男と女の戦い

うっかりで「離婚」もありうる!?夫が激怒する、妻が無自覚に言いがちな“地雷ワード”

2023/10/26

一緒に暮らしていると、パートナーに対してネガティブな言葉をぶつけてしまうことがあります。それ自体はよくあることかもしれませんが、なかには言った本人が想像していなかったほど相手を傷つけてしまう言葉も少なくありません。

そこで今回は、夫が激怒する妻が無自覚に言いがちな「地雷ワード」を、「恋人・夫婦仲相談所」の所長である三松真由美さんに解説してもらいます。

会員数1万3,000名を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長として、テレビ、ラジオ、新聞、We...

>>>三松真由美の記事をもっと見る

そのひと言が、夫をキレさせるかも!?

夫に言われると「はあ?」とイラつく言葉ってありますよね。

「忙しそうだけど、俺も何か手伝ってあげようか」
「おい、おむつが濡れてるみたいだぞ」
「言ってくれればやったのに」

など、女性たちをイラっとさせる「地雷ワード」があるように、夫たちにとっても「地雷ワード」は存在します。

新婚当初は、妻がうっかり踏んだ地雷に対しても苦笑いで不機嫌を押し殺していたやさしい夫も、無自覚&度重なる地雷ワードによって、パートナーへの愛情や信頼を失ってしまうかもしれません。

今回は妻が無自覚に言いがちな、夫をキレさせる「地雷ワード」の代表例をご紹介しましょう。

パターン1:清潔感にかかわる言葉

「不潔」「おじさんの体臭がする」「脂ぎってる」「食べ方が汚い」「気持ち悪い」「生理的に無理」

のような、相手がまるで汚い、不快な生き物であるかのようなワードは、思っている以上に相手を深く傷つけます。

例えば「食べ方が汚い」のように、なかなか自分では気がつかなかったり、「体臭」のように容易に改善できなかったりすることは、指摘するとしても注意深く言葉を選んで伝える必要があります。

また「気持ち悪い」「生理的に無理」とまで言われてしまうと、相手の存在そのものを否定することになりますから、軽い冗談のつもりでも言わない方が賢明です。

パターン2:「ジェンダーステレオタイプ」な言葉

リビング ライフ スタイル イメージで若いアジアのカップル
itakayuki/gettyimages

「男らしくない」「男のくせに」「男なのに〇〇できないの?」「ちっちゃい男」「女々しい」「男なんだから〇〇するべき」

のような、旧態然としたジェンダーイメージを踏襲した言葉にムッとする男性ももちろんいます。

「男だから力持ちでしょ」「男のくせに運転ができないの」といった言葉は、自分が勝手に決めた「男はこうあるべき」というイメージを振りかざし、その人の価値をすることになります。

世の中の女性が全員「おしとやか」で「か弱い」なんてことがないのと同様、すべての男性が「豪快」で「力強い」とは限りません。相手の持つ本質や良いところを見ずに、「男なんだから」のような言葉ですべてを否定される辛さは、今の時代、とくに気をつけなければなりません。

パターン3:外見に関わる言葉

「ハゲ/薄毛」「デブ/豚」「チビ」「みっともない」「老けてる」「一緒に歩きたくない」

のような、相手の見た目や身体的な特徴をあざけったり、否定したりする言葉は、当たり前ですが相手を傷つけます。

「うちの夫は見た目なんか気にしないだろう」というのは、前項でも取り上げた勝手なジェンダーイメージ。たとえ「ここを改善してほしい」という思いの指摘だったとしても、言葉を選んで丁寧に伝えるのがベターです。

パターン4:仕事や稼ぎに関わる言葉

ベンチに座っている落ち込んだアジアの実業家。
metamorworks/gettyimages

「接待ゴルフなんてどうせ遊びでしょ」「出張で旅行気分ね。私も行きたいわ」「だから昇進できないのよ」「給料低いんだからもっと残業してきて」「あんたの仕事なんて子育てより楽でしょ」「ローン返せるの?」

のような、相手の仕事内容、出世、役職、収入などを否定する言葉は、プライドに関わる部分です。

とくに、相手が自分自身の会社での位置や収入に少なからずコンプレックスを持っていたような場合、これらの言葉に激しく反応するでしょう。

仕事や会社は社会での自分の存在意義、収入は家庭での自分の立場を見せる拠り所です。これらを否定されることは自分の存在がたいしたことない、と言われていることと一緒と感じます。

相手のプライドに配慮しながら発言するよう心がけなければ大変なことに。

夫婦関係は鏡。マイナスの言葉は必ず返ってくる

いろいろなご夫婦と接していると、女性の感覚とは異なる地雷ワードがあることに気づきます。あらかじめこれらを頭に入れておくことで、無意識に地雷を踏んでしまうことを避けることができます。

夫婦関係は「鏡」と同じ。マイナスな言葉を相手に投げれば、相手からもマイナスな言葉が返ってきます。地雷を避けるためにも、できるだけポジティブな言葉のキャッチボールを心がけていきましょう。

小さい頃に教わった「自分がされて嫌なことはしない。言われて嫌な言葉は言わない」。男女関係なく、相手の“いいところ”にスポットライトを当てて生活していると、ネガティブワードは減ってゆきます。


◆監修・執筆/三松 真由美
会員数1万3,000名を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長として、テレビ、ラジオ、新聞、Webなど多数のメディアに出演、執筆。夫婦仲の改善方法や、セックスレス問題などに関する情報を発信している。『堂々再婚』『モンスターワイフ』など著書多数。

三松真由美さん最新刊「夫とだけ、感じません」発売中

出典:Amazon

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND