【野菜のプロ監修】「ブロッコリー」の保存方法は?正しい方法を知りおいしく使い切ろう!
2022/07/11
この記事では、「ブロッコリー」が冷凍・冷蔵・常温それぞれの保存方法に向いているかなど、保存方法について解説しています。また、保存する際のポイントやレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、食材の状態や保存環境によって保存期間は変わります。保存方法にかかわらず、できるだけ早めに消費しましょう。
■記事監修
冷凍?冷蔵?常温?ブロッコリーの適切な保存方法や期間を紹介
ブロッコリーは、1年中スーパーに並んでいることから、手に入りやすい野菜であるため、よく購入しているという方も多いでしょう。ブロッコリーを買ってそのままにしていたら全体が黄色く変色して、食べごろを逃してしまったという経験を持つ方もいるのではないでしょうか。
ブロッコリーを保存する場合は、常温で保存できる期間は短いため、冷蔵保存か冷凍保存にしましょう。
ここでは、ブロッコリーの適切な保存方法や保存期間を紹介していきます。冷凍・冷蔵・常温に分けて詳しく説明するため、ブロッコリーの保存方法について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
冷凍保存
ブロッコリーは、買ってすぐに使用しないと新鮮さが失われてしまいます。ブロッコリーを少しでも長く保存したい場合は、冷凍保存するとよいでしょう。
冷凍保存の方法には、生のままと茹でてからの2種類があります。
生のまま冷凍保存する場合は、小房に分けて切りましょう。次に、ブロッコリーの表面に付着している水分を取っておきましょう。解凍した際に水っぽくなってしまうのを防ぐことができます。
カットしたブロッコリーを数個まとめて食品用ラップで包んだ後、ジッパー付きの保存袋に入れて保管します。
茹でてから冷凍保存する場合は、まず小房に切り分けましょう。次に塩を入れた熱湯でブロッコリーを30秒程度茹でた後、水気を切ります。冷めてきたら、ジッパー付きの保存袋に入れて保管します。
ブロッコリーを茹でる際は、高温かつ短時間でかために茹でることを意識しましょう。そうすることで、水っぽくなるのを防いでくれます。ブロッコリーを既に茹でているため、使いたい時にすぐ使えることがメリットでしょう。
生でも茹でた後でも、ブロッコリーの冷凍保存期間は1カ月程度となっています。
冷蔵保存
冷凍保存より保存期間は短縮されてしまいますが、冷蔵保存も可能です。
冷蔵保存をする場合は、まずブロッコリーの葉と茎を切り落としましょう。そのあと、キッチンペーパーを濡らしたもので包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保管します。
茹でてから冷蔵保存する場合は、キッチンペーパーを敷いた容器に茹でたブロッコリーを並べましょう。つぼみ部分に水がたまらないようにブロッコリーを立てて入れるとより良いです。
ポリ袋に入れずに、そのまま冷蔵庫にブロッコリーを置いてしまうと、他の野菜や果物の賞味期限を早めてしまう可能性があります。これは、野菜の熟成を促進するエチレンガスの影響によるものです。
保存期間は、生のままで3~4日程度、茹でてからであれば1~3日程度といわれています。茹でてしまうと、保存期間がさらに短くなってしまうことからなるべく早く食べ切りましょう。
また、ブロッコリーは温度が0℃に保たれているチルド室での保存が推奨されています。一般的に野菜室は、3~7℃で設定されているので、より鮮度を保ちたいのならチルド室がおすすめです。
常温保存
ブロッコリーの常温保存は、基本的には向いていません。保存期間は、1日程度が目安といわれており、ほとんど日持ちすることはありません。
長期の保存は目指さずに、なるべく早めに食べるよう心がけましょう。すぐに食べる場合も同様に、買ってきたら一旦冷蔵庫に入れておくことをおすすめします。
常温のまま保存してしまうと、水分が抜けしなびてしまったり、つぼみが成長し、開花するために栄養素が奪われてしまうことから風味や食感が悪くなってしまいます。
また、ブロッコリーを最適に保存できる温度は0~5℃程度となっているため、夏も冬も常温保存に向いてないといえるでしょう。
ブロッコリーを使ったおすすめレシピ紹介
ブロッコリーは、ビタミンCやビタミンB1、B2、カロテン、カルシウム、食物繊維などの様々な栄養素が含まれている緑黄色野菜です。
そのようなブロッコリーをおいしく食べるレシピを紹介していきます。ご興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめレシピ1:ブロッコリー入りナポリタン
「ブロッコリー入りナポリタン」は、ブロッコリーやウィンナーソーセージが具材のナポリタンです。ケチャップやウスターソースで味付けしているため、コクのある味を楽しめます。
スパゲティを茹でる工程を前日にしておき、冷蔵室で保管するともっちりとした食感になります。また、茹でた後に隠し味のマヨネーズをあえることで、麺がくっつかなくなるため、ぜひ試してみてください。
調理時間は25分程度ですが、ひと手間かけることでさらにおいしいナポリタンを作ることができます。また、加熱済みの冷凍ブロッコリーを使用することで、スパゲティと一緒に茹でる工程を省けるでしょう。
おすすめレシピ2:ブロッコリーのツナマヨディップ&クラッカー
「ブロッコリーのツナマヨディップ&クラッカー」は、細かく切ったブロッコリーやツナを使用したレシピです。重いと感じやすいツナとマヨネーズの組み合わせも、ブロッコリーを加えることで食べやすくなります。
調理時間は10分程度で、電子レンジだけで作れるため、サッと作りたいという方におすすめのレシピです。ビールやワインのようなお酒にも合うため、ちょっとしたおつまみが欲しい時に作ってみてはいかがでしょうか。
おすすめレシピ3:ブロッコリーとじゃこの蒸し焼き
「ブロッコリーとじゃこの蒸し焼き」は、甘みが出たブロッコリーにじゃこの塩気がマッチしたレシピです。こんがり焼けたじゃこのパリッとした食感はクセになるでしょう。
調理時間は10分程度となっているため、お弁当のおかずとしても作りやすいでしょう。また、冷蔵保存で4日程度は日持ちするため、作り置きをしておくと晩ご飯の1品としても役立ちます。
ブロッコリーの正しい保存方法を知って食材をおいしく使い切ろう!
ブロッコリーの常温保存は、1日程度しか日持ちしないため、なるべく避けるようにしましょう。
長期間保存したい場合は、冷凍保存が向いています。冷蔵での保存も可能ですが、野菜室で保存せずにチルド室で保存することがポイントです。
正しい保存方法や期間、おすすめレシピを参考にブロッコリーを上手に使い切りましょう。