子ども部屋を与えたものの、あっという間に散らかして一向に片づけをしない…そんな日常あるあるを当たりまえのことだとあきらめてはいませんか?
整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんによると、常にきれいな状態を保つのは難しくても、やり方しだいで「手遅れ状態」を防ぐことができるのだそう。
そんなうたさんに意識してやっていること3つを教えてもらいました。

1.オープン収納にする
私自身子どものころから片づけが苦手でした。「片づけなさい」と言われると、早く終わらせるために隠せる場所に詰め込むように…。大人になってもそのクセを直すことがむずかしかったので、今の子ども部屋では極力隠す収納にしないことを意識しています。
デスクはあえてのオープン収納にして、どうしても隠したいものだけ小さめのボックスに収納するとよいでしょう。ごまかしがきかないオープン収納だからこそ、片づけ習慣がいち早く身につけやすいです。
ただし、つくっておしまいでなく、その後のサポートは必須となります。オープン収納だと親も散らかり具合にいち早く気づくことができ、早めの声かけで手遅れ状態を回避できるというメリットもありますよ。
2.定期的に片づけの号令をかける
最初からきれいな状態を保てる人の方が少ないです。「そもそも片づけ方がわからない」というお子さんがほとんどでしょう。片づけのタイミングは親のほうも気にかけておき、「寝る前にこのテーブルの上だけ片づけようか」など、ムリのない範囲で片づける習慣をつけましょう。ときにはいっしょに片づけるとよいですが、あくまでもサポート役だというスタンスは変えずに、親任せにならないように気をつけます。
思春期に入るとこういったコミュニケーションはむずかしい場合もあるので、今のうちに基本的な整理整頓の知識は教えておくとよいでしょう。
3.親も兼用で子ども部屋を使わせてもらう
子ども専用部屋が望ましいものの、わが家は2LDKの賃貸住まい。個室は寝室と子ども部屋しかないので、スペース的な余裕がありません。
基本はリビングで過ごすものの、子どもが学校に行っている間は気分転換に子ども部屋で在宅ワークをすることもあります。親も子ども部屋を使うことで子ども任せにはせず、いっしょにきれいにしていく意識が芽生えました。
「プレ子ども部屋」にしてみると手遅れ状態を防げる!
大人でも「明日からひとりで責任をもってやってください」と言われると不安になってしまいますよね。新入社員もしばらくは上司から仕事のやり方を教わるように、子ども部屋の使い方を教えていくことは親の役目でもあります。
「じぶんの部屋」だという意識は持たせつつ、ひとりで管理できるまでは押しつけずに寄り添って教えていくとよいでしょう。
■執筆/シンプリストうた…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。家族4人のリアルな暮らしぶりを紹介するインスタグラムが人気。
編集/サンキュ!編集部
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