乾燥の匂いに苦しむ女性

ハウスクリーニングのプロに聞いた!「臭う家」がサボりがちな掃除ってなに?

2021/07/25

気温が高くなると、臭いの問題に悩まされる機会も増えてきます。そこで今回は、ライターの増田剛己さんに、ハウスクリーニングのプロに取材してもらいました。

WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・...

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じつは意外と多い臭いに関するハウスクリーニングの依頼

ハウスクリーニングのプロによれば、臭いについての依頼はけっこう多いようです。「タバコやペットの臭いなどの依頼などけっこうありますよ」とのこと。

このように悪臭の理由がわかっている場合もありますが、どこが臭っているのかわからないようなことってありませんか?

プロによれば「どこからかはっきりわからない場合は排水口などからくる臭いの可能性が高いですね」とのこと。排水口、ちゃんと掃除したはずなんだけれどと言うあなた、ちょっとした掃除をサボってしまうことで悪臭が発生することになるのです。

今回はそのメカニズムと防止策について教えていただきました。

臭い対策1:排水口のゴミ受けの生ごみは早めに捨てる

「夏場の悪臭の原因は、生ごみということは少なくありません。シンクにある三角コーナーの場合、見えているのですぐに処理できますが、排水口の中にあるごみ受けにたまった生ごみは見えていないだけについつい放置しがち。とくに夏場は数時間放置するだけで菌が繁殖して悪臭を放ちますので、注意してください」

とのことで、夏場は料理するたびにゴミ受けの生ごみを捨てるように心がけたいところ。

生ごみを捨てる際は水切りネットに入れて、よく水を切るのがポイントです。水気が菌を繁殖させる原因になります。

でも、水気を切って袋に入れ、きつく縛って、ゴミ箱に捨てたとしてもそこから悪臭が出る場合もあります。そのような場合は、ゴミ箱ではなく、冷蔵庫などに入れて、菌の増殖を抑えておくといいでしょう。ゴミ出しの直前に冷蔵庫からゴミ袋へ移してください。

臭い対策2:ゴミ受けだけでなく排水トラップも外して洗って!

シンクの排水口の掃除というと、ゴミ受けそのものを洗って終わりという人が多いかもしれませんが、ゴミ受けの下にある排水トラップも外して、食器用洗剤などで丁寧に洗いましょう。

ここにぬめりがあると悪臭の原因になります。ゴミ受けのある側面もスポンジやブラシを使って丁寧に洗ってください。できれば夏場などは毎日、その日の終わりに掃除しておくといいでしょう。「毎日なんて面倒」と思うかもしれませんが、毎日掃除をすれば汚れがたまりにくいので、掃除はラクなはず。むしろ、たまにしかやらないほうが不快だし面倒ですよ。

それ加えておすすめしたいのが、1日の終わりに50度以上のお湯をかけておくことです。これが菌の繁殖を防ぎます。

臭い対策3:レンジの油汚れ掃除は天板だけではNG!五徳もキレイに

キッチンは排水口以外にも臭いの発生源がいろいろとあります。たとえば、ガスレンジの油汚れ。汚れたまま放置していると油が酸化して悪臭を放ちます。汚れが目立つのはトッププレート(天板)ですが、ここを掃除すれば大丈夫というわけではありません。

長年の汚れは五徳にもこびりついていることが多く、それが嫌な臭いの原因になっていたりします。天板だけでなく、定期的に五徳も取り外して洗いましょう。

バケツに五徳を入れて、ぬるま湯、重曹を入れて小一時間すると汚れが浮き出てきます。あとは食器用の洗剤などで丁寧に洗ってください。魚グリルなども掃除を怠っていると臭いの原因になるので、この方法で洗いましょう。

また、キッチンにある布巾も悪臭の原因だったりします。生乾きで放置すると臭いが発生します。よく乾かすことが菌の発生を抑えます。

臭い対策4:お風呂場のへアキャッチャーの下も掃除!

排水口はキッチンだけではなく、お風呂場にもあります。つまり、お風呂場が臭いの原因ということもあるのです。排水口のふたを開けると、ヘアキャッチャーがあります。

ここは髪の毛やせっけんかすがたまる場所です。頻繁に掃除していれば、簡単に取り除ける毛髪やせっけんカスも、時間が経つとヘドロ化してなかなか取りづらくなっています。とは言え、比較的掃除しやすい場所なので、気にしている人は多いでしょう。

でも、ヘアキャッチャーの上だけ掃除していては万全の臭い対策とは言えません。じつはヘアキャッチャーの下こそが、定期的に掃除していないと臭いの原因になる部分。

ヘアキャッチャーを取り外して、髪の毛やヘドロ状になったせっけんかすなどを取り除いたら、重曹をふりかけ、ぬるま湯を少しかけて5分ほど放置。そのあと、歯ブラシなどでこすってきれいにします。

ここも定期的に掃除していれば大変なことにはならないので、頻繁に掃除しましょう。掃除するいちばんいいタイミングは家族全員がお風呂を使った直後です。毎回やっていれば、たいした苦労なく汚れが取れますよ。

臭う家がサボりがちな掃除のまとめ

プロからすると当たり前のことも、ふつうの人はそこまで掃除しないというところがあるようです。家の中で発生する悪臭は、ほとんどが「掃除していない場所」から発生するもので、菌が繁殖しやすい排水口が要注意ポイント。

「臭いの発生源はたいていの場合は排水口だったりしますが、我々ハウスクリーニングのプロができるのも排水口の出入口までで、配管そのものが詰まっていて、そこから悪臭が出ている場合は、水まわりのプロに頼んだほうがいいでしょう」とのことで、放置すればするほど大事になってしまうようなので、こまめな手入れを心がけましょう。

◆監修・文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。

 
 

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