食費上昇コンセプト。食料品でいっぱいのショッピングカートと上向きの赤い矢印

食品値上がりに負けない最新・食費節約ルール3選

2023/11/24

小麦粉、調味料、油など、さまざまな食品の値上げが加速しています。

原材料費が上がったとか、ガソリン代の値上がりで輸送費がかかるとか、円安で輸入品が高騰しているとか……理由はいろいろあるのでしょうが、それでも、主婦は家族のために毎日、ごはんをつくり続けなければなりません。

全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが「食料品の値上がりに負けない最新・食費節約ルール3選」について解説します。

『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多...

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最新・食費節約ルール1:パンより米

Ryuichi Sato/gettyimages

食品の値上がりによるダメージを小さくする手っ取り早い方法は、値上がりしていない食品、あるいは値上がり幅が小さい食品を選ぶことです。

小麦粉の値上がりの影響を受けてパンが値上がりしています。値段は据え置きでも、1袋に入っている個数や量を減らすなど製パン業界も腐心しているようです。

その点、米の値段は安定しています。パンが値上がりしているなら、これまでパンだった朝食をご飯にするなど、食卓に米をもっと取り入れるというのはいかがでしょうか?

また、バター、チーズ、サラダ油、ドレッシング、ケチャップ、マヨネーズなどパン食や洋食に使われやすい食材の多くが値上がり傾向にあります。米を主食とした「和食」の献立の登場回数を増やすことが食費節約につながります。

最新・食費節約ルール2:缶詰、乾物はやっぱり頼りになる

食品全般が値上がりしているので、缶詰・乾物もその影響を受けていますが、ほかの食品と比べると値上がり幅は小さく抑えられています。

サバ缶、トマト缶、ツナ缶、乾燥ワカメ、乾燥ひじき、切り干し大根は、食品が軒並み値上がりしている今、家計のお助け食材と言えます。缶詰・乾物の値動きは比較的小さく、特売になることはまれですが、安く売っているときにまとめ買いしてもOK。賞味期限が長いので買い置きしておくと、なにかと重宝します。

天候不順で野菜が高いときには切り干し大根サラダ、鮮魚が高いときはサバ缶を活用して、値上がりに対抗しましょう。

最新・食費節約ルール3:食材宅配サービスを利用する

キッチンにフードボックス付きデスク
CentralITAlliance/gettyimages

数カ月前に、卵が高騰した時期がありました。卵はごはん作りには不可欠な食材なので、高くても買わざるを得ません。ましてや、卵は品切れになるスーパーも続出したので、「あるときに買っておかなくては」と思います。その点、カタログやネットで定期的に注文を受ける宅配サービスの価格は、スーパーのようには急騰しませんでした。

天候によって値段が左右されやすい野菜の値段も、宅配サービスの方が安定している傾向が。商品にもよりますが、スーパーに比べて割安感のある商品を選んで注文することは、食節約に役立ちます。

まとめ

小麦粉、調味料、油など、さまざまな食品が値上がりしています。毎日の家族の食事を預かる主婦はそれに対抗しなくてはなりません。1円でも安いものを求めてスーパーをハシゴしなくても、最新・食費節約ルールでムリなく食費を抑えましょう。



■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。

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