実録「子ども費」のやりくり、こう乗り切った!

2019/01/13

家計を苦しめているのは、食費や水道光熱費などの生活費だけではありません。「子どもの教育費」も、じわじわと家計を圧迫しはじめていませんか?習い事や塾代、進学費用など、先輩ママたちはどう対処したのでしょうか。実際に経験したママたちに親も子も笑顔で乗り切るためのテクを教えてもらいました!

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

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<教えてくれた人>
●サンキュ!読者 田島友子さん<仮名>
夫(43歳)、長男(16歳)、長女(11歳)の4人家族。子ども費の増加に伴い、長男が中学生になったころからパートを開始。私立高校に進学した現在は、支出がますます増え、パートを増やして対応中。

*MONEY DATA*
世帯月収(手取り) 33万円
世帯年収(手取り) 430万円
年間貯蓄 10万円
総貯蓄額 360万円

●サンキュ!ブロガー 内海舞さん
長男(19歳)と2人家族。離婚後、月収20万円台から最高貯蓄額2000万円を達成!2018年、長男が道外の大学に進学し、貯蓄や生活費にも変化が。大学卒業までまだまだ気が抜けない日々です。

*MONEY DATA*
月収(手取り) 約20万円
年収(手取り) 約240万円
年貯蓄額 約80万円
総貯蓄額 ヒミツ

習い事はやる気を見極め、本気度を確認

小学校での習い事は、本人がやりたいと言ってもすぐOKはしませんでした。「友達と遊びたくても休まず通える?」「宿題もサボらずできる?」など、あえて反対の姿勢で何度も聞き、それでも「やる」と断言したものだけ。本気なら壁にぶつかっ習い事は「やる気」を見極め、本気度を確認ても続けられると思ったので。その結果、息子はスイミングと野球、娘はスイミング。習い事代をしぼった分は、教育費とは別に、子ども名義の貯蓄に回しました。(田島さん)

部活費は子ども名義の貯蓄から捻出

部活費は本人の用具代のほか、保護者の応援ユニホームなどもそろえる必要があり、驚きの出費の連続。そうした部活にかかるお金は、子ども名義の貯蓄から捻出しています。お金はかかりますが、やりたいことに熱中する子どもの姿は本当に頼もしい。貯蓄しておいて本当によかった!(田島さん)

お金の使い方、大切さを身をもって体験させる

息子が小さいころから小遣い帳をつけさせたり、日帰り旅行のプランを企画させたりして、「何にいくらかかるか」「どれを優先したいか」などを自分で考える練習をさせてきました。

また、『サンキュ!』のやりくりコンテストへの応募をきっかけに、わが家の家計の現状を息子につまびらかにしたことで、さらにお金の大切さや価値を実感したようです。(内海さん)

親が出せる学費の予算を提示する

大学進学に備えて、生活をミニマムにしてコツコツ貯めていましたが、安易な気持ちで使われては困ります。受験前に実際にかかる学費の目安、親が出せる金額などを提示し、「オーバーした分は、自分で負担してね」と説明。すると、自分で学費や奨学金、学生寮などの情報を集め、無理のないものを選んでくれました。(内海さん)

後輩ママへのアドバイス

●小さいうちに少しでも多く貯蓄を!
まさに小学校時代は貯めどき!進学後、想定外の出費が増えたときに気持ちよく出すためにも、少額ずつでも積み立てをしておくと安心ですよ。(田島さん)

●〝今〞の習い事より、将来のお金を重視して!
一度身の丈以上の生活をしてしまうと、それを縮めるのは困難。将来子どもが泣くことにならないよう、小さいうちからムダを抑える暮らしを心がけて。(内海さん)

「子ども費」は、子どもがまだ小さなときにどれだけ貯めておくことができるかがポイント。小学生のうちからお金をかけすぎて、将来破綻してしまうことのないよう、使いどころを見極めていきましょう。

参照:『サンキュ!』1月号 別冊付録「貯まる人生に変わる!まんが家計再生物語」より。掲載している情報は18年11月現在のものです。構成/宮原元美 編集/サンキュ!編集部

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