片付け下手さんにすすめたい「1日1捨て」続けるコツは?

2019/11/30

物があふれすぎている時代。本当に手に入れたいのは、物に邪魔されずのびのび暮らせる空間や、家族とゆっくり過ごす時間ではないでしょうか。そんな今だからこそ、自分をいちばん幸せにする「物の持ち方」を考えてみませんか?

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「1日1捨て」で快適な暮らしを

片づけが苦手な人は、物を捨てるのも苦手。しかし、ムダなものをため込んでいくと掃除等の負担も増え、心に余裕もなくなってしまいます。そこで今回は、1日に1つだけ不要なものを捨てていく「1日1捨て」を実行したことで幸せを手に入れたみしぇるさんに、無理なく物を捨てられる方法について聞いてみました。

<お話を聞いた人>
みしぇるさん
山形県の禅寺に生まれる。長男(13歳)、長女(11歳)、二男(8歳)とアメリカ人の夫の5人家族。ブログ「うらうらな日々。」主宰。『毎日すっきり暮らすためのわたしの家事時間』(エクスナレッジ)ほか著書多数。

転勤族の夫をもつ、みしぇるさん。アメリカから日本に引っ越した際、荷物が1カ月届かないという事件が起こったのが、物を捨てるきっかけになったそう。「初めは慌てましたが、最小限の物しかない暮らしが思いのほか快適で。物が少ないと家が散らからず、毎日がラクになることに気がついたのです」。

しかし、元々ずぼらで片づけ下手。届いた物をあらためて減らそうとしても「今日はいいや」と、なかなか取りかかることができずにいました。そこで、一気に大量の物を処分するのではなく「1日に1つだけ、毎日捨てよう」と決めることに。「1つだけ」と捨てるハードルを下げたことで、ラクに続けることができ、今では手放すべき物に自然と手が伸びるようになりました。

「1日1捨て」を続ける小さなコツ

レシートやDM、チラシなど何でもいいから1日1つ手放すことを続けましょう。頭で考えなくても捨てられるようになれば、ムダな物はドンドン減っていきます。

1:レシート1枚でいい!捨てるクセをつける

最初から大きな物を捨てようとしなくて大丈夫です。「何を捨てよう?」と悩む日は、レシートやチラシなど何でもいいので〝手放すクセ〞をつけて。頭で考えなくても、勝手に体が動くよう、習慣づけをすることが大切なのです。

2:思い入れの薄い場所から捨て始めてみる

お皿好きな人が食器棚の中から捨て始めようとすると「使ってないけど、好き」「限定品だから」と、好きな気持ちが邪魔してなかなか処分に踏み切れません。料理好きならキッチンではなく洗面所から……などのように、気負わず捨てられる場所からスタートすると、うまくいきます。

3:先に“外枠”を決めてしまう

物を入れる〝外枠(スペース)〞を決めてしまえば、どこまで物を減らすべきかの目安になり、捨てる判断がつきやすくなります。とはいえ、枠いっぱいに物を詰め込むのはNG。ひと目で中身を把握できて、出し入れがしやすい量をキープするようにするのがポイントです。

4:“捨てやすい”仕組みをつくる

「ゴミ箱が遠いから、あとで捨てよう」と、捨てることを先延ばしにすると、物をため込みやすくなります。ゴミ箱の数を増やす、リサイクル品を入れる箱を用意するなど「捨てるのが面倒にならない」仕組みをつくっておくと、物を手放すチャンスを逃さずにすみます。

5:手放した“物”と ”理由”をメモする

「1日1捨て」は、捨てるハードルが低い分、変化も少しずつ。すぐにはスッキリを実感できないかもしれません。そこで、私は捨てた物をスケジュール帳やノートに記録。捨てた物を可視化することで「こんなに捨てられた!」と、モチベーションをキープしていました。

6:残した物を“愛でる”時間を持つ

捨てるだけでなく〝残した物〞を大切にするようにすると、毎日の暮らしがいっそう豊かに感じます。「柄がかわいい」「手ざわりが気持ちいい」など、物の長所に目を向け、物を愛でる時間を持つと、好きな物に囲まれて生活していることを実感でき、幸せな気持ちに。

みしぇるさんが捨てることで手に入れた幸せ

好きな物だけに囲まれた空間

ミルクティーを飲むときも、お気に入りの紅茶をこだわりのカップに注ぎ、座り心地のいいイスで飲めば、とびきり幸せに感じます。

家事に追われないスムーズな毎日

ムダな物が捨てられるようになると、冷蔵庫の中もスッキリ片づくようになります。掃除はもちろん、料理や買い物の効率もアップ!

ゆとりある心と前向きな自分

物が多いせいで起こる「時間のロス」がなくなれば、心にもゆとりが生まれて、自分が本当にしたいことに取り組めるようになります。

Have a try!

□1日1つ、何でもいいから捨てるクセをつける
□ゴミ箱の数を増やして「捨てる仕組み」を作る
□捨てたものをメモなどに書いていく

参照:『サンキュ!』12月号「ムダな物が多い家に、幸せは来ない。」より。掲載している情報は19年10月現在のものです。撮影/みしぇる 構成・文/OKON 編集/サンキュ!編集部

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