【月収35万円で年100万円貯蓄】節約のやる気を逃さないヒミツは「ちび財布」
2022/05/29
月収(手取り)は35万円。夫の奨学金を返しつつも年100万円貯蓄を達成した家族の住まいを取材。節約のやる気を逃さない4つのヒミツを教えてもらいました。
<教えてくれた人>
Eさん(愛知県 37歳)
インスタグラマー。結婚10年目で夫(34歳)、長男(8歳)、二男(6歳)の4人家族。住まいは5年前に購入した平屋の一戸建て。
◎MONEY DATA◎
夫年収(手取り) 374万円
妻年収(手取り) 96万円
夫ボーナス(手取り) 50万円
妻ボーナス(手取り) 0円
月貯蓄 7万円~
年貯蓄 100万円
貯まる人のまねをしたい!と思ったら、貯まる行動にスグ移せる家
Eさんが家を買ったのは夫の手取り16万円の時。借入可能なローン額に限度があったおかげで無理せず、身の丈に合った家を買うことができ、やりくりを見直すきっかけにもなったそう。
そんなEさんの家は、収納が最小限で、物をスグ取れる・しまえる工夫がいっぱい。「節約のやる気が高まったときにスグ行動に移せないと結局やらなくなる、貯まらない。だから、行動を邪魔されないように物が多くなりすぎないようにしています」。
Eさんの1カ月の家計表
<収入>
夫月収(手取り) 27万円
妻月収(手取り) 8万円
児童手当 2万円
先取り貯蓄 5万円
妻の収入から自動積み立て。
特別出費分も含む
<支出>
夫奨学金返済 1万8000円
保険料 2万4000円
住居費 5万8000円
水道・光熱費 1万5000円
通信費 1万2000円
Wi-Fi、スマホ2台
車関連費 2万1300円
ガソリン代 6000円
子ども費 7000円
保育園代 5000円
食費・日用品費 5万円
外食代 1万円
レジャー費 0円
出かけても近郊の公園なので、予算として立てず
夫小遣い 4万円
昼食代や趣味、たばこなど
妻小遣い 2万円
レジャー費がゼロの分、小遣いを厚めに設定。大好きなインテリアなどを買い、家の中を充実させている
予備費 1万円
残し貯め 2万3700円
月約7万円×12カ月+ボーナスで年100万円貯まる! !
Eさんの貯まるまでhistory
【12年】元アパレル店員。クローゼットからあふれるほどの服を買い、毎月給料日の残高がほぼゼロになるほど散財。
【14年】引っ越しを機に断捨離®に目覚め、出費が減ったことに気づく。
【16年】2100万円のローンを組み、月収16万円で家を買う。
【17年】月収が上がらないと全然貯まらないから、パート開始。その後、インスタグラムでPRの仕事にチェンジ。
【18年】夫が転職し、さらに収入UP!
家中に貯まるヒミツが隠れてた!これが年100万円貯まる家
買いすぎない=持ち過ぎない暮らしや、ラクできる物の配置を極めたらムダな出費がみるみる減る!
【ヒミツ1】家計簿セットをまとめて秒で取れる場所に置く
わきおこったやる気を0秒で家計に反映させたいからふりむいたら家計簿ゾーン。
家計簿グッズを引き出しにしまうといちいち取り出すのが面倒なので、かごにひとまとめに。せっかくわいたやる気が物を探しているうちにさめないよう工夫しています。
□『サンキュ!』付録の手帳家計簿
□書いて消せるペン
□気分が上がる無印良品の電卓
□予定や欲しい物を書く手帳
【ヒミツ2】やりくりはA4用紙に見やすくまとめて夫に共有
「毎月の固定費&やりくりに使えるお金」と「特別出費」を1枚ずつにまとめています。書いて消せるペンを使って書くと予算を組みかえる時もさっときれいに書きかえられるので、やる気も起こります。
【ヒミツ3】家計簿をつける時の視界にはムダな物を置かない
お金のことを考えようとしている時に部屋の中がごちゃついていると集中できないから、テーブルの定位置から見える景色はすっきりさせ、思考の邪魔をブロック。
【ヒミツ4】レシートをため込まないよう小さな財布に変えた
財布がレシートでふくらんできたら家計簿をつけるサイン。小さい財布に替えたら、3枚もたまればふくらみが気になり、レシートをため込まなくなりました。
残金チェックをすると、カード払いでも使い過ぎない。
参照:『サンキュ!』2022年6月号「年100万円貯めている人の家の中」より。掲載している情報は2022年4月現在のものです。撮影/市原慶子 取材・文/秋山由紀 編集/サンキュ!編集部