グラスにワインを注ぐ

【管理栄養士監修】「ワイン」のカロリーは高い?炭水化物量と飲むときのコツを紹介

2021/07/23

この記事ではワインのカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています。(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります。)

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとして...

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ワインを飲むと太りやすい?

赤ワインと熟したブドウ
Roxiller/gettyimages

ワインは適量を守りいっしょにあわせるおつまみを工夫すれば、体重や太りやすさが気になるかたにもおすすめのお酒です。

ワインには赤ワイン、白ワイン、ロゼワインなどの種類があります。白ワインは基本的に白ぶどうの果汁のみ、赤ワインは黒ぶどうの皮と種を果汁といっしょに発酵させてつくられ、ロゼワインは途中まで赤ワインと同様で、色が十分つく前に皮と種を取り除く方法が主流になっています。

使われるぶどうの種類や製法により、カロリーや炭水化物量には多少の差があります。

ワインのカロリー

ワインとチーズのグラス。レストランのテーブルの上にチーズ、ワイングラス、ボトルの品揃えや様々なタイプ。テーブルの上に赤、バラ、黄色のワインやシャンパン。ワイナリーコンセプ�
yagmradam/gettyimages

ここからは、太りやすさの目安としてワイン種類別のカロリーについて説明します。

ダイエット中などカロリーが気になる場合でもおいしくワインを飲むために、それぞれのワインのカロリーを知りましょう。

赤ワインのカロリー

まず、赤ワインのカロリーから説明します。

カベルネ・ソーヴィニヨンやピノ・ノワールといった品種の黒色系ブドウからつくられる赤ワインのカロリーは、グラス1杯(80g)あたり58kcalです。

白ワインのカロリー

次に、白ワインのカロリーについて説明します。

搾汁したブドウ果汁を発酵させて造られる白ワインのカロリーは、グラス1杯(80g)あたり58kcalです。

ロゼワインのカロリー

薔薇色を意味するロゼワインのカロリーは、グラス1杯(80g)で62kcalです。

ロゼワインは赤ワインや白ワインよりも若干カロリーが高いことがわかります。

ワインの炭水化物量は?

グラスに赤ワインを注ぐ詳細
Jag_cz/gettyimages

それぞれのワインの糖質量をチェックしてみましょう。

白ワイン1杯(80g)の糖質は1.6g、赤ワイン1杯(80g)では1.2g、ロゼワインは1杯(80g)あたり3.2gです。

ロゼワインは、ほかのワインと比較して糖質を多く含んでいます。

ワインを飲むときは適量を把握する

ブドウと赤ワインのボトル。古い空の用紙ラベル 、 テキストのスペースをコピーします。
igorr1/gettyimages

1日に適切なアルコール量は、性別、年齢、体重、健康状態などによって異なりますが、厚生労働省が「節度ある適度な飲酒」とする量は、1日約20g程度となっています。

純アルコール量は、酒量(ml) × 度数(%) / 100 × 比重 = 純アルコール量(g)という式で出すことができます。

これをアルコール度数12%のワイン1杯(80g)で計算すると、80(ml) × 0.12 × 0.8 =7.68になります。7.68gが純アルコール量ということです。つまり、2杯程度が適量だと考えられます。

お酒の飲みすぎは、肝臓に脂肪が溜まって臓器障害を起こしたり、肥満をはじめとした生活習慣病に繋がる可能性が高くなります。ワインを楽しむ際は、1日の適量について把握しておきましょう。

ワインを飲むときのコツ

これまで、ワインのカロリーや炭水化物量について説明してきました。

しかし、カロリーや太りやすさが気になるときでもワインを楽しみたいでしょう。まず、アルコールを摂取するときには水分を摂るようにしましょう。いっしょに水分をとることで、飲む量を抑えることができます。また、アルコールには利尿作用が強く脱水症状が起こりやすくなるため、適度に水分を摂取するようにしましょう。

また、空腹の状態で飲むことは避けましょう。アルコールは消化をほとんど受けずに吸収されるため、空腹の状態でワインを飲んでしまうと酔いのまわりが早くなります。

これらの点に気をつけながらワインを楽しんでみましょう。

ワインにあうヘルシーおつまみレシピ

体重や太りやすさが気になるかたにもおすすめの、ワインに合うヘルシーおつまみレシピをご紹介します。

一般的にワインはチーズとの相性がよく、白ワインは魚介料理、赤ワインは肉料理との組み合わせがよいと言われています。

お酒を飲むと肝臓がアルコールを分解、代謝するためにタンパク質やビタミンを必要とします。おつまみには、タンパク質を多く含む肉や魚、野菜やキノコ類を使ったものがおすすめです。

おすすめレシピ1:ブロッコリーのチーズ焼き

出典:E・レシピ

シンプルな材料でおいしい「ブロッコリーのチーズ焼き」をご紹介します。

チーズの味が、赤ワインにも白ワインにもあうのでおすすめです。ブロッコリーはとくにビタミンが豊富な野菜です。アルコールの代謝に必要なビタミンを手軽に摂取できるヘルシーなおつまみです。また、ブロッコリーはゆでずに電子レンジで加熱することで、ビタミンの損失を抑えることができます。

おすすめレシピ2:マッシュルームのパン粉焼き

出典:E・レシピ

マッシュルームを切らずにそのまま使った「マッシュルームのパン粉焼き」は、ヘルシーなのに食べ応えがある一品です。

マッシュルームなどのキノコ類には、代謝に必要なビタミンB群が含まれています。飲酒後は、代謝のためにビタミンB1が不足しがちなので、マッシュルームはワインのおつまみにおすすめの食材です。また、キノコに多い食物繊維がアルコールの吸収をおだやかにして二日酔いなどを予防します。ビタミンB群と食物繊維を摂る場合、お好みのキノコに置き換えたり組み合わせるのもおすすめです。

おすすめレシピ3:鮭のマリネ

出典:つくおき

さっぱりとさわやかな味わいの「鮭のマリネ」もヘルシーなおつまみです。

鮭は、肝臓がアルコールを分解するために必要なタンパク質を含んでいます。さわやかなマリネの風味が、とくに白ワインに合います。カラフルな彩りがテーブルに映えるので、おもてなしの一品としてもおすすめです。

ワインのカロリーについて理解しよう!

グラスにワインを注ぐ
kuppa_rock/gettyimages

このように、ワインは種類によってはカロリーや糖質が低めのものもありますが、飲みすぎてしまうと肥満に繋がります。

ワインのカロリーや糖質量について理解し、ほかのお酒と同様に適量を守って楽しくいただきましょう。

※参考にしたサイト

 
 

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