新年から始めたい!食費をこれ以上増やさないための新ルール5選

2024/01/12

食品の値段が上がっています。卵、バター、小麦粉、油、パン、ミニトマト……あげたらキリがありません。

円安のせいとか、気候変動のせいとか、ガソリン代が高騰して流通コストが上がっているからだとか、いろいろ言われていますが、とにかく毎日ご飯を作るためには食材を買わなくちゃいけないのです!

食品の値上がりに負けないために、新年から始めたい食費を増やさないための工夫を、全国の主婦を取材してお金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。

『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多...

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年の初めに家族の好物をリスト化する

食費を増やさないためには、なんといっても食品ロスをなくすこと。お金を出して買った食材を捨てるのは、お金を捨てるのと同じ。お金を捨てていては、食費を抑えることはできません。

食品ロスをなくすのに効果があるのが、献立のルーティン化。たとえばカレー、餃子、豚カツ、鶏の唐揚げ、生姜焼き、麻婆豆腐などの定番おかずを6~7種類決めて、それをグルグル作り回せばOK。いろいろ作ると、それに合わせて食材もいろいろ買いそろえる必要がありますが、定番おかずなら買う食材が決まり、ムダに余らせることもありません。

凝った料理でなくても、家族が好きないつも作っている定番おかずなら不満もでにくいでしょう。まずは年の初めに家族へアンケートをとって、好きなおかずをリストアップしましょう。

買い物メモを作る

買い物前にメモを作るのは、食費を増やさないためのイロハの「イ」。

冷蔵庫の在庫をチェックして、それらを活用して作れるおかずを考え、買い足しが必要な物をメモします。たとえば、冷凍した豚コマ肉と常備野菜の玉ねぎがあれば、生姜を買い足して「豚の生姜焼き」に。

基本調味料やトマト缶、シーチキン缶、乾麺などストック食材がなくなりそうならそれもメモします。これだけで買い忘れやダブり買いが防げます。

今年から年間のイベントスケジュールを立てる

家族の誕生日、ひな祭り、子どもの日、ハロウィン、クリスマスなどのイベント日は夕飯もイベントごはんになります。

1月:お正月、〇〇ちゃん誕生日
2月:バレンタインデー
3月:ひな祭り、お花見ごはん

……といった具合に、月ごとのイベントスケジュールを書き出します。イベントごはんにかかる食費を特別費として予算立てして、毎月の食費とは別に管理すると食費予算が乱れません。

手作りおやつをやめる

トップビュー女性の手ミックスココアパウダー
iprogressman/gettyimages

スナック菓子を買うより、簡単な手作りお菓子を作った方が安上がり……というのは、昔の話。

小麦、バター、卵が値上がりしている今は、材料費だけでも高くなりがち。作る手間と時間の“タイパ”を考えても、買った方が安いことも。

お菓子代が食費を圧迫するようなら、お菓子予算を別立てにして管理すると、買い過ぎ防止になります。

お正月が終わったら1月は冷蔵庫の中の物を食べ切る

主婦のお客様には、お料理
liza5450/gettyimages

お正月が終わっても年末年始用に買いだめた食材がまだ残っているようなら、まずはそれを食べ切りましょう。冷凍庫内のものも食べ切って空っぽにします。

そして、今年から「なんでも、とりあえず冷凍」をNGに。お徳用パックをパックのまま冷凍するのは禁止。使いやすい分量に分けて冷凍したり、下味をつけてから冷凍。使いやすい状態にして冷凍して、冷凍化石化を防止。

特売で買った食材はおいしく食べ切ってこそお得になります。

まとめ

食料品の値上がりで家計がピンチ!です。新しい年を迎えて心機一転、食費を増やさない工夫にトライしてはいかがでしょうか?

■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。

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