【管理栄養士監修】「わらび餅」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/12/04
この記事では「わらび餅」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
わらび餅を食べると太りやすい?
わらび餅はひんやりとして、ぷるぷるとした食感が特徴的な和菓子です。わらび餅の中身はゼリーのような見た目をしていることもあり、高カロリーというイメージはあまり持たれないかもしれません。
しかし、わらび餅には砂糖が含まれているものもあります。また、きな粉や黒蜜などをかけて食べるのが一般的でしょう。実際のカロリーはどの程度になるのかを確認していきましょう。
わらび餅1個のカロリー
わらび餅は、わらびという植物の根から採れるわらび粉からつくられます。ですが、わらびの根は少量しか採れず希少なものです。そのため、スーパーなどで市販されているほとんどのわらび餅は、でんぷんやくず粉などが使われている場合が多いようです。
わらび粉でつくられたわらび餅は茶色や黒っぽい見た目をしていますが、市販されているわらび餅は透明で透きとおっているのが特徴です。
ここからは本来のわらび粉を使わず片栗粉などで代用した、現在多く流通しているわらび餅のカロリーを見ていきましょう。
わらび餅1食あたりのカロリー
水と片栗粉、砂糖でつくるわらび餅1個(14g)のカロリーは18kcalです。
上記にきな粉2gをまぶしてつくった、きな粉わらび餅1粉(16g)のカロリーは27kcalになります。
わらび餅の炭水化物量は?
炭水化物は大別すると糖質と食物繊維に分けられます。糖質は私たちの体と脳を動かす不可欠なエネルギー源ですが、消費しきれなかった糖質は中性脂肪に変わり、体内に蓄積されてしまいます。そのため、とりすぎには注意しましょう。
前述した2種類のわらび餅の炭水化物量と糖質量は以下のとおりです。
●わらび餅:4.43g(4.43g)
●きな粉わらび餅:5.05g(4.71g)
※カッコ内は糖質量
わらび餅の糖質量を比較
ほかの和菓子とカロリーや糖質量を100gあたりで比較してみましょう。
●きな粉なわらび餅:169kcal|31.56g|29.43g
●どら焼き:271kcal|48.72g|46.43g
●練り羊羹:216kcal|50.12g|47.42g
※左から順にカロリー、炭水化物量、糖質量
あんこが使われている和菓子よりも、わらび餅の方が糖質量が少ないことがわかります。
おやつではなく、おかずと比較するとどうでしょうか。ポテトコロッケの糖質量は100gあたり25.3gです。糖質制限ダイエットではご飯やコロッケ(じゃがいも)は控える食品とされていることが多いですが、きな粉なわらび餅はコロッケよりも糖質が多いため、必ずしも糖質の少ない食品というわけではないので注意しましょう。
わらび餅を食べる際のポイント
ここからはカロリーの気になるかた向けに、わらび餅を食べる際のポイントを紹介していきます。ダイエット中などにわらび餅を食べたくなった際の参考にしてください。
食べる時間を意識する
わらび餅に限らず夜遅くに食事をするのは避けましょう。間食をする場合には、14時から15時くらいがおすすめでしょう。この時間帯は、体内で脂肪をため込む働きをするタンパク質が少なくなり、食べたものが一番脂肪になりにくいといわれています。
また、空腹のときには食べすぎてしまう可能性があるため、あらかじめ食べる量を決めておくといいでしょう。
トッピングをかけすぎない
わらび餅を食べるときには、黒蜜やきな粉など何かをかけて食べるのが一般的です。
わらび餅自体はシンプルな味わいのため、ついつい黒蜜やきな粉、あんこなどをかけすぎてしまうこともあるでしょう。これらには糖質が多いものもあるため、カロリー・糖質を気にするのなら量を調節しましょう。
有酸素運動をする
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動をダイエットに取り入れる人も多いでしょう。有酸素運動を行うことで、糖や脂肪をエネルギーとして消費しやすくなります。
有酸素運動は、消化に負担のかかる食後すぐの時間を避けて、無理のない程度に自分の体力に合わせて時間や運動量を設定するように心がけてみましょう。
わらび餅を食べるなら量に注意!ほどほどに楽しもう
わらび餅は涼しげな見た目から、あまりカロリーや糖質が高いというイメージを持たれないこともあります。
しかし、市販されているわらび餅にはデンプンやくず粉などが使われていたり、砂糖が入っていたりするため、カロリーと糖質は高くなりやすいでしょう。そのため、わらび餅の食べすぎには注意して、ほどほどに楽しみましょう。