元汚部屋の整理収納アドバイザー、サンキュ!STYLEライターのたけうちゆうこです。
今年こそはおうちのお片づけをがんばりたい、そんな風に思っているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。やる気を出してみたものの、うまく片づけられなかったり、片づけても家族がまた散らかしっぱなしにしたり、わたしは何度家の片づけに挫折したか数え切れません。
お片づけを継続するために大切な3つのコトを今日はご紹介したいと思います。
1、お片づけの目的を考える
まずお片づけをする前に、自分がこの場所でどんな風にすごしたいかを考えます。
例えばキッチンであれば、料理のしやすい環境にして週に1度くらいはおいしい料理を家族につくってあげたい。玄関は、家族みんなが出かけるときも帰ってきたときも気持ちよくいられる空間をつくりたい。リビングの一角を家族写真のコーナーにして思い出話をみんなでしたい。ダイニングで○○のケーキと紅茶とともに好きな作家の本を読みながらのんびりすごしたい…、などなど。
具体的にそして自由に、自分の理想の生活を思い描いてみることをおすすめします。
わたしはその理想の生活をノートに書き留めて、ときどき見直しながらやる気をキープしています。インテリア雑誌の素敵だなと思うページを切り抜いてノートに貼りつけるのも効果的です。
2、少しずつやる
お片づけはカメの歩みのようにじっくりコツコツとやることが大切です。一気にきれいにしようと思ってできるものではありません。
今日はクローゼットのタンスのこの1段だけやってみよう、キッチンのカトラリーの引き出しを10分だけやってみよう、パントリーの中の賞味期限切れがないかチェックしてみよう、そんな風に少しずつお片づけをしていくことで、徐々に使いやすい場所が増えていきます。
一気にやろうとすると結局終わらずに、また元に戻さなければならない場合も。そんなことの繰り返しでモチベーションが下がってしまうのはやむを得ないことでしょう。
3、家族に期待しすぎない
お片づけを自分ばかりがやっていて、夫や子どもが片づけるそばから散らかしていく。やってもやっても意味がないと思った経験はありませんか?
そんなときは共有スペースは諦めて、まず自分の持ち物の見直しからしていきましょう。
わたしは自分のクローゼットを整えるために不要な洋服を処分し、玄関を使いやすくするために靴を処分しました。キッチンも自分がメインで使う場所なのでものを減らし、料理も片づけもしやすい空間にしました。
わたしが片づけられなかったときは、当然子どもが片づけられるはずもなく。散らかっているリビングやダイニングでいつもイライラしていました。
しかしだんだんと自分の身のまわりだけでも整ってくると、不思議と心に余裕ができてきたのです。子どもや夫が片づけなくても「まぁいっか」と思えるようになりました。今は子どもや夫には期待せず、やってもらえたらラッキーぐらいの心持ちでいるようにしています。
片づかなくても大丈夫、やりたいと思ったときがその人にとって必要なタイミングなんだとゆったりと構えられるようになりました。
まとめ
今年こそは汚部屋を脱出したいと思っているかたは、まず自分のスペースから始めてみてはいかがでしょうか?家族がその影響を受けてお片づけをしようと思うかもしれません。
お片づけは小さな一歩の積み重ね。失敗や挫折を繰り返しながらわたしも日々取り組んでいます。それも理想の生活に少しでも近づくため。小さな一歩が1年後には大きな成果となっているでしょう。
◆この記事を書いたのは…たけうちゆうこ
整理収納アドバイザーで小4娘と年長息子の母。
ズボラでめんどくさがりでも、大好きなおうちで大好きな家族と快適にここちよく暮らせる方法を模索中。
※ご紹介した内容は個人の感想です。