【管理栄養士監修】気になる「コーンフレーク」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2021/07/23
この記事では「コーンフレーク」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
コーンフレークを食べると太りやすい?
コーンフレークは、手軽に食べられる食品です。穀物のトウモロコシを原料にしていて、朝食やおやつとして食べられています。プレーンタイプのほかにも、甘味料が添加されているものなど、さまざまな種類のコーンフレークがあります。
コーンフレーク自体は高カロリーというわけではありませんが、牛乳をかけたり、砂糖やチョコレートなどでコーティングされているものを選ぶと、そのぶんカロリーは増えるでしょう。
カロリーを気にしている場合は、商品の選び方や食べ方を工夫することが重要です。
コーンフレーク1食分のカロリー
砂糖などの甘味料をコーティングしていない、プレーンタイプのコーンフレークは、1食分40gあたり152kcalです。
甘味料やドライフルーツ、ナッツなどを添加しているタイプはそのぶんカロリーが高くなるため、購入する際には含まれる内容を確認しましょう。
ノンシュガーのプレーンタイプに牛乳をかけた場合は、1皿(240g)あたり286kcalになります。
コーンフレークの炭水化物量は?
コーンフレーク1食40gあたりの炭水化物量は33.44gで、エネルギーに換算すると133.76kcalです。コーンフレークは炭水化物を含む穀物である、トウモロコシを原料につくられています。
穀物類からつくられる食品のなかでも、入手しやすく調理の手間もかからないことから、日常的に手軽にエネルギーを摂取しやすい食品だといえるでしょう。
コーンフレークに含まれる主な栄養素
市販のコーンフレークは、食べ方や味の好みで選べるよう商品ラインナップが多いでしょう。手軽に食べられることから、朝食やおやつとして重宝されています。
炭水化物やタンパク質といった活動のエネルギー源になる栄養素をメインとしていますが、商品によっては栄養バランスを整えるために、ミネラルやビタミンなどを添加しているものがあります。ここでは一般的なコーンフレークに含まれる主な栄養素について解説していきます。
食物繊維
穀物からつくられるコーンフレークには、食物繊維が含まれています。食物繊維は、食べ物に含まれている成分のうち、人の消化酵素では消化できない物質です。
食物繊維には便の量を増やしたり、腸の動きを良くして便秘を防いだりする効果が期待できます。また、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌のエサとなり、菌を増やして腸内環境を改善し、おなかの調子を整えてくれます。
ナトリウム
コーンフレークは、人体の生命活動を維持するのに必須となるミネラルの一種であるナトリウムも含んでいます。食塩を構成する栄養素でもあるナトリウムは、体内の水分を調整したり、筋肉や神経を正常に動かすために必要だといわれています。
水分バランスや細胞外液の浸透圧を調節するほか、栄養素の吸収や輸送に関与したり、血圧を調整、細胞外液量を保つなどの役割を担っています。
牛乳をかけることでタンパク質も得られる
1食分のコーンフレークにコップ1杯程度の牛乳をかけて食べると、9.72gのタンパク質を得られます。タンパク質は筋肉や臓器、毛髪や皮膚などの体を構成する成分であり、ホルモンや酵素などとして身体を調整する機能もあるといわれています。
人の体の約15~20%はタンパク質でできているため、生命の維持に不可欠な栄養素だといえるでしょう。
タンパク質は、1度にたくさん摂取してもすべてが効率よく使われるわけではないため、自分にあった量をこまめに補給することが大切です。
コーンフレークを食べる際のポイント
コーンフレークは手軽に食べられる食品ですが、食べすぎには注意が必要です。
しかし、コーンフレークは食べる際のバリエーションをつけやすく、ヘルシーに食べる工夫がしやすい食材といえます。食べる際にちょっとした工夫をすることで、カロリーを抑えたり、よりバランスよく栄養を摂取することが可能です。
ここからはコーンフレークを食べる際のポイントや、満足感のある食べ方について紹介していきます。
低脂肪乳や無調整豆乳に変える
タンパク質などの栄養バランスの向上や、食べやすさの観点からコーンフレークには牛乳をかけるのが一般的です。しかし、カロリーが上がってしまうことが気になる人も多いでしょう。牛乳を低脂肪乳や無調整豆乳に変えることで、多少カロリーを抑えることができます。
コップ1杯200mlあたりの牛乳のカロリーが138kcalであるのに対して、低脂肪乳は96kcal、無調整豆乳は95kcalです。同じコップ1杯の量でも40kcal程度低くなります。
よく噛んで食べる
コーンフレークは口当たりがよいため、1度にたくさんの量を食べられますが、食べすぎ防止や消化を助けるためには、よく噛んでゆっくり食べることを意識しましょう。
よく噛むことは、食べすぎによる肥満防止や味覚を刺激して味わって食べられるようになるなど、さまざまなメリットがあります。また、口まわりの筋肉を動かすことで脳の血流を促し、唾液を多く分泌させて歯の健康を保ったり、消化を助けるといった働きも期待できるでしょう。
果物をトッピングする
コーンフレークに果物を加えると、食べ応えや栄養バランスがアップする可能性があります。果物にはビタミンやミネラル類が含まれる場合が多く、彩りも華やかになるという魅力があります。
コーンフレークにあわせる果物は、バナナやキウイなど通年で手に入るものや旬のものなどを好みで選びましょう。コーンフレークにそのまま加えてもおいしく食べられますが、牛乳やヨーグルトをかけたものにトッピングするなどのアレンジをしても、おいしく食べられるでしょう。
また、生の果物ではなくドライフルーツを選ぶとさらに歯応えがあり、ゆっくりと噛んで食べることに役立ちます。ただし、油や砂糖が添加されていないものを選ぶのがポイントです。食べすぎると栄養価だけでなくカロリーも高くなるため、生の果物よりも少ない量にすると安心でしょう。
コーンフレークのカロリーや炭水化物量について知り食べ方を工夫しよう!
コーンフレークは、手軽に食べられる食品のひとつです。入手しやすく、調理の手間もかからないため、世代を問わず食べられているでしょう。
穀物のトウモロコシを主原料にしているため効率よくカロリーを摂取でき、口当たりのよさが特徴です。ヘルシーに食べたい場合は、低脂肪乳に変えてカロリーを抑えたり、食感や栄養バランスをアップさせるほかの食材と組み合わせることもおすすめでしょう。
コーンフレークのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しましょう。