【玄関】狭い玄関をすっきり使うコツ!「出す」「しまう」のメリハリをつけて快適収納
2024/05/13
毎日、何度も出入りする玄関。一般的な家の玄関は広いつくりになっていることが少なく、狭さを感じることが多い場所ではないでしょうか。
わが家の玄関も狭くて暗い玄関で使いづらい場所でしたが、少しの工夫でぐんと快適に!今回は"「日々の暮らしをもっとラクに、もっと楽しく!」をテーマに、暮らしのアイデアを発信する整理収納アドバイザーの貝賀あゆみさんが"「狭い玄関でもすっきり使えるコツ」をご紹介します。
扉を外して圧迫感なし!見せる、隠すを上手に使う
マンションに備えついていることの多い、上から下まで扉がついている玄関収納。わが家の玄関も上から下までの大きな収納で、かなり圧迫感がありました。
淡い色ならよかったのですが、光沢のある濃いめのブラウンで圧迫感がすごい!しかも扉を開けると玄関がふさがれてしまい、家族で出かけるときには玄関渋滞が発生…。悩んだ挙句、下の扉を全部外すことにしましたが、これが大正解でした。
扉を外したことで、靴をさっと取り出せるようになってストレスなし!家族にも「使いやすい」と好評です。
下の扉は全部外しましたが、上の扉は日用品などをざっくり収納できるので、扉は外さずにそのまま使っています。見えるところはすっきりと、見えないところはざっくり収納で使い分けしています。
オープン収納だと靴のニオイが気になるかも?と心配していましたが、扉を外したことで風とおしがよくなってニオイが篭ることがありません。気になるかたは、靴に防臭にもなる湿気取りを入れておくと安心ですよ。
「靴は出しっぱなしにしない」が鉄則
狭い玄関をすっきり見せるコツは、「床に何も出しておかないこと」これに尽きます!オープン収納なので棚の中が雑然と見えるぶん、床に何も置かないとすっきりと見えます。観葉植物を置くと見た目がさわやかになるのでおすすめですよ。
目線の先には靴を置かない
生活感が出やすい玄関は「フォーカルポイント」をつくって、靴から目線を逸らす工夫をするのがおすすめ。玄関を開けたときに、真っ先に目が行くところにお花やグリーンを飾って、目線を上に持ってくるようにすると靴が気にならなくなります。
玄関ドアに近い収納は、目線より上に靴を置くと入ったときに靴に目が行ってしまいます。なので、目線より下に靴を置き、布で隠すことで靴が目立たないように工夫しています。
一方で、家族の靴は布を使わずにオープン収納にして、「出しやすく戻しやすい」収納にしています。
狭い玄関の救世主!無印良品の「壁に付けられる家具3連ハンガー」で収納力UP
狭い玄関ですが、ふだん使うものはすぐに使えるようにしておきたいところ。無印良品の「壁に付けられる家具3連ハンガー」は狭い玄関でも場所を取らずに設置ができる便利なアイテムです。
朝夕2回の犬の散歩で使うお散歩バッグやリードなど、帰って来たときにすぐに引っかけることができて便利ですよ。
そしてこの3連ハンガーは、使わないときにはフックを折り畳むことができる優れもの!フックの出っ張りがなくなると玄関がすっきり見えるので、狭い玄関が広く使えます。
移動できるS字フックも利用して使いやすく
玄関に置いておくと便利なS字フックは、わが家では欠かせないアイテムです。外れやすいS字フックは、結束テープで固定しておくと落ちなくなり、使いやすくなります。
雨の日には上の収納からレインコートを出して、帰って来たらS字フックに引っかけて乾かします。乾いたらそのまま上の棚に戻すスタイルで、「出す」「干す」「片づける」がこの場所で完結!
傘立ての中にもS字フックを入れていて、来客のときには玄関に置いてあるお散歩バッグとリードをさっと隠せるように。S字フックを使わないときには場所を取らずにしまっておけるので、玄関に1つ置いておくと便利です。
「家の顔」と言われる玄関は、いつ誰が来てもいいようにすっきり清潔にしておきたいですよね。靴が散乱しないように戻しやすい仕組みをつくったり、掃除がしやすいように床には何も置かないことで、きれいをキープしやすくなります。狭くて使いにくいと感じている場合には、何がどう使いづらいのか、書き出してみると解決策が見つかるかもしれません。わが家のようにオープン収納にすることで解決することもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
■執筆/貝賀あゆみ…「日々の暮らしをもっとラクに、もっと楽しく!」をテーマに、暮らしのアイデアを発信する整理収納アドバイザー。フォトスタイリストとしても活躍中。
編集/サンキュ!編集部