片づけのプロが指摘!「玄関」に置いてはいけないもの3選
2021/09/04
狭いスペースにたくさんのものがある玄関は散らかりやすいもの。人目にもつきやすい場所なので、いつでもすっきりと清潔に保ちたいものですよね。
シンプルな暮らしを送る整理収納アドバイザーのmiokoさんに、玄関に置いてはいけないもの3選を教えてもらいました。
(1)1年以上履いていない靴
靴はたくさん持っているのに、どれも数回履いただけで放置されていませんか。特に合成皮革や合成樹脂などが使われた靴は、経年によりどんどん劣化します。たとえ見た目はまだまだきれいで履けそうだと思っても、特に女性のヒールパンプスなどは、お手入れをせずに数年ぶりに履くと出先でヒール部分が崩壊することも。
大切に履き続けたいのなら、定期的なお手入れが欠かせません。(冠婚葬祭のパンプスなども注意。3年~5年ぐらいを目安に入れ替えましょう。)
材質やお手入れ、履き方しだいでは、何年も履き続けられる靴もあります。しかし、1年以上履いていないということは、結局この先も履かない可能性が高いのです。潔く処分しましょう。
(2)DM、郵便物、段ボールなどの紙類
郵便ポストに入っていた郵便物をそのまま玄関に置いておいたり、段ボールなどが玄関に散乱していると見た目が雑然としてしまいます。不要なDMなどの郵便物はすぐに処分し、重要な郵便物はすぐにリビングなどに持ち込み、仕分けをするようにしましょう。
すぐに処分できない場合は、帰宅後手を洗うまでの動線上にゴミ箱を設置してもよいでしょう。すでに習慣となっている行動に紐づけることが、新たな習慣をつくるポイントです。
段ボール類など、収集日まで玄関付近に置いておく場合は、段ボールストッカーを使用したり紐でまとめて目立たない場所に置いておきましょう。
(3)家族の人数分以上の靴
玄関のタタキに家族の人数分以上の靴が散乱していませんか。タタキは狭いスペースであるうえに、靴が多いと掃除もしにくくなるので、なるべく靴を放置しておきたくないもの。しかし、家族が毎回靴箱に靴を戻すのはハードルが高いです。
最低限のルールとして、家族の人数分以上の靴は置かないようにしましょう。そんな簡単なこと?と思われるかもしれませんが、これができていると、玄関の印象が大幅にアップするのです。
単純に靴が多くて溢れているのなら、靴箱に入るだけに数を減らすのが先決。家族がいる場合は、スぺースをなるべく平等に仕切り、その中に入るだけにします。また、家族が靴箱に戻す習慣がないのなら、家族に積極的に戻してもらうようにする、など家族間でのルールづくりが必要です。
ただし、履いた靴をすぐに靴箱に収納すると、ニオイの原因になるので注意して。靴はなるべく乾燥させてから靴箱に収納しましょう。
■執筆/miokoさん...8坪の狭小住宅3階建てに住み、シンプルライフを送る整理収納アドバイザー。ルームスタイリスト・宅地建物取引士の資格も持つ。2021年4月に初の著書「狭い部屋でもテレワークと暮らしを快適にする片づけ」を出版。インスタグラムは@simplelife_mioko
編集/サンキュ!編集部