【管理栄養士監修】気になる「梅酒」のカロリーや炭水化物量とは?飲む際に押さえるべきポイントを紹介
2021/07/17
この記事では「梅酒」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい飲み方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています。(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります。)
梅酒は太りやすい?
梅酒は果実酒のなかでも人気で、水割りやソーダ割り、ロックなど、さまざまな飲み方で広く飲まれています。なかには自家製梅酒をつくっているかたもいるでしょう。
甘酸っぱく口当たりのよい梅酒はついつい飲みすぎてしまい、思った以上に酔いすぎたり、「カロリーのとりすぎでは」と気になる人も多いでしょう。カロリーや糖分を気にしている人は、梅酒を飲みすぎないよう量を調整する必要があります。
梅酒のカロリー
梅酒のカロリーは、100ml(104g)あたり162kcalです。原料に氷砂糖や黒糖が使われることがあるため高カロリーのお酒と言えます。
ご飯1膳(160g )が269kcalのため、200ml飲むとご飯1膳のカロリーを大幅に超えてしまいます。カロリーオフの梅酒製品も販売されていますが、商品によってカロリーが大きく異なるので注意が必要です。
梅酒の炭水化物量は?
梅酒に含まれる栄養素のなかで炭水化物がもっとも多く、100ml(104g)あたり21.53gで、カロリーに換算すると86.12kcalになります。
梅酒300mlで、ほぼご飯一膳の炭水化物量(59.36g)をとることになるため、とくにダイエットをしている人は飲みすぎないよう意識しましょう。
梅酒を飲むときのポイント
多量の氷砂糖を使ってつくられる梅酒を飲むと、摂取カロリーが高くなりがちです。しかも、口当たりがよく飲みやすい梅酒は、飲みすぎてしまうことも多いでしょう。
前述したとおり、梅酒のカロリーや炭水化物量は決して低いとは言えません。そのため、頻繁に梅酒を飲む場合は、その飲み方に注意をはらう必要があります。
水分をとる
梅酒を飲む際は、なるべく水分をとりましょう。
アルコールを摂取すると利尿作用が強く働き、体が脱水状態に陥りやすくなります。また、体内でアルコールを分解する際の酵素の働きには、水が必要だと言われています。脱水症状や二日酔いを防ぐために、アルコール量と同程度の量の水をとることが重要です。
そのほかにも、水分をたくさんとることで満腹感が得られ、飲酒量を抑える効果も期待できます。
割り材選びに注意する
梅酒を飲む際は、サイダーやジンジャーエールなど糖分が入った割り材を使わないようにしましょう。梅酒の糖分に加えて、割り材の糖分を摂ることになるのでカロリーオーバーになってしまいます。
ダイエット中など糖分を控えたい際には、割り材として糖分の含まれていない水や炭酸水を使ってみましょう。
また、温かいお湯で割るのもおすすめです。温かい梅酒をゆっくり飲んでいくと、体も温まり代謝も上がります。
糖質がカットされた梅酒を選ぶ
梅酒だけでも多くの商品が売り出されています。そのなかには、カロリーオフや糖質カット、糖質ゼロの梅酒もあり、商品によってカロリーが大きく異なります。
カロリーや糖質が気になる人は、カロリーオフや糖質カットなどの商品を選びましょう。現在では多くの商品が市販されているので、自分にあった風味やタイプの梅酒を探してみるといいでしょう。
梅酒を飲むときにおすすめのおつまみ
梅酒には基本的にどんなおつまみでも合いやすいですが、梅酒の飲み方によって若干相性が異なります。梅酒をストレートやロックで飲む場合は、甘さや酸味が強い梅酒に負けない味の濃いおつまみとの相性がよいでしょう。
一方、水割りやお湯割りにすると梅酒の甘酸っぱさが薄まるため、少し味が薄めのおつまみの方が梅酒の味が生きます。また、ソーダ割にするとすっきりするため、刺激のあるおつまみがよいでしょう。
カロリーや糖質が気になるかたでも楽しめるよう、ここからは梅酒を飲むときにおすすめのヘルシーなおつまみを紹介します。
おすすめのおつまみ1:パリパリささ身揚げ
揚げ物は食べたいけれど、なるべくヘルシーなおつまみがよい人には、「パリパリささ身揚げ」がおすすめです。揚げ油を使用するものの、ささ身はヘルシーでたんぱく質がとれます。
パリパリに揚げられたささ身は香ばしく、あっさりとした塩味は梅酒の風味を邪魔しません。薄く切ったささ身を揚げて塩をかけるだけで簡単につくれるお手軽おつまみです。
おすすめのおつまみ2:さっぱりヘルシーワカメサラダ
梅酒のカロリーや糖質が心配な人には、低カロリーの「さっぱりヘルシーワカメサラダ」がおつまみにぴったりです。ポン酢しょうゆで味つけしたさっぱりしたサラダで、暑い夏のおつまみにも最適です。
食物繊維やミネラルをとれるワカメサラダは、ついつい食べすぎても罪悪感がないおつまみです。
梅酒のカロリーや炭水化物量について知り飲み方を工夫しよう!
市販の梅酒は、飲み比べができるほど種類が豊富なため、カロリーや糖質が気になる人はカロリーオフや糖質カットの商品を選ぶとよいでしょう。また、自家製の梅酒をつくっているかたは、使う砂糖の量を調整しましょう。
体重が気になるから梅酒を飲まないのではなく、梅酒のカロリーや種類、飲み方、適したおつまみなどの知識や情報を得て、上手に工夫しながら飲むとよいでしょう。