「片付けができないのは、私の性格のせい…」
そんなふうに思い込んでいませんか?
実は、片付けが苦手だと感じる人の多くが、知らず知らずのうちに“片付けに関する思い込み”にとらわれてしまっていることが少なくありません。
今回は、整理収納アドバイザーであるライターの持田友里恵が、実際に手放してラクになった5つの思い込みをご紹介します。気づきのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

- 1. 「収納グッズを買えば解決する」は誤解!
- 2. 「一気に片付けるのが効率的」は逆効果になることも
- 3. 「見えないように全部隠す」がスッキリの正解ではない!
- 4. 「家族も片付けてくれるはず」は期待しすぎかも…
1. 「収納グッズを買えば解決する」は誤解!
片付かない原因はモノの量や仕組みにあることが多く、収納グッズを買えば片付くわけではありません。
むしろ、目的が明確でないままグッズを増やすことで、収納が複雑になってしまうことも。
まずは家にあるモノを見直し、「本当に使っているか?」「この場所に必要か?」を見極めてからグッズを選ぶことが、片付け成功の近道です。
2. 「一気に片付けるのが効率的」は逆効果になることも
やる気がある日に一気に片付けたい!…その気持ちはわかりますが、時間が取れなかったり途中で疲れてしまったりして、結局中途半端に終わることも。
短時間で完了する範囲にしぼって、毎日5〜10分でも「続ける」ことを意識する方が、結果的にラクに整った状態がキープできます。
3. 「見えないように全部隠す」がスッキリの正解ではない!
全部を隠す収納は、一見整って見えますが、どこに何があるかわからなくなることも。使いにくいと結局元に戻らず散らかってしまいます。
よく使うモノは“見せる収納”や“取り出しやすさ”を優先するなど、生活スタイルに合わせて使いやすい配置にすることが大切です。
4. 「家族も片付けてくれるはず」は期待しすぎかも…
「私が頑張っているんだから、家族も片付けて当たり前」と思いがちですが、実は片付けのルールが共有されていないケースも。
「ここに戻してね」「このカゴは◯◯用だよ」と伝えるだけで、家族も参加しやすくなります。“誰でも使える仕組み”づくりが、ストレスを減らすポイントです。
5. 「私は片付けができない人間」はただの思い込み
片付けは「性格」ではなく「やり方」や「仕組み」の問題です。
これまでの方法が自分に合っていなかっただけ、と思って新しいアプローチを取り入れてみるだけでも、グッとラクになります。
自分を責めるよりも、「どうすればラクに続けられるか?」という視点で考えることが、片付けの一歩になります。
今回は、手放してよかった5つの“思い込み”をご紹介しました。
片付けに対する思い込みを1つ手放すだけで、気持ちも暮らしも軽くなることがあります。
完璧を目指さなくても大丈夫。まずは“ラクに続けられる方法”を見つけることから始めてみませんか?
■執筆/持田友里恵
片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部