜も一緒に。)
水気を切ってマヨネーズと粒マスタードを1:1で和える。大さじ1ずつ~試して、味見をしながら好みの味に調える。

ブロッコリーと一緒に細めに切ったにんじんを茹でて仕上げに温泉卵と粉チーズをトッピングしたら、おもてなしにも出せる一品に。

【薄切り】すぐ火が通る!副菜があっという間に完成

茎単独でおかずにするなら、【薄切り】がおすすめです。
乱切りの時と同様に外側の固い皮は切り落とした上で、数ミリ幅の輪切りにしていきます。
薄いので火が通りやすく、レンジ加熱で2分程度で柔らかくなり、お浸しやナムルに最適です。

火が通りやすいので、重なった状態でレンジ加熱してもすぐ火が通る。

■おすすめざっくりレシピ:茎だけでナムル
薄切りにしたブロッコリー1株分の茎に塩少々を振って耐熱ボウルに入れ、柔らかくなるまで電子レンジ500Wで2分程度加熱する。
水気を切って、鶏がらスープの素(顆粒)小さじ1/2とごま油小さじ1で和える。

好みで醤油を少々足しても。鶏がらスープの素は入れ過ぎるとすぐに味が濃くなってしまうので、薄味好みの家庭ではひとつまみだけ入れてから調整するのがおすすめ。

茎の方が多い栄養素も!

ブロッコリーは基本的にはつぼみ(先端部)の方が茎より栄養豊富ですが、カリウムやカルシウムといった一部の栄養素は茎の方により多く含まれています。
また、糖分も茎の方が多いため甘みを感じやすいのも特徴。
ぜひ茎の部分も日々の食事に取り入れましょう。

◆この記事を書いたのは・・・植松愛実
サンキュ!STYLEライター
身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND