「これ便利そう!」と衝動買いした収納グッズ。
でも、実際はサイズが合わず使いづらかったり、ものが収まりきらなかったりして、かえってごちゃついてしまうこと、ありませんか?
片づけ上手な人は、「買う前の準備」で失敗を防いでいます。
今回は、整理収納アドバイザーであるライター持田友里恵の視点から、“収納グッズを選ぶ前に確認すべきこと”と“失敗しない選び方のポイント”を詳しくご紹介します。

買う前の準備1:使う場所の【サイズを測る】
収納グッズ選びで最も多い失敗が「サイズが合わない」。
「棚に入ると思ったら高さが足りなかった…」なんてことも。
・高さ・幅・奥行きをきちんと測る
・収納予定のものの大きさもチェック
・引き出し式なら開閉スペースも考慮
購入前には必ずメジャーで測り、メモしておくのがおすすめです。
買う前の準備2:【収納するもの】と【使う目的】を明確にする
「とりあえず買っておく」は失敗のもと。
使い道が曖昧なまま収納グッズを購入すると、結局“余計なもの置き場”になりがちです。
・何を収納したいのか
・誰が使うのか(子ども?家族?自分?)
・どこに置くのか
これらを明確にしてから選ぶことで“使いやすさが続く収納”に近づきます。
買う前の準備3:ものの【見直し】を先に行う
収納グッズが増えると、ものも増えがち。
先にものの量を見直さないと、収納グッズに合わせてものが増えてしまうことに。
・まずは使っていないもの・重複しているものを手放す
・“今必要なもの”だけを収納対象に絞る
「収納グッズ=整理の道具」であって「ものを詰め込む箱」ではないことを意識しましょう。
プロが実践する収納グッズの選び方ポイント
中が見えるorラベルが貼れるものを選ぶ
中身が見えないボックスは、ものの存在を忘れてしまう原因に。
透明のケースやラベルが貼れるタイプは、誰が見てもわかりやすく、戻しやすい収納に。
シンプル&汎用性のあるデザインを選ぶ
部屋の雰囲気やライフスタイルが変わっても長く使えるように、色は白・クリア・木目などのベーシックカラーがおすすめ。
積み重ね可能な形や、シリーズ展開されているものは買い足しもしやすく、使い勝手◎。
「出し入れのしやすさ」をチェック
見た目だけで選ぶと、いざ使うときに面倒になることも。
フタがかたい、引き出しが重い、重ねすぎて下のものが取り出しにくい
などは、日々のプチストレスに。
実店舗で触ってみたり、口コミをチェックしたりしながら“日常の使いやすさ”を第一に選びましょう。
収納グッズは、選び方しだいで「片づけがラクになる味方」にも、「ごちゃつきのもと」にもなり得ます。
買う前に以下の3点を必ず確認しましょう。
1:サイズを正確に測る
2:収納したいものと使う場所を明確にする
3:ものの見直しを先に行う
この“事前準備”さえできていれば、収納グッズ選びはもう迷いません。
便利なグッズに頼る前に、まずは“使う人にとっての使いやすさ”を軸に、選ぶ目を育てていきましょう。
■執筆/持田友里恵
片づけられない主婦から片づけのプロに!“片づけ=自分を大切にすること”という信念のもと、片づけの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部