【管理栄養士監修】気になる「甘酒」のカロリーや炭水化物量とは?飲む際に押さえるべきポイントを紹介
2021/07/17
この記事では「甘酒」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、飲み方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています。(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります。)
甘酒は太りやすい?
甘酒は太りやすそう、カロリーが高そうといったイメージを持つ人が多いでしょう。しかしケーキやクッキーといった嗜好品などよりは、甘酒1杯分のカロリーは低くなっています。
甘酒は昔から「飲む点滴」と言われており、ミネラルなどの栄養素を含んでいます。量に気をつけて飲めば、甘酒は栄養価もあり健康にいい飲み物です。
甘酒のカロリー
甘酒のカロリーは、コップ1杯(190cc)あたり154kcalになります。
甘酒の原料は米麹と酒粕の2種類に分けられます。米麴からつくる場合は砂糖を加えなくても自然な甘みがありますが、酒粕からつくる場合は砂糖を加えないと甘みが弱いです。甘みを強くするために砂糖を加えていくほど、カロリーも高くなってしまいます。
甘酒の炭水化物量は?
甘酒に含まれる炭水化物は、コップ1杯(190cc)あたり34.77gで、カロリーに換算すると139.08kcalです。コップ1杯のカロリーは154kcalになりますので、甘酒の主成分の多くが炭水化物となっていることがわかります。
脂質は0.19gと低く、ビタミン・ミネラルでは銅とマンガン、葉酸などが含まれています。
甘酒を飲むときのポイント
甘酒は炭水化物量が多いですが、飲み方を工夫すれば体重や太りやすさが気になるときでも楽しめます。
ここからは、甘酒を飲むときに注意したいポイントをいくつか紹介します。
飲む量に気をつける
甘酒はビタミンやミネラルが含まれていますが、多量に飲むとカロリーオーバーの原因になります。ご飯1膳(160g)が269kcalなので、コップ2杯飲むとご飯1膳のカロリーを大幅に超えてしまうことになります。
そのため、飲みすぎてしまわないように気をつけましょう。また、甘酒を飲みすぎるだけでなく、甘酒を飲むときは甘いお菓子や、いも・小麦粉・米などが主原料になっているものなどもいっしょに食べないようにしましょう。糖質の過剰摂取に繋がります。
原材料を確認する
市販の甘酒を購入するときは、原材料や含まれている添加物に注意する必要があります。砂糖を多量に使われている場合は、飲みすぎに注意しましょう。
また、米麹甘酒の場合は原材料に砂糖や甘味料が含まれているか、酒粕甘酒の場合は表記順で砂糖が先頭になっているかを見ることで、糖質が高い甘酒かどうか比較することができます。糖質が気になる場合は、表示を確認して選んだり、飲む量を加減するようにしましょう。
甘酒のおすすめアレンジレシピ
甘酒はそのまま飲んでもおいしいですが、甘酒の魅力はそれ以外にもあります。
ここでは、甘酒を活用したレシピをいくつか紹介します。もし気になるものがあれば、ふだんとは違ったアレンジレシピで甘酒を楽しんでみましょう。
甘酒のおすすめレシピ1:甘酒バナナスムージー
甘酒のおすすめレシピの1つ目は、お手軽に飲める「甘酒バナナスムージー」にです。
甘酒にバナナをプラスすることで、満腹感も得られるスムージーになっています。調理も簡単にできてしまうので、朝などに飲むのもいいでしょう。
甘酒のおすすめレシピ2:イチゴと甘酒のシャーベット
2つ目は、食後のデザートなどにおすすめの「イチゴと甘酒のシャーベット」です。
食事を支度するときにいっしょに調理することで、食後の時間には冷えたデザートとして食べられます。また、甘酒にいちごのフレッシュなおいしさが加わり口直しにもなります。
甘酒のおすすめレシピ3:甘酒入り卵焼き
甘酒は、料理にも使うことができます。甘酒を使うことにより、おだしのおいしさが引き立ちます。
いつもの卵焼きに、ひと工夫をして違いを楽しんでみましょう。
甘酒のカロリーや炭水化物量について知り飲み方を工夫しよう!
甘酒のカロリーや成分、また甘酒を飲むときに注意すべき点について解説しました。甘酒の栄養は炭水化物がほとんどを占めますが、脂質が少なく、ビタミンやミネラルも含まれる飲み物です。
甘酒の飲みすぎや原材料に注意し、カロリーや炭水化物量が気になるときでも工夫して甘酒を楽しみましょう。