インフレのイメージ。

食料品があれもこれも値上がりしている今!買うべきものと食べるべきもの

2025/03/12

食料品が軒並み値上がりしています。
栄養価が高くて、安値安定で、「物価の優等生」と言われている卵も、鳥インフルエンザの影響で高騰。食事作りの味方をしてくれる食料品は、もはや、ないのでしょうか?
あれも高い、これも高い今、買うべきもの、食べるべきものについて、全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。

『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多...

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緑の野菜は水菜が意外と穴場の値段

水菜,日本マスタードグリーン
kaorinne/gettyimages

レタスが1玉、300円とか400円とか、びっくりするくらい値上がりしています。以前は、特売だと108円とかで買えていたのに…。もはやレタスには手が出ません。サニーレタスも、グリーンリーフもつられて値上がりしています。
ほうれん草や小松菜は手が出る値段なのですが、ゆでる手間がかかるのがイマイチ。そこで注目すべきが水菜。お手ごろ価格を維持しています。ドレッシングをかけて生で食べられます。水菜のサラダで、レタス高騰を乗り切りましょう。

唐揚げは胸肉を揚げればよし

肉類は、野菜ほど値上がりはしていませんが、野菜にお金がかかるぶん、そのほかの食材を安く抑える必要があります。
鶏の唐揚げをつくるなら、適度に脂身のあるもも肉がベストですが、そこを胸肉で代用しましょう。胸肉ともも肉とでは、100g当たり40~50円程度の違いがあります。
片栗粉をまぶして揚げれば、胸肉でも、十分ジューシーになります。唐揚げは鶏胸肉でつくって、物価高に対抗しましょう。

魚はフライにしてボリュームを出す

鰯
flyingv43/gettyimages

唐揚げ、とんかつ、ハンバーグなどの肉メニューに比べて、魚メニューは夫や子どもたちのウケがイマイチの傾向が。でも、魚にパン粉のコロモをつけてフライにすれば、食べ応えがアップして、家族の好きなメニューになります。
おすすめはイワシのフライ。「イワシ~??」と思うかもしれませんが、イワシはアジと同じ青魚。アジフライが好きなら、イワシフライも好きになるはずです。ぜひ試してみてください。
スーパーの魚売り場でイワシを買ったら、魚売り場のスタッフに頭と内臓を取ってもらい、フライ用に開いてもらいましょう。あとは、とんかつのコロモづけと同じ要領でOK。青魚はカラダにもいいので、安い、うまい、健康にいい…三拍子そろっています。

冷凍しないでどんどん消費する

玉ネギ、長ネギ、にんじんなどは使いやすいサイズにカットしてから、ほうれん草や小松菜は下ゆでしてから冷凍しておくとすぐに使え、また保存が効いて便利です。
でも、野菜の値段は天候に左右されやすいので、同じ野菜でも、その日によって高かったり安かったりします。なので、とにかくその日に安い野菜を買えばよし。冷凍する手間をかけずに、どんどん消費して、安い野菜で献立をやりくりしてきましょう。

まとめ

食料品が値上がりしても、ご飯はつくらなければなりません。安めの食材を使いまわして、なんとか乗り切り、物価高に対抗しましょう。

■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。

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