片づけのプロが気づいた「片づかない家」によくあるものとは?
2024/04/24
家の片づけの際に、よかれと思って使ってはみているものの、なんとなく使いにくいなと感じることはありませんでしょうか。収納グッズには、どれも短所長所がありますが、特性を理解し自身にぴったりな収納グッズでお家を整えられるのがベストですよね!
今回は、整理収納アドバイザーの方尺真美さんに「じつは片づかない原因になりがちなアイテム」について解説してもらいます。
1.形くずれしやすい収納グッズには要注意!
収納グッズはさまざまな種類がありますが、布系の素材などの形くずれしやすいグッズは、使い方に気をつけたほうがいいです。
布系の収納グッズは見た目がおしゃれなものが多いのですが、収納するもの自体が少ない場合は形くずれしやすくなってしまったり、重たいものを入れたときには出し入れする際に持ちにくくなってしまったりすることもあります。
おしゃれな布系の収納グッズを使う際には、入れるものに合わせて使うのがおすすめですよ。
2.こまかすぎる(浅すぎる)グッズには要注意!
収納ケースや引き出しの中などをこまかく分けるグッズは便利なことも多いですが、使いようによっては逆にものが入らなかったりする場合もあります。
とくに、SNSで見たから真似して使ってみる…というのは失敗しがちなパターン。たとえば薬類の収納の場合、絆創膏や錠剤の薬を、箱から出してこまかく分け収納するタイプが好きなかたにはいいですが、薬などを箱のまま使用したいかたには、大きめの収納ボックスに入れて使ったほうが使いやすいです。持ちものに合わせ、また、自分自身が使いやすい収納グッズの大きさを知ることが大切です。
3.中身が見えすぎる収納グッズは要注意!
半透明や透明の収納グッズは、中身に何が入っているかわかるというプラスの面もありますが、空間全体で考えたときに、中身が見えすぎる収納グッズばかり使っていると、雑然とした印象につながり、かつものの管理もルーズになってしまいがち…ということもあります。
たとえば、クローゼットの衣類保管の場合、透明な収納ボックスを使って服を収納すると、洋服のさまざまな色合いが見えてしまい、どうしても色目が気になってしまいます。透明な収納グッズを使う場合には、「中身が見えると便利!」という場所にだけ使うのがおすすめです。中身が見えなく何が入っているかわからなくて心配…というかたは、何が入っているかわかるようにしっかりと「ラベリング」をすることで、中身が見えなくても安心でかつ使いやすい収納になりますよ。
ご自身で本当に使いやすい収納グッズはどんなものなのか、お持ちのものや使い勝手を改めて考えてみてぜひ検討してみてくださいね。
◆執筆/方尺真美さん
衣食住を通じて「暮らしはちょっとのことでグンっと楽しくなる!」をモットーに活動しているSSS-Style+に所属の整理収納アドバイザーで、インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターなどの資格を保有。3児のママ。