【管理栄養士監修】「シフォンケーキ」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/11/12
この記事では「シフォンケーキ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
シフォンケーキを食べると太りやすい?
シフォンケーキの特徴といえば、ふわふわで軽い口あたりです。ほんのり甘い生地が食欲をそそるお菓子といえるでしょう。
シフォンケーキは、ほかのケーキなどに比べるとカロリーや糖質は低めです。とはいえ、生クリームやチョコレートなどをトッピングしてしまうとカロリーも糖質もかさんでしまうので、ダイエット中に食べるスイーツとしては注意が必要でしょう。
シフォンケーキ1切れあたりのカロリー
ここからはプレーンなシフォンケーキ、チョコシフォンケーキ、バナナシフォンケーキ、レモンシフォンケーキのカロリーを見ていきましょう。
なお、記事中のシフォンケーキ1個は、直径17cmを8等分したものとして計算しています。
シフォンケーキのカロリー
プレーンなシフォンケーキ1個(49.6g)のカロリーは144kcalです。これは生クリームもフルーツも添えない、シフォンケーキそのもののカロリーの数値です。
チョコシフォンケーキのカロリー
チョコレート、ココアを使用したチョコシフォンケーキ1個(57.1g)のカロリーは184kcalです。チョコレートが使われる分、プレーンなタイプよりも高カロリーになります。
バナナシフォンケーキのカロリー
11gのバナナを使ったバナナシフォンケーキ1個(63.6g)のカロリーは139kalです。1個当たりの重量は多いですが、プレーンタイプのものとほとんどカロリーは変わりません。
レモンシフォンケーキ
レモン18.8gを使用したレモンシフォンケーキ1個(68.5g)のカロリーは140kcalです。こちらも重量があるにも関わらず、カロリーはプレーンタイプとほとんど変わりませんが、シロップや生クリームなどはトッピングされていない数値であることには注意が必要です。
シフォンケーキの炭水化物量は?
炭水化物は大別すると糖質と食物繊維に分けられます。糖質は私たちの体と脳を動かす不可欠なエネルギー源ですが、消費しきれなかった糖質は中性脂肪に変わり、体内に蓄積されてしまいます。そのためとりすぎに注意が必要です。
前述した4種類のシフォンケーキ1個あたりの炭水化物量と糖質量は以下の通りです。
●シフォンケーキ:16.46g(16.21g)
●チョコシフォンケーキ:19.81g(18.73g)
●バナンシフォンケーキ:18.41g(18.07g)
●レモンシフォンケーキ:18.39g(18.14g)
※括弧内は糖質量
プレーンなシフォンケーキとそのほかのシフォンケーキを比較しても、糖質量は2g程度の違いです。糖質量は種類によって大きな違いはないといえるでしょう。
シフォンケーキの糖質量を比較
シフォンケーキの炭水化物量や糖質量は多いのか、ほかのケーキと比べてみましょう。
●シフォンケーキ(49.6g・1個):16.46g(16.21g)
●ホットケーキ(121g・1枚):50.66g(49.7g)
●ショートケーキ(118.8g・1個):29.05g(28.59g)
※括弧内は糖質量
1個あたりだとシフォンケーキの低糖質さが目立ちます。ただし、同じ重量で換算するとシフォンケーキはショートケーキよりも糖質が高くなります。シフォンケーキが低糖質といえるのは、あくまで1個だけで抑えた場合ですので注意しましょう。
シフォンケーキを食べる際のポイント
ここからはカロリーの気になるかた向けに、シフォンケーキを食べる際のポイントを紹介していきます。ダイエット中などにシフォンケーキを食べたくなった際の参考にしてください。
トッピングを控える
カフェなどでシフォンケーキを頼むと、ホイップクリームが添えられて出てくることが多いでしょう。ふわふわのシフォンケーキと相性抜群のホイップクリームですが、ほとんど脂質の塊といってよく、50gで211kcalと高カロリーな食材です。
ダイエット中であれば、ホイップクリームだけでなく糖質を多く含むジャムや甘いソースなどのトッピングは控えめにしましょう。
食べる時間を意識する
量やカロリーを控えることも大事ですが、ダイエット中であれば食べる時間も意識しましょう。とくに就寝の3時間前からは食事をとらないようにする方が賢明です。
就寝前に食べてしまうと体が消化に追われ、睡眠に悪影響となります。上質な睡眠がとれないと代謝に関係するホルモンの分泌量が減り、結果として太りやすくなることも考えられるでしょう。
手づくりする
シフォンケーキを手づくりすると、カロリーや糖質を調整しやすくなります。小麦粉をおからパウダーに変えたり、ノンオイルでつくるレシピなどがおすすめです。
小麦粉とおからパウダーの100gあたりのカロリーや糖質量は以下の通りです。おからパウダーの方が高カロリーですが、糖質量はわずか8.7gです。炭水化物から糖質量を引いた数値が食物繊維量なので、おからパウダーには43.6gも含まれています。食物繊維は、便通を改善したり糖質や脂質の吸収を抑えてくれるので、ダイエット中には積極的に取り入れるといいでしょう。
●小麦粉:368kcal|75.9g|73.4g
●おからパウダー:421kcal|52.3g|8.7g
※左から順にカロリー、炭水化物量、糖質量
シフォンケーキを食べるなら量に注意!ほどほどに楽しもう
シフォンケーキは、1個単位ではほかのケーキに比べてカロリーも糖質も低くなっています。しかし、トッピングを加えたり、いくつも食べてしまうと、思っている以上に高カロリー・高糖質になる可能性があります。
食べる量には十分気をつけ、トッピングはほどほどにし、そのままでもおいしいシフォンケーキの味を楽しみましょう。