コツコツ節約&投資して資産1憶円を達成!サイドFIREしてバンコク住まい!現在のポートフォリオや1日の暮らしを大公開
2025/01/26
1度きりの人生を自分の望むものにするために!コツコツ節約し、投資して資産1憶円を達成しました。現在はサイドFIREし念願だった海外に移住。運用益で暮らすポートフォリオをご紹介します。
<教えてくれた人>
まなさん(バンコク 35歳)
夫、長男(9歳)、長女(6歳)の4人家族。14年に結婚し、地道に投資を続けた結果、10年後の23年11月に資産1億円を突破。サイドFIREを達成し、同年12月にタイのバンコクに家族で移住。
サイドFIRE後 資産を取り崩して暮らしてます!
投資の入金と貯蓄はもう、していません。預貯金やETFの運用益を取り崩して暮らします。
21年から海外移住を見据え、米国の証券会社に資産を少しずつ移管。NISAの利用は「日本に住んでいること」が条件なので、ジュニアNISAと旧NISAは解約し、日本株も大半を売却して現金化。現在は海外に投資するETF(下記参照)に全資産の約8割を投資。「資産を殖やしていた時期は、株式100%のETFに投資していましたが、資産を取り崩す時期が近づいてきたとき、値動きがマイルドな債券ファンドを組み入れました」。
【総資産】1億1456万895円
※ AGGやGLDMはETF(上場投資信託)の愛称(ティッカー)です。AGGの正式な銘柄名は「iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF」、GLDMの正式な銘柄名は「SPDR(R)ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト」です。※この資産金額は24年10月の情報です。金額は概算です。
●米国の株式市場に上場している上場投資信託(ETF)を3つ組み合わせて、世界の株に分散投資中!
□ 3つとも、新NISAの成長投資枠で買えます!
□ 3つとも、世界最大級の資産運用会社・バンガード社がつくった商品です。
約80%
【全米】VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
世界最大級の資産運用会社・バンガード社がつくった海外ETF。米国の企業約3500銘柄に分散投資しています。手数料が0.03%と低いのも魅力的。ドルで購入。NISAの成長投資枠で買えます。
約10%
【先進国】VEA(バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF)
米国を除く、欧州(イギリス、フランスなど)や日本など先進国の株式に投資するETF。
約10%
【新興国】VWO(バンガード・FTSEエマージング・マーケッツETF)
中国・インド・ブラジル・台湾・南アフリカなど、世界の新興国市場に投資するETF。
現在の1カ月のだいたいの家計表
夫月収(手取り) 2万5000円
妻月収(手取り) 2万5000円
会社の立替金払い戻し分の収入 10万円
・ブログ運営などの情報発信の会社を経営しています
・年間の配当金収入約120万円は自動的に再投資しています
●生活費の不足分月60万円は預貯金や運用益を取り崩して生活していますが総資産は順調に殖えています!
子ども2人分のスクール代が月約40万円、家賃、食費などを含めた生活費が月約36万円。収入が15万円なので月約60万円の赤字。
ETF(上場投資信託)とは?
「ETF」とは、証券取引所に上場している投資信託のこと。一般の投資信託は1日1回、基準価額(価格)が算出されますが、ETFは株式と同じように証券取引所が開いている時間内に、リアルタイムで価格が変動します。株式と同様に、指値(さしね)注文や成行(なりゆき)注文で購入できるので、価格が下がったときを狙って買えば、効率良くリターンが期待できるかも。分配金が出るメリットも。新NISAの成長投資枠で購入できて、利益が非課税なのも◎。
人生は1度きり。今しかない親子の時間をバンコクで満喫しています
投資を始めてから、子育てや家事、仕事を頑張って「1憶円でサイドFIRE」を目指した10年間の日々はあっという間でした。「あきらめなければ達成できるものなんですね。今は毎日が充実して、家族との時間もたっぷり。将来的には日本に戻ってもいいし、子どもたちの選択肢もいろいろ。もちろんお金がすべてではありませんが、自分で住む場所や時間の使い方を選択して決められる人生って、いいなと思います」。
●バンコクのいいところ
□ ビザが取りやすい
□ 日本との時差が少ない
□ 物価が安い
□ ごはんがおいしい
□ 日本語のサービスが充実しているetc.
【運用】世界経済は長期的にみて成長すると考えています
運用を続けながら、資産の一部を取り崩して生活する計画。「人がもっと豊かな暮らしをしたいと願う限り、世界経済は成長を続けると思います。経済が成長すれば投資の利益も期待できるので生活の不安はありません」。
【教育】大学は「絶対に行くべきもの」とは思っていません
子どもたちは18歳までバンコクのインターナショナル・スクールに通う予定。「その後は大学進学が必要かどうかを含めて子どもたち自身で選択して、学費を自分で負担するくらいの覚悟で進路を決めてほしいですね」。
【節約】「習慣化」は最大の武器!今も続けています
1億円を達成して、サイドFIREしたあとも節約は継続。「洗剤だけで洗濯するとか、石けんで体を洗うのは習慣になっています。我慢とかではなく、フツーに当たり前に節約を続けています」。
【老後】そのときの私の価値観で「住みたい場所」を選びます
子どもたちが独立したあとのことを夫婦で話し合うことも。「そのときに住みたい場所で、自分たちにとって心地よい暮らしをしようと思っています。その選択ができるのも、資産運用のおかげです」。
まなさんの1日のスケジュール
・6時
起床・身支度
学校で朝食が出るため、朝食の準備はなし
・7時
敷地内のジムで運動
夫は車で子どもたちを学校へ送迎
・8時
家事・SNSなどの発信活動
・12時
昼食
デリバリーを頼んだり、近所の屋台に行ったり
・13時
自由時間
ドラマ鑑賞、語学学習、読書など
・15時
子どもたちが帰宅
学校の宿題のフォロー
・16時
敷地内のプールや公園で子どもたちと遊ぶ
・17時
お風呂
・18時
夕食
・19時
自由時間
洗い物は夫の担当
・21時
就寝
私は“特別な人”ではありません。ただ、あきらめなかっただけです。皆さんも「自分の望む人生」をあきらめないで!
「私が億り人になれたのは、投資をコツコツ続けたからです。歩みを止めなければ、ゴールに向かう道のりの途中にまだいます。あきらめたら、そこで終了。「でも」「だって」は禁句にしましょう。「自分には無理!」とあきらめず、1度きりの人生を自分の望むものにしてください」。
※この特集に掲載した情報は、各人の経験と見解であり、読者の投資の利益を示唆・保証するものではありません。
※投資に元本保証はありません。損失のリスクも検討し、自己責任の上で行ってください。
参照:『サンキュ!』2025年2月号「あなたも億り人になれる本」より。掲載している情報は2024年12月現在のものです。撮影/まなさん 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部