手放すものの行方「誰かにあげよう」には要注意!4つの確認

2022/10/05

サンキュ!STYLEライター渡部夏代です。

家の片づけを進めるためにものの整理を行います。手放してもいいと思うもので「まだキレイだし」「まだ使えるし」と思うものは、誰かほしい人がいたらあげたくなる場合が多いです。

しかしちょっと待って!
誰かにあげようとする前に、今一度確かめてほしい4つを述べます。

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【1】「誰かにあげよう」の誰かとは?

友人、親戚、ご近所さん。あげようとする対象はどなたでしょうか?

譲る対象が明確ではなくて、「誰かいたら」「ほしい人がいたら」というだけだと、いつまで経っても「誰か」は現れないかもしれません。そうすると、あげようと思いながら、ずっとそのままで月日が経過してしまいます。

家から出さない限りは片づかないのです。

【2】あげるのはいつか?

あげようとする対象がはっきりしているなら、実際にその人にあげるのはいつでしょうか?「今度会ったら」「次遊びに来たとき」と、いつになるかわからなければ、なかなか渡すことができません。

あげるなら早いほうがよいです。渡す目的で会う約束をするのもよいと思います。それがきっかけで楽しい交流になるなら一石二鳥ですね。

【3】重要!相手の欲しがっているものか?

あげようと思っている相手のかたはそれを必要としていますか?欲しがっているものなら感謝されるでしょう。しかし欲しくないものだったら迷惑になる可能性もあります。

いきなり目の前にものを渡されたら断りにくいものです。事前にさりげなく聞いておくのがよいと思います。

【4】1番重要!捨てる罪悪感を回避するための押しつけになっていないか?

これは自分の内面の問題です。捨てる罪悪感を回避するために人にあげようとするマインドは、片づけの本質には向かっていません。

片づけの本質は、自分にとって必要なものだけを選び、それらに囲まれて快適に暮らすことです。理想の暮らしのためには、そもそも必要のないものは家には入れない判断力を培うことが大切。安易にものを買い続け、罪悪感を回避するために人にあげることを繰り返しているようでは、時間もお金も気持ちもすり減ってしまい、本当の快適には近づくことができません。

罪悪感を回避するためにあげようとするなら、一度ゴミとして捨ててみてください。捨てるときの心の痛みを味わうのもひとつの方法です。そうすれば、その後は買い物をするときによく考えるクセをつけることができるようになります。

◆この記事を書いたのは……渡部夏代
整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片づけが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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