キッチンはヤバイところだけピンポイント大掃除!1か所15分のコツ

2019/12/27

毎日使うキッチンは、こまめに掃除しているつもりでも気づかない汚れがいっぱい。大掃除では、ふだん目をつぶりがちな場所をきれいにしましょう。今回ご紹介する「ピンポイント大掃除」なら、1スポット15分で完結。換気扇や冷蔵庫、電子レンジもピカピカに!

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<教えてくれた人>
浦野清美さん
NPO法人 日本ハウスクリーニング協会 指導員。掃除会社の登場前から個人でハウスクリーニング業を開始。協会の運営補佐や講師、家事代行もこなすキャリア28年のベテラン。 https://www.jhca.or.jp

用意したい洗剤

汚れに合った洗剤を選ぶことはラク掃除の鉄則。油汚れなど「酸性」の汚れには「アルカリ性」、水あかなど「アルカリ性」の汚れには「酸性」の洗剤が最適。

● 皮脂汚れ/油汚れ/石けんかす/排気ガス/ヤニ
アルカリ電解水、重曹、クリームクレンザー、住居用洗剤、油汚れ用洗剤、浴室用洗剤、ガ
ラスクリーナーなど
● 水あか
クエン酸水など
● 除菌/ぬめり取り
酸素系漂白剤、除菌・漂白用洗剤など
● カビ取り
塩素系カビ取りジェル(有毒ガスが発生するので酸性の洗剤と同時に使うのは厳禁)

キッチンの掃除

「今日は冷蔵庫だけ」と、時間と場所を決めて取りかかるのがやる気アップのコツ。

換気扇まわり(作業時間15分)

洗剤:Aアルカリ電解水または油汚れ用洗剤
道具:へら、ウエス、Vカットブラシ、マイクロファイバークロス

(1)油汚れをこそげ落とす
へら(ホームセンターで入手可)か端が平らな割り箸をウエスでくるみ、汚れをこそげ落とす。S字フックに下げたコンビニ袋に汚れたウエスをポイッ。

(2)フィルターをこすり洗い
Aか、Aに半量の熱湯を加えて温まったものをかけながら、Vカットブラシか古歯ブラシでフィルターをこすり、お湯ですすいだあと、から拭き。

(3)全体をお湯拭き
換気扇の内側と外側をマイクロファイバークロスでお湯拭きする。洗剤を使うと表面が変色することがあるため、お湯拭きが安心。

ガスコンロ(作業時間15分)

洗剤:A重曹または油汚れ用洗剤 Bアルカリ電解水
道具:ステンレススポンジ、Vカットブラシ

(1)五徳をこすり洗い
ステンレススポンジにAをつけて五徳をこすり、お湯で洗い流す。ステンレスたわしより五徳に密着するスポンジのほうが汚れがラクに落ちる。

(2)接ぎ目の汚れをかき出す
縁にすき間のあるコンロの場合は、BをスプレーしながらVカットブラシか古歯ブラシで細かいゴミをかき出す。

冷蔵庫(作業時間15分)

洗剤:Ⓐアルカリ電解水
道具:メラミンスポンジ(小)、マイクロファイバークロス、ウエス

(1)庫内を磨く
食品を入れる場所なので、できれば洗剤なしですませたい。はずせるパーツはお湯で洗って、から拭き。庫内はお湯でぬらしたメラミンスポンジで磨く。

(2)外側をお湯拭き
外側をマイクロファイバークロスでお湯拭きする。上部の天板部分など、汚れのひどい所は、Aをスプレーしたウエスで拭く。

シンクまわり(作業時間15分)

洗剤:Aクエン酸水 Bクリームクレンザー C重曹またはセスキ炭酸ソーダ
道具:ナイロンタオル、食器用スポンジ、古歯ブラシ、ふきん

(1)蛇口を磨く
蛇口にAをかけてナイロンタオルで磨く。ナイロンタオルは長さを半分くらいにカットすると力を入れやすくなる。お湯で流して、仕上げのから拭きをする。

(2)シンクを磨く
食器用スポンジにBを含ませてシンクを磨く。ステンレスの場合、丸く磨くと跡が残るので、ステンレスの目に沿って磨くのが◎。

(3)排水口とパーツをこすり洗い
排水口からパーツをはずし、Cをかけてそれぞれを古歯ブラシでこする。排水口は古歯ブラシ3本を背中合わせに留めた古歯ブラシで掃除するとラク。

電子レンジ(作業時間10分)

道具:マイクロファイバークロス、へら、ウエス

(1)頑固な汚れはお湯拭きしたあとへらでこそげ落とす
マイクロファイバークロスで庫内と外側をお湯拭き。庫内にこびりついた汚れがゆるんだところで、ウエスでくるんだへらでこそげ落とす。

換気扇やコンロは、調理後のまだ熱が残っているうちにひと拭きすると汚れがゆるんでいてラクに落ちる。シンクには食器洗い用のスポンジだけでなく、排水口の掃除用ブラシを常備しておくと「ついで掃除」がしやすくなります。

参照:『サンキュ!』1月号「ヤバい所だけ!ピンポイント大掃除」より。掲載している情報は19年11月現在のものです。撮影/千葉充 構成・文/志賀朝子 編集/サンキュ!編集部

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