フルタイム・子ども3人でも!「1人じゃ無理」と認めたら貯まり始めた!頑張らないルーティン
2021/08/21
フルタイム・子ども3人はとにかく毎日が忙しい!育休復帰後には家計も家事もボロボロ…でも頑張らないルーティンで見事、貯蓄ペースを取り戻したTさん。シンプルに貯められたその理由をご紹介します。
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Tさん(広島県 39歳)
夫(44歳)、長女(14歳)、二女(12歳)、三女(6歳)、雄猫(2歳)の5人+1匹家族。看護師として、日勤のみのフルタイム勤務。
◎MONEY DATA◎
世帯月収(手取り) 42万円
世帯ボーナス(年間・手取り) 90万円
世帯年収(手取り) 594万円
月貯蓄額 15万4000円
年貯蓄額 184万8000円
総貯蓄額 750万円
育休モードのまま復帰したら、家計も家事もボロボロになったんです(涙)
4年前、三女の育休を終えたTさんは「3回目の仕事復帰だし、きっと大丈夫」と、家の仕事は見直さずに職場復帰しました。しかし、だんだん家事が回らなくなり、突発的な外食など、予定外の出費が増加。「このままじゃいけないと思い、家族に相談して家の仕事を分担しました。毎日をシンプルにして1人で頑張るのをやめたら、家の仕事だけじゃなく、心もラクになったんです」。暮らしや家計を立て直し、見事、貯蓄ペースも取り戻しました!
Tさんの1カ月の家計表
<収入>
夫月収(手取り) 23万円
妻月収(手取り) 19万円
先取り貯蓄 15万4000円
(内訳)
年払い積み立て用 2万8000円(自動車保険料、地震火災保険料、通信教材費など)
子ども進学用 4万5000円(年払いの学資保険料含む)
老後用 6万1000円(年払いの貯蓄性保険含む)
住宅ローン繰り上げ返済用 1万円
特別出費用 1万円(冠婚葬祭費・家電の買い替え費用など)
住居費 8万3000円
水道·光熱費 1万4000円
通信費 2万6000円
車費 5000円
食費(外食費含む) 5万5000円
日用品費 3000円+クレカのポイント
レジャー費 5000円
医療費 3000円
子ども費 4万7000円(学校関係·習い事費)
子ども小遣い 2500円
夫小遣い 2万円
妻小遣い 2500円
Tさんがシンプルに貯められた理由3
「1人で頑張ると、暮らしも家計もくずれてしまう!」と気づいたTさん。3つのことを心がけたら、毎日がシンプルに整いました。
1 平日は必要最低限のことしかしない
平日に頑張りすぎると、疲れがたまって体調をくずしたり外食に頼りたくなったり、支出増加の原因に。「汚れに気づいたら拭く」「面倒なことは週末に回す」など、体力を温存します。
2 名もなき家事こそ家族に頼る
在庫補充などの"名もなき家事"は、こまごました手間が面倒なうえに、分担しにくいのが悩み。「あ、この作業面倒」と気づいたらすぐ家族に共有して手放し、毎日をシンプル化しています。
3 家族と話す時間もルーティンに入れる
暮らしと家計を守るためにも、家族はいつも同じ方向を見ていたい。でも、1日はあっという間に過ぎていくから、「家族と話す時間」も予定に組み込んで、大切な時間を確保しています。
よけいなお金を使うすきを与えないTさんの家計ルール
□貯蓄にはすべて名前をつける
貯蓄は細かく分けて、それぞれ「〇〇用」と目的を決めておけば、「貯まってるし、少しだけ使っちゃお♪」という誘惑を阻止できます。
□レジャー費·医療費の余りは翌月に繰り越す
予算が変動しがちなレジャー費と医療費は、余ったら翌月に繰り越し。いざというときの備えなので、ほかのことには使いません。
□日用品はクレカのポイントで月に1回だけ買う
日用品は、買い方と買うタイミングを決めたら、特売品を見ても買いだめ欲がゼロに!ストックの管理もラクになりました。
□小銭は、学校の集金用にストックする
買い物で出た小銭は、学校の集金用に確保。「家に小銭がなくて、お金をくずすために夜コンビニに走った日から、ないと困ることが判明」。
※写真の一部はイメージです
参照:『サンキュ!』2021年9月号「年100万円貯められる朝晩ルーティンでシンプルな暮らし」より。掲載している情報は2021年7月現在のものです。撮影/田村昌裕、Tさん 構成・文/出下真紀 編集/サンキュ!編集部