共働き読者が「家計再生」のためにやったこと・やめたこと
2020/01/29
夫婦で働いているのにお金がたまらない……。そんなお悩みを解決すべく、共働き赤字を脱して貯まる家計に再生した方々に話を聞いてみました。経験者が語る、家計がくずれた原因や、立て直しに効果があったテクをチェックして、自分の家計にも役立ててみてください。
<教えてくれた人>
●サンキュ!トップブロガー oshimiさん
夫(36歳)、長男(10歳)、二男(8歳)、長女(6歳)の5人家族。保育士としてパートで週5日勤務中。共働きでやりくりへの意識がゆるみ、最大で月19万円の赤字に!
-MONEY DATA-
世帯月収(手取り) 41万円
世帯年収(手取り) 492万円
年貯蓄額 48万円
総貯蓄額 380万円
●サンキュ!ブロガー トマさん
夫(30歳)、長男(5歳)、長女(2歳)の4人家族。フルタイムの正社員。マイホームの頭金などで一時は貯蓄が底を突いた家計を立て直し、総貯蓄1000万円も目前に!
-MONEY DATA-
世帯月収(手取り) 34万円
世帯年収(手取り) 408万円
年貯蓄額 約210万円
総貯蓄額 約900万円
家計再生のために「やったこと」
■シンプルでラクに作れる献立にした
塩こしょうで焼くだけなど、調理が負担にならず家族も好きなメニューをローテーション。調理がラクになり、外食の頻度が激減!(oshimiさん)
■週8000円だけ財布に入れた
1万円札があると気が大きくなるので、週予算は少し削って8000円に。カードは封印し、財布の残金を見ながら買い物して予算を死守。(oshimiさん)
■貯蓄をくずす出費は積み立てで備えた
車検代、コンタクト代などの特別出費用に月4万4000円ずつ積み立て。貯蓄をくずさずに払えるのがうれしく、やりくりにも自信が。(oshimiさん)
■自分から格安スマホにトライ!
格安スマホに消極的だった夫も、実際に減額できた金額を伝えると興味を。「おいしいものを食べに行こう」と乗り換えてくれました♪(トマさん)
■水道・光熱費は月平均だけ入金した
毎月、使用明細の合計額を計算するのは手間。年間の平均額を算出して口座に入れたら、管理がラクになり、やりくりが続きました。(トマさん)
■予算が余ったら今楽しむために使った
貯蓄ばかり考えると息苦しく、やる気もダウン。余っったお金は、家族の楽しみに使うことで家計に前向きになれ、お金づかいも上達!(トマさん)
家計再生のために「やめたこと」
■「お金がない!」と夫を責めるのをやめた
お金がないと文句を言ってもケンカになるだけ。働いてくれる夫に感謝の気持ちを伝えたら、家計にも協力的になり、貯蓄が安定!(oshimiさん)
■「1円でもケチる」とちまちま節約するのをやめた
食費や水道・光熱費などの節約をケチケチしすぎて家の中の空気が険悪に。労力の割には効果も少なく、単なる自己満足でした。(oshimiさん)
■「毎日違う服を着なきゃ!」と考えるのをやめた
職場は制服があり、私服はたくさん持っていても、着る機会がないと気づき、買い物も激減。1シーズン3コーデあれば充分です。(トマさん)
■あまり乗らない車にお金をかけるのをやめた
買い物に行くだけの車に、普通車の税金や保険料などの維持費は割高。軽にしたら年8万円近くも減らせ、貯蓄回復に大きく貢献。(トマさん)
原因を究明するためにも、まずは支出ととことん向き合うことから始めましょう。そして、”やりくりはこうあるべき”という思い込みも捨てることも大事。完璧にやろうと頑張りすぎずにストレスなくできることだけに徹すれば、自然とムダが減りますよ。ぜひ参考にしてみてください。
参照:『サンキュ!』1月号 別冊付録「貯まる人生に変わる!まんが家計再生物語」より。掲載している情報は18年11月現在のものです。撮影/天野良子(トマさん)、小田垣吉則(oshimiさん) 構成/宮原元美 編集/サンキュ!編集部
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