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節約の専門家が実践!銀行の手数料をタダで利用するテク3選

2022/12/27

「以前は銀行の振込手数料が月1回は無料だったのに、無料枠がなくなった!」という体験はありませんか?近年、各種サービスの「有料化」が進む銀行。また、振込や引き出しなどの際に取られる「手数料」も、けっこう痛手です。そこで、節約アドバイザーの丸山晴美さんに、できるだけ手数料を払わずに振込・引き出し・支払いをする方法を聞きました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2022年12月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「銀行の手数料節約テク」!

振込や引き出しの手数料は「無料」にできる!

銀行を利用する際、振込手数料や引き出し手数料などさまざまな費用が発生します。私はそれをできるだけ抑えるため、各銀行の特徴を比較検討して、目的や機能によっていくつかの銀行を使い分けています。

特に物価高で家計が厳しい今、手数料はできるだけ払いたくありませんよね。銀行の手数料をできるだけ減らすお得な使い方をご紹介します。

ネット銀行で行えば月○回が無料に!

これからは、ネット銀行の口座を1つは持っておくと便利です。なぜなら、ネット銀行には他行振込手数料やATM引き出し手数料が「○回までは無料」というサービスをしているところが少なくないからです。

例えば、ソニー銀行は他行宛の振込手数料が月1回まで無料で、ATMでの引き出しも月4回まで無料です。

東京スター銀行は、取引明細書を「郵送しない」に設定してインターネットバンキングを利用すれば、他行宛の振込手数料が月3回無料。ATMでの引き出しも、いくつかの条件をクリアするだけで実質月8回まで無料になります。

住信SBIネット銀行は、他行宛の振込手数料は月1回まで無料で、ATMでの引き出しは月2回まで無料。

イオン銀行は、ミニストップなどに設置されているイオン銀行ATMを使えば、入出金は24時間365日、何回でも手数料無料。ただし、インターネットバンキングから他行への振込は手数料が110円かかります。

これらはいずれも初期ステータスのもので、利用するサービスや残高などの諸条件をクリアすることで、無料で利用できる回数が増えます。比較検討して、自分が便利に使えるネット銀行を探してみましょう。

サービス面がイマイチでもメインバンクは都銀か地銀に

ネット銀行で銀行の手数料を抑える方法をご紹介してきましたが、だからといって利用する銀行をネット銀行のみにしてしまうのはまだ早計です。

というのも、シーンによってはネット銀行口座が利用できないことがあるからです。私も実際に、保険会社へ払う保険料の引き落とし口座にネット銀行を登録しようとしたら、「その銀行からは引き落としできません」と断られたことがありました。

なのでメインバンクは当面、都市銀行か、住んでいる地域の地方銀行にしておくのが安心でしょう。その上で、使いたいサービスや機能を持ったネット銀行に口座を開いて、小回りよく活用するのがおすすめです。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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