子ども3人でも1000万円を2回貯めた秘訣は『おうちぜいたく』やりくり1週間をまるごと見せます!
2022/10/06
家が楽しければ毎日ぜいたくできる!楽しみながら貯める1週間の暮らしぶりをご紹介。自分へのごほうびや、おうちで非日常を味わうさまざまな工夫は今すぐマネできるものばかり。遠出しなくても大満足な秘訣を教えてもらいました。
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Uさん(愛知県 35歳)
夫(36歳)、長男(8歳)、長女(3歳)、二女(1歳)の5人家族。現在は育休中。おいしい物に目がなく、作るのも食べるのも大好き。
◎TOTAL MONEY DATA◎
月収(手取り) 約33万5000円
ボーナス(年間・手取り) 約110万円
年収(手取り) 約512万円
月貯蓄額 6万5000円
年貯蓄額 98万円
総貯蓄額 1000万円
今の時代、貯めるコツは「おうちぜいたく」を極めることです!
新婚時代、外での散財が息抜きだったUさん。当時を反省し、出産後は「節約は自己犠牲」と心に決め、光熱費や妻小遣いを我慢。でも、あまり貯蓄は殖えなかったそうです。「家計管理は続かないと意味がないし、貯蓄のために毎日を犠牲にするのはもったいないと思うように。そして、外出もいいけど、家が楽しければ毎日ぜいたくできると気づいたんです」。自分もムリをせず、家族が喜ぶ工夫を探したら、よけいな支出が減って貯蓄は増加。Uさんがたどり着いた、楽しみながら貯める1週間をお見せします。
Uさんの「おうちぜいたく」で貯まる理由
お店風の物を作る→外出欲が収まる
ごほうびを仕込む→他の物がいらなくなる
みんなで楽しむ→値段以上に満足できる
Uさんの1カ月の家計表
<収入>
月収(手取り) 約33万5000円
(妻は現在育休中のため、ハローワークから給付金あり。給付金は子ども用貯蓄や株式投資などに充てている)
<貯蓄>
先取り貯蓄 6万5000円
<支出>
住居費 6万9000円
水道・光熱費 1万7000円
保険料 6万8000円
(車保険料1万2000円、学資保険料2万8000円、生命保険料2万8000円)
通信費 1万2000円
ガソリン代 8000円
食費 4万円
日用品費 0円
レジャー費 3000円
医療費 3000円
子ども費 1万5000円
奨学金返済 1万2000円
夫小遣い 2万円
妻小遣い 3000円
【月曜日】朝1分で、「本日のお得」をチェック
夫と子どもを見送ったら、立ったままサクッとチラシアプリをチェック(全国7割以上のスーパーの店舗情報が掲載)。特売品があれば、今日の予定に買い物を組み込みます。
チラシアプリ「トクバイ」が超使える!
買い物は平日2回に全集中
週1回のまとめ買いだと、「今日を逃すと来週まで買いたせないから、念のため……」と、よけいな物まで買いがち。平日2回にしたら、今必要な分だけを買えるようになりました。
在庫チェックでダブり買いも防止。
カレンダーに「今日使った金額」を書いて、週8000円予算を守る
以前は、細かく家計簿をつけていたけど、大切なのは「何を買ったかではなく、あといくら使えるか」だと気づき、今日使った金額をカレンダーに書くように。「次回、外出前にチェックすれば、予算内で買い物できます」。
「今週、あといくら使えるか」がひと目でわかる。
【火曜日】"自分ごほうび"は「今月の推し」をつくれば「アレもコレも欲しい」が防げる
疲れたら、妻小遣いで甘い物を解禁して心と体をリフレッシュ。でも、食べたい物を全部「自分ごほうび」にすると際限がなくなるから、「今の推し」を決めて、予算はかけすぎません。
炭酸水なのに果汁感がスゴイ!
ラムレーズンの風味がリッチすぎ!
【水曜日】「夫在宅デー」は"できたて"を家族で囲むだけでぜいたく(気分)
平日に家族そろって「いただきます」できるのは貴重だから、夫が在宅の日は、アツアツがおいしい餃子やシュウマイを準備。何でもない日も、お金をかけずに特別になります。
【木曜日】「特売品がない」&「なんか疲れた」日は買い物しないっ!
買い物に行きたくない日はムリをせず、家にある食材を使い切る日に切り替えて、お金と体力をセーブ。「5人家族だけど、鮭が2切れしかなくても気にしません」。
【金曜日】週末は、準備や片づけもみんなで楽しむ「パフォーマンスごはん」
夫が在宅の日はホットプレートが大活躍。キッチンで食材を仕込む間に、夫と子どもたちがテーブルの準備を担当します。共同作業をすると、出かけなくてもごはんの時間がイベントに。
【土曜日】少年野球用おにぎりはついでにたくさん作って外食欲をブロック
少年野球に通う長男用のおにぎりは、家族の昼食分も作って応援に。家にごはんがあれば、直帰できるので予定外の出費を防止。「中身がわかるよう、具材を少しのせるとお店風に♪」。
駄菓子屋さんなら家族で豪遊しても500円!
「たまには、金額を気にせず買い物したい!」。そんなときは、家族で駄菓子屋さんへ。好きな物を大人買いしても、少額だからノーストレス。
近所に"行きつけの店"をつくると、遠出しなくても大満足
夫と散歩中に見つけた焙煎珈琲屋さんで、1週間分の珈琲豆を購入。「味がいいのはもちろん、店主とのコミュニケーションは、人とのつながりを感じられるので値段以上に価値がある買い物習慣です」。
通い始めて6年目の珈琲屋さんの豆♪
【日曜日】カフェもいいけど、家でレシピを再現すればめちゃ楽しい
子ども3人を連れてカフェに行くのは、家計にも体力的にも負担。バニラシロップやキャラメルソースを買って、家で好きなドリンクを作れば、お得なうえに家族も盛り上がります。
約10杯分お得に。
夫婦だけの「珈琲連絡タイム」で家計を守る
夜は、夫婦で平日持ち越した相談や、目標の話をする時間。「夫婦が不仲だと、何かあったときに頼れず家計もくずれてしまうので、ふだんから目線を合わせるのを意識しています」。
長期休み前は、TOP3(夫、妻、長男)で「おうちぜいたく会議」をする
GWや夏休みの前は、夫婦と長男で「休みをどう楽しむか」を会議。事前に毎日の予定や家族の目標を立てることで、1日1日が超充実。「早めにイベント準備ができるので、場当たり的な支出もセーブできます」。
21時以降の「自分だけの時間」が明日のやりくりの活力です!
21時以降は、Uさんのフリータイム。「ママー」から解放されて、趣味に没頭したり事務作業を片づけたり、自分のペースで過ごしてパワーチャージ。
だれにも邪魔されずに本を読めるって幸せー!
大好きな映画「かもめ食堂」のシナモンロールを手作り。
毎月20日は、ウエルシアでTポイント1.5倍分の買い物ができるお得デー。モニターアンケートや買い物でTポイントをためまくり、月1回、ポイント分の日用品を購入。「19日に在庫をチェックして、買い物リストを作ります」。
疲れた日は、ダラダラせずさっさと寝て、明日頑張る!
電気を消してキャンドルナイトで非日常を味わう。
参照:『サンキュ!』2021年11月号「人生がうまくいく休日と平日」より。掲載している情報は2021年9月現在のものです。撮影/大森忠明 構成・文/出下真紀 編集/サンキュ!編集部