【年末までにスタートが吉】がんばらなくとも黒字が続く!正しい家計システムのつくり方
2024/11/26
サンキュ!STYLEライターのしばです。転勤族の夫、2人の娘(6歳・4歳)と暮らしながら、毎日をよりラクに、より楽しくするアイディアを発信しています。
今年も残り2カ月。来年も気持ちよく過ごせるように、今のうちに家計の見直しをしてみるのはいかがでしょうか?
とはいえ、お金のことはめんどくさいし、何から始めたらいいのか分からない…という方も多いはず。
そこで今回はFP資格保有者のわたしが実践している、「頑張らなくても黒字が続く家計の作り方」をご紹介します!
- 来年に向けて「頑張らなくとも黒字が続く家計」を作りたい!
- まずは「1年間の収支表」と「財産目録」を作って我が家の現状をチェックしよう
- 家計の全体像が分かった!次は1年単位で来年の予算を立てよう
- すっきりとした気持ちで来年を迎えられるように!この機会に家計を見直そう
来年に向けて「頑張らなくとも黒字が続く家計」を作りたい!
会社員の夫、自営業のわたし。そして6歳・4歳の4人で暮らしている我が家。転勤族ということで家賃補助もあり、これまでとくに節約を意識することなく過ごしてきました。
が、なんと来年から、夫の単身赴任&住宅ローンの返済がスタートすることに…!
お金の不安が増す今の時期だからこそ、改めて家計を見直して、来年からの暮らしに備えることにしたのです。
まずは「1年間の収支表」と「財産目録」を作って我が家の現状をチェックしよう
我が家の家計管理に欠かせないのが、「1年間の収支表」と「財産目録」。
以前から林總著「新版 正しい家計管理」(すみれ書房)を参考に、この2つの表を作り続けています。
作成までに手間はかかりますが、この表をつくるようになってから見直しがずいぶんラクになりました。
さらに「何にいくらお金を使っているのか」がはっきりと数字として分かるので、夫とお金の話がしやすくなったんです。
まずは「1年間の収支表」と「財産目録」を作ってみて、我が家の家計の現状を見つめ直していきましょう。
【頑張らなくとも黒字が続く家計のつくり方①】「1年間の収支表」を作る
まずはこの1年間の収入・支出を改めて集計し、「1年間の収支表」を作っていきましょう。
わたしは夫婦で共有しやすいように、Mac bookにデフォルトで入っている「Numbers」というアプリを使って集計表を作成しています。
一度表を作成してしまえば自動計算してくれるし、来年以降はコピー&ペーストで簡単に表が作れてラク!
計算アプリを使い慣れていないという方は、もちろんノートに手書きしてもOK!現状把握が目的なので、自分にあった方法で収支を集計してみてくださいね。
表を作るメリットは、あえて書き出すことで、何にお金を使っているのかが明確になること。
「なんでこの月はこんなに使っているの?」「この月の食費が少ないのはどうして?」と改めて振り返りができるので、自分や家族のお金の使いたかのクセが掴みやすくなります。
【頑張らなくとも黒字が続く家計のつくり方②】「特別費」を集計する
支出を見直すと、毎月の支払いだけでなく、1年のどこかで支払う支出も多いことに気づいたでしょうか?
サブスクの年会費や税金など、1年のうちのどこかで支払う支出は「特別費」として、月々の支払いとは別に集計しておきましょう。
「特別費」とは、たとえば以下のようなものが含まれます。
・賃貸の更新料
・誕生日や母の日などのプレゼント代
・七五三撮影などのイベント費用
・年払いの保険料
・子どもの入学費用 など
いざ集計してみると、その金額の大きさにびっくりした方も多いのではないでしょうか?
実は「特別費」のボリュームは、毎月の支払いと同じくらいという家庭が大半!
しかも毎月出ていく出費ではないぶん、管理が難しく、「気づいたら使いすぎちゃってた…」という事態に陥りやすいのです。
でも、事前に年間の「特別費」を予測して、お金を準備しておけば大丈夫!
記憶が新しいうちに今年1年の特別費を洗い出して、いつ・いくら支払いがあるかチェックしておきましょう。
【頑張らなくとも黒字が続く家計のつくり方③】我が家の「財産目録」をつくる
1年間の収支実績を集計すると同時に、やっておきたいのが「財産目録」の作成。
今現在どこにいくら入っていて、いくら借金があるのか。ノートでもパソコンでもいいので、我が家のプラス財産、マイナス財産をすべて書き出してみましょう。
ちなみに、プラス財産は「お金や売ればお金に変わるもの」、マイナス財産は「お金が出ていくもの(借金)」と考えてもらったらOKです。
「わざわざ書き出すほど、うちに財産なんてないし…」と感じる方もいるかもしれませんが、あえて書き出しておくことで、「以前と比べてお金が増えている・減っている」をチェックしやすくなるんです。
また目に見える形で財産を書き残しておけば、勝手にお金を使えなくなるというメリットも。
我が家では夫婦それぞれ口座を持っていますが、残高はすべて共有。そうすることで抑止力になり、夫もわたしも大きな買い物をする前には「これが欲しいんだけど」と相手に相談するようになりました。
管理しやすいよう、お金の流れはなるべくシンプルに
「お金が家中に散らばっていて、かき集めるのが大変だった…」
「夫とわたしと合わせると、通帳が10冊以上あった!」
という方、多いのではないでしょうか?
管理のしやすさからいえば、お金の通り道が少ないのがベスト!この機会に、使っていない口座は解約しちゃいましょう。
我が家では「お小遣い用」「生活費用」「貯金用」など目的別に口座を分け、忘れないように財産目録にメモ。
ライフスタイルの変化などで使いやすい銀行も変わっていくので、定期的に「この口座は必要?」と見直すのがおすすめです。
家計の全体像が分かった!次は1年単位で来年の予算を立てよう
「1年間の支出表」、または「財産目録」の達成、おつかれさまでした!
家計の全体像が見えてきたところで、最後に来年の予算を立てていきましょう。
「1年間の支出表」を参考にしながら、「来年1年の収支予算」と「特別費の予算」を組んでいきます。
このときのポイントは、「この1年、わたしと家族は何をしたいのか」を考えながら予算を組んでいくこと。
やみくもに出費を削ろうとするのではなく、使いたいところにしっかりお金を使えるように。まずは「この1年をどう過ごしたいか」を考え、それを実現するにはどうすればいいかな?と考えながら、予算組みをしてみてくださいね。
すっきりとした気持ちで来年を迎えられるように!この機会に家計を見直そう
今回は「頑張らなくとも黒字が続く家計のつくり方」をご紹介しました。
改めて我が家の家計を見直してみると、今のところ黒字で回っていてホッと一安心。
ただ、来年の予算を組んでみると、今のままの生活を続けると大幅な赤字になることが判明…!
夫の会社は副業禁止のため、わたしの収入を増やす方法を考えつつ、どうすれば家計をスリム化できるか考えていきたいと思います。
みなさんもぜひこの機会に家計を見直して、すっきりとした気持ちで来年を迎えてくださいね。
◆この記事を書いたのは・・・しば
転勤族の夫、2人の姉妹(保育園児)と暮らすフリーランサー。「ママも家族も心地いい暮らし」を目指して、毎日をより楽しく、よりラクにするためのアイディアを発信しています。