【管理栄養士監修】「コーヒー」のカロリーは高い?炭水化物量と飲むときのコツを紹介
2021/07/22
この記事では「コーヒー」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています。(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります。)
コーヒーを飲むと太りやすい?
コーヒーは香りが香ばしく、一息つきたいときや集中したいときなどに飲むことが多いですが、コーヒーは太りやすい飲み物なのでしょうか。
ブラックコーヒーならカロリーや糖質もおさえられますが、砂糖やミルクを加えるとカロリーも高くなるため、コーヒーは飲み方や1日に飲む量によっては太る原因になる可能性があります。
コーヒーのカロリー
コーヒーには何も入れずに飲むブラックコーヒーや、ミルクを加えたカフェオレなど飲み方によって種類があり、コーヒーに何を加えるかによってカロリーが変わってきます。
ここからは、それぞれのコーヒーのカロリーを解説していきます。
ブラックコーヒーのカロリー
ブラックコーヒーのカロリーは、カップ1杯(150g)で6kcalです。
ブラックコーヒーで飲む場合は、砂糖やミルクを入れるよりカロリーがおさえられるため太る心配はありません。
カフェオレのカロリー
カフェオレはドリップコーヒーに同量のミルクを加えた飲み物で、カップ1杯(170g)で60kcalになります。さらに砂糖を加えた加糖カフェオレはカップ1杯(170g)で91kcalです。
ブラックコーヒーと同じ150gで比べると、カフェオレのカロリーは53kcalになります。
カフェラテのカロリー
カフェラテはエスプレッソにミルクを加えた飲み物で、カップ1杯(220g)で110kcalになります。
カフェラテは、エスプレッソとミルクを同量で割るのではなく2:8の割合で混ぜるので、カフェオレよりもミルクの割合が多くなる分、カロリーも高くなります。
なお、ブラックコーヒーと同量の150gあたりのカロリーは、75kcalです。
コーヒーの炭水化物量は?
ブラックコーヒーの炭水化物量はカップ1杯(150g)で1.05gです。ブラックコーヒーの場合は炭水化物の量も低いと言えますが、カフェオレやカフェラテの場合、炭水化物の量も変わってきます。
ブラックコーヒーと同じく150gで比較するとカフェオレの炭水化物量は4.13g、カフェラテは5.52gと量が増えていきます。これは主に、牛乳を加える量の違いによるものです。
コーヒーに含まれるカフェインの効果
カフェインの効果には、眠気を覚ます効果、利尿作用、リラックス効果、集中力を高める効果などがあります。
また、カフェインには脂肪を分解してエネルギーに変えやすくする働きがあり、運動と組み合わせることで脂肪燃焼効果の増加が期待できます。
しかし、カフェインの多量摂取はめまい、興奮、不安、不眠症、下痢、吐き気などが起こることがあるため、4杯くらい(カフェイン量400mg)までを目安にするといいでしょう。ただし、子どもや妊娠・授乳中の人はカフェインへの感受性が高くなりやすいため、これよりも少なくするよう推奨されています。
コーヒーを飲むときのポイント
コーヒーにはカフェインが含まれており脂肪燃焼を助けることがわかりましたが、カロリーや太りやすさが気になるときはどのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。
ここからは、コーヒーを飲むときのポイントをいくつか紹介します。
カロリーが気になる場合はブラックを選ぶ
カロリーや太りやすさが気になる場合は、ブラックコーヒーを選びましょう。
また、温度にも注意するとよいです。冷たいものの摂りすぎは体を冷やし、代謝を下げたり体調不良を招くため、健康やダイエットが気になる人はアイスコーヒーよりもホットコーヒーを選びましょう。
砂糖やミルクの量に注意する
ブラックで飲むのが苦手だったり、どうしても砂糖やミルクを入れたかったりする場合は、砂糖やミルクを入れる量に注意しましょう。
ブラックコーヒーに角砂糖を1個入れると26kcal、ミルクを5g入れると10kcalとなり、ブラックで飲むときと比べると炭水化物量とともにカロリーが高くなります。
なお、カロリーを抑えたい場合は脂質量が少なくなる低脂肪牛乳や無脂肪牛乳がおすすめですが、炭水化物量を抑えたい場合は、普通牛乳よりも低脂肪牛乳の方が高くなることが多いので、注意しましょう。
コーヒーのカロリーについて理解しよう!
ブラックコーヒーなら低カロリーですが砂糖やミルクを加えることによりカロリーが高くなるため、砂糖やミルクを入れて飲む場合は注意が必要です。
また、コーヒーに含まれるカフェインには、リラックス効果や集中力を高める効果、脂肪燃焼などの有効な効果も期待できますが、その一方で、めまいや興奮、下痢などのマイナスの効果が現れる可能性もあります。
この記事を参考にコーヒーのカロリーや効能、飲むときのポイントを知り、自分にあった飲み方で楽しみましょう。