めんどくさい!でも散らからない家をキープしたい!
2024/02/10
散らからない収納の秘訣は、行動と収納をひもづけたこと!書類を受け取った後の行動を決めてダイニングテーブルをスッキリ&作業する場所のそばに日用品を集結させるなど、素早くラクに片づく仕組みを教えてもらいました。
<教えてくれた人>
整理収納アドバイザー みやけみほさん(三重県 44歳)
単身赴任中の夫、長女(6歳)、長男(4歳)の4人家族。ワンオペ育児に追われながら、日々の暮らしや実践している収納&片づけテクをインスタで発信中。インスタ@mih5222
◎HOUSE DATA◎
持ち家一戸建て/築4年/3LDK(102.69平米)
「ダイニングテーブルが散らかる原因は“紙”だから」書類を受け取った後の行動を決めた
玄関:不要なDMはその場で捨てる
冷蔵庫前:開封して封筒を捨てる
封書は冷蔵庫の側面に貼り付けているカッターで開封し、中身を出して、不要な封筒はすぐに処分。
ダイニングテーブルの上:クリアファイルに入れて未処理の段へ
書類は1案件ずつクリアファイルに入れ、無印良品の木製ラック上段の未処理コーナーで一時保管。
書類の内容を確認したら処理済の段へ
時間があるときに書類を確認し、終わったらクリアファイルに入れたまま下の「処理済」コーナーに移動。
長期保管する物はサイズ別に分類する
「処理済」コーナーの書類で保管が必要な物は、ガバッと広がる蛇腹ファイルでサイズ別に分類。「項目ごとにラベリングし、何がどこにあるかわかりやすくしています」。
専用ファイルに入れて一時保管する
例えば捨てようか迷う服をとりあえずボックスで保管するように、捨てようか迷う書類も専用のファイルを作って保管。収納に困る物の一時置き場を確保すれば散らかりません!
「戻す場所がバラバラだと片づけが大変だから」一緒に使う物はセット置きにした
作業するダイニングテーブルのそばに日用品を集結!
テーブルで使う文房具や日用品を近くの棚にまとめて収納し、どこに何がしまってあるかわかるようラベリング。「一緒に使う物をセットで置けば、作業効率もアップします!」。
〈レターセット〉封筒+ハガキ+切手
100均の透明ケースに封筒、ハガキ、切手をまとめておけば、郵便物を出すときスムーズ。封筒はサイズ違いで準備しておくと◎。
〈お金セット〉電卓+領収書+小銭ケース
医療関連の領収書や明細書、電卓はセットで。子どもの集金などで必要になる小銭も、100均ケースでまとめておけば慌てません。
電池は種類ごとに仕切ると在庫チェックも簡単!
いざというときないと困る電池は単2、単3、ボタン電池など、種類ごとにケース内を仕切って細かく分類。「在庫の数がすぐわかるので、買い忘れの防止にも役立ちます」。
〈冠婚葬祭セット〉儀袋+新札+筆ペン・名前スタンプ
祝儀袋や香典袋、お年玉用のポチ袋などはここに。一緒に使う筆ペンやお祝い用の新札までセット置きしているのが、みほさん流。
散らからない家をキープするためにみほさんがしない収納6選
なるべく物や手間を増やさず、見た目の良さや収納力よりも使いやすさを重視する。これが散らからない家を保つために、みほさんが実践している“しないルール”の共通点です。
収納グッズの種類を増やさない
収納グッズは家中で使い回せる物を厳選。高い位置にはKEYUCAのハンドル付きストッカー、分類収納には無印良品のハーフファイルボックス、細かい物の収納には100均のくつした整理カップを愛用。
そうすると……余計な物が増えなくなる!
カウンターを一時置き場にしない
リビングの収納棚上のカウンターは、位置的にも高さ的にも、つい物を置きたくなる絶好のスペース。「ここにあえて小物を飾り、物を置けないようにガード。ちょい置き防止に効果的です」。
そうすると……ちょい置きがなくなって片づく!
キャスターを付けて床に直置きしない
片づけや掃除がしやすいよう、床に置く物は直置きせず、キャスターを付けて可動式に。「ボックスの裏の四隅にビニールテープを貼り、そこに100均の粘着タイプのキャスターを貼り付けています」。
そうすると……床に物が散らばらなくなる!
棚板の間隔を狭くしない
食品ストックは無印良品のハーフファイルボックスで分類。「棚板を増やせば収納力はアップするけれど、上に手を入れる空間を確保したほうが出し入れしやすいので、棚板の間隔はあえて狭めません」。
そうすると……手が入りやすく出し入れがラク!
容器をわざわざ入れ替えない
「前は洗剤をおしゃれな容器に入れ替えていたけれど、結局メーカーのボトルが一番使いやすいという結論に(笑)」。洗濯機側面の死角にマグネット式ラックで収納すれば、目につきません。
そうすると……頭を使わず、サッと使ってすぐ戻せる!
おもちゃは隠す収納にしない
リビングの細かなおもちゃは中身が見える半透明のケースで分類すれば、ラベルがなくても早わかり。大きなおもちゃもあえて中身が丸見えの浅いケースに収納し、子どもにとってのわかりやすさを優先。
そうすると……子どもが自分で片づけられる!
参照:『サンキュ!』2024年2月号「散らかる家→散らからない家」より。掲載している情報は2023年12月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/鹿島由紀子 編集/サンキュ!編集部