【管理栄養士監修】気になる「チーズタッカルビ」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2022/04/28
この記事では「チーズタッカルビ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときの食べ方や、押さえるべきポイントについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
チーズタッカルビを食べると太りやすい?
チーズタッカルビは、鶏肉や野菜を甘辛いコチュジャンなどで味つけし、とろとろのチーズとからませて食べる韓国料理です。ほどよい辛さとチーズのコクがよく合い、日本でも人気のメニューですが、食べすぎると太る原因になってしまいます。
しかし、食べ方を工夫することで、カロリーを気にしているかたでも食べやすくすることはできます。ここでは、チーズタッカルビのカロリーや炭水化物量、食べるときのポイントをご紹介します。
チーズタッカルビ1食分のカロリー
チーズタッカルビ1食分(486.2g)のカロリーは、710kcalです。鶏肉やチーズのたんぱく質が多くとれる反面、たっぷりのチーズや皮つきの鶏もも肉が使われていると、脂質も多くなって高カロリーとなります。
カロリーを抑えたい場合、チーズや鶏もも肉に注目するといいでしょう。
チーズタッカルビの炭水化物量は?
チーズタッカルビ1食分(486.2g)の炭水化物量は41.76gです。全体のカロリー710kcalに対して炭水化物41.76gが占めるカロリーは、167.04kcalです。そのため、カロリーに対しての炭水化物量はそれほど多くないといえます。
炭水化物を減らしたい場合は、チーズタッカルビの1/3以上の炭水化物量を含んでいるコチュジャンの使用量を減らして味つけするといいでしょう。また、ご飯が進みやすい味つけなので、いっしょに食べる場合は食べすぎに注意しましょう。
チーズタッカルビを食べるときのポイント
高カロリーなチーズタッカルビですが、調理法や食べ方を工夫することでカロリーを抑えたり、太りにくくしたりすることができます。ここでは、チーズタッカルビを食べるときのポイントをご紹介します。
チーズに牛乳を混ぜる
自宅でチーズタッカルビを手づくりする場合は、チーズの量を通常の半分にし、減らした分だけ牛乳を混ぜるとよいでしょう。牛乳は同量のチーズの約1/5のカロリーしか含まないため、できあがりの量は変えずにカロリーを抑えることができます。
チーズを減らしても、牛乳にコクがあるので物足りなさは感じにくいでしょう。また、チーズのみでつくる場合より、時間が経ってもチーズが固まりにくくなる点もおすすめです。
ゆるいと感じた場合には、牛乳に片栗粉を溶いて加熱し、とろみを加える方法もあるので参考にしてみてください。
鶏皮をとる
チーズタッカルビの材料である鶏肉の皮を取り除くことも、食べるときにおすすめのポイントです。皮付きの鶏肉は皮なしの鶏肉に比べ約2倍のカロリーとなるため、皮を取るだけでも大幅にカロリーを抑えることができます。
鶏皮は簡単に手ではがすことができ、冷凍保存もできるので捨てずに別日に調理するとよいでしょう。最近では鶏皮を取り除いた状態で売られているものもあるので、そのようなものを活用することもおすすめです。
鶏むね肉を使う
一般的にチーズタッカルビは鶏もも肉を使うことが多いですが、手づくりする場合は鶏むね肉を使うことをおすすめします。
鶏むね肉は鶏もも肉に比べ脂質が少ないため、カロリーが少し低くなっています。さらにカロリーを減らすのであれば、鶏むね肉も皮なしで使用するといいでしょう。
なお、たんぱく質量は鶏むね肉の方が多いため、たんぱく質を多く必要とするかたやダイエット中のかたにもおすすめの食材です。
よく噛んで食べる
よく噛んで食べることは、脳の満腹中枢を刺激し食べすぎの防止につながるためおすすめです。脳の満腹中枢は食べ始めて20分くらい経ったころから刺激され始めるので、ゆっくり時間をかけてよく噛んで食べましょう。
噛み応えがあるほど食べるのに時間がかかるため、れんこんやごぼうなどの根菜類やきのこなどを多めに加えてみるのもいいでしょう。
よく噛むことで食材本来の旨味を感じることもできるため、食べたという満足感の向上にもつながります。
また、よく噛むことは食べすぎの防止だけでなく胃腸の働きを助けたり、虫歯や歯周病などの口の中の病気を予防し、ガンの予防につながるなど、さまざまな体にとってよい効果も期待できます。
コチュジャンを手づくりする
韓国のコチュジャンは水あめやシロップが入っており甘味が強いものが多いので、手づくりして甘味を調整したり、低カロリーな甘味料に置き換えるとカロリーを少し抑えることができます。コチュジャンは、味噌、唐辛子、しょうゆなどの自宅にある材料でも簡単につくることができます。
つくったコチュジャンは冷蔵庫で長期保存も可能なので、つくり置きをしてほかの料理に使用するのもよいでしょう。
チーズタッカルビのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!
今回はチーズタッカルビのカロリーや炭水化物量、食べるときのポイントについてご紹介しました。チーズタッカルビは高カロリーな料理ですが、食べ方に気をつけるだけでカロリーを気にするかたも食べやすくなります。
ご紹介した内容を参考に食べ方を工夫して、日常の食事にチーズタッカルビを取り入れてみてはいかがでしょうか。