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じつは意外とカンタン!?お金の専門家が解説する「収入を増やす方法」

2022/10/04

「副業をするのってむずかしそう」と思っていませんか?節約アドバイザーの丸山晴美さんは「今はインターネットやアプリによるさまざまなサービスが登場し、副業のチャンネルもどんどん増えています」と言います。いまどきの副業にはどういうものがあるのか、始めるときにどんな点に注意すれば良いのかなどをお聞きしました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2022年9月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「いまどきの副業事情」!

副業は2タイプ、1つは「すぐにお金になる」働き方

食料品から家電製品、車、ガスや電気など、あらゆるものの値上げが続いている今、家計を見直すだけではなかなか黒字になりません。家計を見直してもまだ赤字という場合は、「収入を増やす方法=副業」を考えることも必要です。

副業には、大きく分けて2つの種類があります。1つはすぐにお金になるもの。短期・単発のアルバイトや日払いバイト、早朝やランチタイムだけのパートなど、自分の時間をお金にする働き方です。

このタイプの副業は手軽で便利ですが、希望通りの仕事がなかなかなかったり、思ったより重労働だったりする場合も。長期に収入を得るには、あまり向いてないと言えるでしょう。

アイデア次第でできる「キャッシュポイントを増やす」副業

もう1つの副業は、「キャッシュポイントを増やす」という働き方です。

例えば「LINEスタンプ」を作って売れば、売上の35%程度が収入になります。YouTubeで動画を配信する場合、チャンネル登録者数が1,000人以上で、直近12カ月間の総再生時間が4,000時間以上であれば、広告収入を得る申請をすることができます。

ハンドクラフトが得意であれば、自分で何かを作ってフリマアプリで売るのも良いでしょう。最近は「昭和レトロ」が人気なので、家にそういう布や食器があれば、思わぬ高値で売れることも。

また、「タバコの空き箱で作った傘」や刺繍入りの「ドアノブカバー」、「あみぐるみのトイレットペーパーカバー」などの「おかんアート(「おかん(母親)が作ったような、どこの家にでもある身近な素材の作品)」にも注目が集まっているので、そういうものを作って売るのもアリかもしれません。

アイデア次第でいろいろな方法を見つけることができるのも、キャッシュポイントを増やす副業の特徴です。
ただし、このタイプはいつ、どのくらいのお金になるかわからないケースがほとんど。できるだけ初期投資をせずに始めることが大切です。

副業+資産運用で新しい将来のインフレリスクにも備えられる

2つの副業のうち、どちらか1つを選んでもいいですし、両方やるのももちろんOK。さらにそれに「資産運用」も加えるのがおすすめのやり方です。

物価が上がれば上がるほど、現金の価値はどんどん目減りします。貯蓄の一部や副業で得たお金で、つみたてNISA (ニーサ)やiDeCo(イデコ)などの運用を始めることで、将来のさらなるインフレリスクを軽減させることができます。

高校ではお金の教育が始まり、政府も「貯蓄から投資へ」という舵切りをいっそう強めています。私たちも運用を通して「お金に働いてもらう」という感覚を身につけ、時代に合った貯蓄感覚を身につけることが必要ではないでしょうか。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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